積み立て投資1年で、当初予定の資産配分から随分と乖離

積み立て投資を実行して1年が経過した人からのご相談になります。一度積み立ての設定をすると、1年ではなくてこれが10年20年と続いていきます。ゆったりと自然体で資産を増やしていただきたいと思います。今回は、資産配分比率に関してのちょっとしたご質問です。


投資信託質問コーナーへ
ご質問等は、コチラのお問い合わせフォームをご利用ください



 


アセットアロケーションを計算し直すと以下のようになってしまっています

2018年1月:侑様(女性・20代)からのご連絡

お世話になります。一年前にアセットアロケーションのリスクとリターンについて質問した者です。以前質問に大変丁寧にお答えいただき、勇気を出してとりあえず少額の投資を始めることが出来ました。

その後一年経ち、そろそろリバランスの時期だなと思い、これから何をすべきなのか悩んでいる状態です。 色々悩んだ結果、少額で以下の投資を一年間してきました。

世界インデックスファンド(株式シフト型):2500円
三井住友・日本債券インデックスファンド:2000円
ひふみプラス:500円



もともとひふみプラスではなくニッセイTOPIXインデックスファンドに投資する予定でしたが、ひふみプラスに興味があったのでこちらにしました。ただ、取引履歴を確認したところ最初の2ヶ月だけ、これで積み立てしていました。

・世界インデックスファンド(株式シフト型):1500円
・三井住友・日本債券インデックスファンド:1000円
・ひふみプラス:500円


今日改めてアセットアロケーションを作り直すと以下のようにとなっていて(注・表は管理人が制作)、思いのほか日本株が増えてしまいリターンの割にリスクが上がっていました。

まだまだ知識が浅くリ、バランスも初めてなので今後何をすればいいのかわからず、質問させていただきました・・・。

資産クラスなど 当初のアセットアロケーション 1年後にチェックした比率
日本国債 41.3% 13.7%
新興国債 4.4% 4.5%
先進国債 6.9% 13.4%
日本株 13.8% 40.4%
新興国株 13.1% 13.4%
先進国株 20.6% 21%
コスト 0.54% 0.83%
リスク 10.27% 14.93%
リターン 5.25% 5.95%


一応元の予定通り株 : 債券を50 : 50に戻したいのですが、少額で様子見のような投資ですし、売るよりも日本債券を足した方が良いのか、もしくは別の方法があるのか教えていただけたらと思います。

もう一つ、これからの一年今のままのポートフォリオで債券を多目にし、株との金額に差を出して運用していけば、もう少し違った結果になるのでしょうか? それとも、日本株のひふみをインデックスファンドに変えたらもう少し落ち着いた運用になるのでしょうか?

何分初めてで、最初のアセットアロケーションを決めるのも大変でしたが、これからが運用なんだなと一年やってみて思いました・・・。

リバランスは慣れるものなのかもしれませんが本当にまだまだ初心者なので、またお時間あるときにお返事いただけたら幸いです。 よろしくお願い致します。




ご回答:何らかの計算間違いをしています、まだ特にリバランスは必要なし

恐らく計算ミスがあると思います

ご質問ありがとうございます。あれから1年なのですね。なんだか感慨深いです。こうして投資の一歩を踏み出せるか否かが、後々非常に大きな差となってきますから。

今回の結果を見た感想は、「ちょっと変だな」でした。ほぼ最初に決めたのに近いファンドを買っているのに、わずか1年で、資産配分比率が大きく乱れる事は無いはずだからです。念のため、私も計算してみた結果が、以下の比率になります。




私の計算結果では、ほぼ、当初の資産配分比率の通りになっています。現状、リバランス作業をする必要性はほとんど無いに等しいです。

世界経済インデックスファンドはバランスファンドですから、資産配分比率を計算する際に、ファンド内の資産クラスの数字の確認に、何らかの間違いがあったのではないかと思われます。

なお、現在の積み立て投資金額は月額で5000円と、まだまだ少額にとどまっています。今後、税制面での優遇でメリットの非常に大きい、個人型iDeCoやつみたてNISAの制度も活用して、積立金額の増額を図ってゆくと良いでしょう。

なお、ひふみ投信をインデックスファンドに変更すると「落ち着いた運用」になるのかどうかですが、落ち着いたというのが「価格の変動が少ない」という事を意味するならば、過去の数字ではひふみ投信のほうがインデックスファンドよりも標準偏差の数字が低く、値動きが少なめに落ち着いた運用になっています。


(ここでインデックスファンドとしてeMAXIS TOPIXインデックスを使っているのは、5年以上の運用歴が有るからです。値動きは<購入・換金手数料なし>ニッセイTOPIXインデックスファンドと変わりありません。)


もしも値動きが気になるようならば、リターンを落としてでも値動きを低くする運用を目指している、鎌倉投信の結い2101あたりを購入すると良いかもしれません。

上記の通り、緑線で表示した結い2101は、リターンはインデックスファンドより劣りますが、値動きはかなり平坦であり、落ち着いて値動きを見ていられるかと思います。

ただし侑さんの場合は日本国債を多めにすることによって、アセットアロケーション全体ではきちんと「落ち着いた運用」になっていますので、あまり細かいところを気にする事もないと思います。あくまでも、資産全体として見るようにして下さい

積み立て投資は日常的にほとんどやる事が無いので、今回のように変に細かい部分に目が行きます。しかし、大切なのは長きにわたって投資し続ける事なので、個人的には現状のままでなんら問題はないと思います。

また、皆さんに対して常に言っているのですが、ここ数年はあり得ないくらいに相場の調子が良く、2017年は絶好調に近い状況です。通常は、そのように何もストレスのない相場など有りませんから、その点は心にとめておいてください。

相場の大暴落もいつか必ず起きますので、その際は絶好の買い増しのチャンスだと心得、積み立てを止めずに、永久にこれを実行する気持ちでいるようにして下さいね。





★この記事が参考になりましたら、ブックマークもしくはシェアをお願いいたします

ページトップへ戻る