専業主婦が、2000万円で投資をしようと思ったときに・・・

今回のご質問は、株式市場の調子が良い時に限ってありがちな、典型的な質問でもあります。多くの人が、今回のご質問と似たような行動に出る事も考えられます。ぜひしっかりと本ページを読んで頂いて、無謀な投資をしないようにして下さい。


投資信託質問コーナーへ
ご質問等は、コチラのお問い合わせフォームをご利用ください



 


2000万円を投資信託に回そうと考えています

2017年12月:はなえ様(女性・40代)からのご連絡

40代半ばの専業主婦です。20年ほど正社員として働いて貯めたお金があり、その中から2000万円程を投資信託に回そうと考えています。そこで投資する金額についてご相談があります。

一括投資は避けたいと思っています。今後一年かけて毎月投資して、一年後に総額2000万円を投資する方が良いのか、それとももっと毎月の投資金額を抑えて、2年、3年、それより長く投資していった方がよいのかご教示いただけますでしょうか。宜しくお願い致します。






ご回答:無理やり投資する必要など無い、投資するならつみたてNISAでお試しを

まず、投資が本当に必要なのかどうか、再確認しましょう

はなえ様、ご質問ありがとうございます。正社員で20年間、コツコツと貯金をしてこられたという事で、実に素晴らしいと思います。今回の質問では2000万円を投資信託の購入に回したいとの事ですが、という事は、同じくらいだけ別に貯金があるのかなと想像しました。

さて、回答の1つ目は、投資する必要などあるのかどうかです。老後に必要な貯蓄は夫婦で3000万円程度あれば、あとは年金の併用でおおよそ問題無いと言われています。その基準からすると、今以上にお金を増やす必要性があるのかどうかです。

専業主婦という事ですから、ご主人の収入もある筈で、その貯蓄と退職時の退職金の受け取りなども考えると、5000万円くらいは行くのではないでしょうか。。

だとしたら、お金が逆に減る可能性もある投資にお金を回す必要など、無いのではないかと思います。

参考カンさんのコンサルティング体験談(貯金があるので投資は不要と判定)


貯金で資産を守ったり、あるいは高金利の預金で少しずつ確実に増やしていこうという場合は、弊サイトの姉妹サイトである定期預金の鬼を見て頂いて、少しでも金利の高い銀行に預けるようにして下さい。

しかし、一度投資というものを体験してみたいという気持ちがあるならば、投資というのは視野を広げる作業でもありますので、やってみるのも悪くありません。


初心者にも最適な、つみたてNISAを使い倒すと良い

という事で、「2000万円を投資に回したいのですが、何がよろしいでしょうか?」と銀行などにノコノコと聞きに行くのだけは避けましょう。これをやると、典型的なカモになって金融機関の好きなようにやられます。

ボッタクリ投資信託を買わされて、長期的に極めて不利な投資をさせられる可能性が大です。どのような投資信託を買わされるのかは、やはり姉妹サイトの投資信託の虎をご覧いただき、間違ってもそのようなものを買わないようにすることが、まずは大事です。

また、銀行に行くと、どんな感じでボッタクリ投資信託に誘導されるのかは、以下の2つのコンテンツをお読みいただくと何となく分かっていただけると思います。

参考評判通り?三菱UFJ銀行に投資信託の相談をした体験
参考みずほ銀行に投資信託(NISA)の相談に行った体験談


さて、投資信託を今まで購入したことも無いし、ましてや勉強もした事がない人は、どこから手を付ければよいのでしょうか。・・・答えは非課税投資制度でもあるつみたてNISAです。

今後20年間、つみたてNISA口座内での投資信託の利益が非課税になる制度で、すぐに始めれば月額約33000円、20年間で約800万円を積み立てる事が出来ます。この制度を活用する事を、強くお勧めします。

もちろんそれ以上に余剰資金があるのでしょうが、せめてこの制度を利用して1年以上は様子を見て頂いて、投資というものを「体感」してみて下さい

相場が大きく下落して、元本割れの含み損失がみるみるうちに拡大していくの平常心でやり過ごせる人ならば、追加でもっと大きな金額を投資に回す「資格」があります。


投資をする人は、どの程度のリスクに耐えられるか考えてください

さて仮に投資をする方向になった時に、真っ先に決めなくてはならないのが、損失をどの程度まで許容するかです。

よく、どれだけの利益が欲しいのか、まずそれを決めてから投資すべしというアドバイスがありますが、そんな事は絵に描いた餅であり、実際の相場は今のような大相場もあればリーマンショックのような大暴落もあります。

運不運によって、リターンなどは大きく変わりますので、そんな「願望」から投資を始めると、まず上手くいきません。利益ではなくて、損失をどれだけ受け入れるのかの方が、百倍大事です。この部分、儲けに目がくらんで、自分を失ってはいけないところです。




当サイトは、投資が趣味でもなければ仕事でもなく、投資でワクワクドキドキなどしたいと思わない人に対して、インデックス投資をおススメしています。

インデックス投資をすれば、10年単位の長期で見た場合に、プロが運用するのと同等か、それを上回るリターンを得られることが分かっていますので、これほど「楽」で、結果的に「楽しくなる」投資法は、他に無いと思えます。

まずはインデックス投資の始め方のページをよく読んでいただいて、どのように投資をしていけば良いのか、簡単で良いので知識を得てほしいなと思います。

インデックス投資で最も肝心なのは、自分のリスク許容度がどの程度なのかをある程度予想して、アセットアロケーションを決める事です。これが出来れば、10年20年の投資が自然とできるようになります。

ちなみに、アセットアロケーションを決める作業をすれば、おおよそどの程度のリターンを投資で期待できるのかが分かります。実際には相場の良い時悪い時で「ジグザグ」にリターンが出ますが、目安にはなります。

20年の長きに渡って投資を続ける事が出来れば、絶対とは言えませんが、ほぼ確実に近い線で、損することも無いだろうなと思います。

肝心なのは、今後絶対確実に、一度や二度は訪れる大暴落の時に、投資資金の50%以上もの大きな含み損を抱えた時であっても、それをやり過ごす事が出来るかどうかです。

株式だけに投資してリーマンショックが再来した場合には、恐らく5割を超えて6割くらいの含み損失を抱えます。こういう事態をイメージして投資するのが肝心です。

やり過ごせないと思ったら、堂々とリスクを下げてください。特にはなえ様は、過大なリスクを取らなくても、すでに貯蓄で財産が出来ているのですから。超保守的な資産配分比率で投資をするくらいで、全く問題ないと思います。


相場の調子が良い時こそ、用心してください

以上、投資などする必要があるのかどうか、あるいはやるにしても、まずはお試しで非課税口座を活用してみてはいかがでしょうか、という結論でした。

ちなみに、一括投資など、全くお勧めしません。一括で投資したのちに大暴落があって資産が半値になっても耐えられるというのなら、お好きにすると良いでしょう。1年とか2,3年かけて2000万円などというのも、ほとんど一括投資と変わりません。

ここ数年、世界経済が絶好調であり、日本だけでなくて全世界のどんな資産に投資しても、かなり楽に儲けることができます。

しかし、こんな時こそ、注意してください。今まで投資などした事が無かった人が「投資したい」と言いだしたタイミングこそ、相場の「天井」であったりします。

2000万円もの大金を投資するなら、本来はリーマンショックのような、ほとんど全員が恐怖で市場から逃げ出すようなタイミングこそが、ベストなのです。




投資において、欲に目が眩んだ人は共通して必ず自滅して相場から退場を余儀なくされるものだと、覚えておいてください。貯金は不勉強な者でも絶対に損はしませんが、投資においては不勉強は命取りでもあります。必ず学び、調べてから実行してください。

なお、最近発売されたインデックス投資の良著がありますので、Amazonのリンクを貼っておきます。投資信託のお勧めの本と共に、ぜひ一読されると良いでしょう。


お金は寝かせて増やしなさい





★この記事が参考になりましたら、ブックマークもしくはシェアをお願いいたします

ページトップへ戻る