ファンドラップ口座を解約して自分で投資をしたいというご相談

D証券でファンドラップ口座を保有している資産をお持ちの方から、ご相談を頂きました。今回は、ウェブ上で回答するのが困難な部類のご質問ですので、きちんとした人に引き継ぎたいと思います。


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ファンドラップから自己責任の投資に切り替えたいです

2018年2月:デブコメさま(女性・60代)からのご連絡

還暦を過ぎ自分の人生終活を考えた時、投資について再考しようと考えました。両親からの遺産があり今は大手D証券のファンドラップ口座に預けております。口座は私・娘2人です。他にも外貨型の保険を死亡した際、娘が受取人で相続対策として1000万加入しております。

ファンドラップだけでも3人で1億強あります。他には債券等もありますがかなりのマイナスで時期がきたら自分で考えなくてはと思っています。

ファンドラップは私が基本コースで1,650万が現在2,080万です。娘二人は同額では運用コース安定運用が2,500万で、現在2,680万です。

損失は今年12月に償還を迎えますトルコリラ建て債券1,060万、リラが下落していますので半額近くだと思います。娘二人は昨年ランド建て債券を解約して200万の損失が出ていますので2月確定申告をします。




いまさらですが最近手数料等がかなりの額であることに気が付きました。(運用期間は5年経過しており次回更新は3月となります)今は含み益がありますので解約を検討しています。

娘たちも30歳を過ぎ家庭を持っておりますので自分で管理をさせようと思います。(仕事と家事と子育てで忙しく、中々投資に興味を持ってくれません。)

投資信託でニッセイインデックスファンドを複数毎月定期購入していく方法で長期投資がいいかと自分では考えたのですがなにぶん素人ですのでアドバイスいただけましたら幸いです。2018年人任せの投資から自己責任の投資に切り替えたいです。

本当に無知で言われるままできましたが今から勉強していきます。積み立てNISA対象の投資信託は、ネット証券口座開設まではしました。






ご回答:典型的に金融機関のカモであり、目的をハッキリさせることが必要

お金の事を相談するのに、商品を売りたいだけの金融機関に行くのが間違い

この度は、恐らく勇気を出して相談してくださったことに、まずは「よく決心しましたね」と申し上げたいです。しかも還暦を迎えられており、普通は「もういいや」と諦めの気持ちを抱くでしょうに、本当にご立派だと思います。

今回の事で懲りたと思いますが、資産運用の相談をするときに、金融機関に行ってはなりません。銀行や証券会社などは、自社が利益を上げればそれで良しであり、顧客の財産の増大よりも、自社が儲かる商品を異様に売りたがる、とても不誠実な場所なのです。

当サイト管理人も、ラップ口座のダメさ加減については姉妹サイトにて、ラップ型ファンド(ラップ口座)は新手の手数料泥棒という記事を書いていて、その中で野村證券、大和証券、三井住友銀行のラップ口座の担当者と接触して、そのいい加減さを告発しています。

そして、大和ラップ口座の運用成績など全く平凡この上ないレベルなのに対して、大和ラップ口座の手数料は非常に高額で、年間に約3%ものコストを支払います。

もしも1億円を運用していたら、市販のごく普通の投資信託と運用成績が変わらないレベルのものに、なんと300万円もの気絶しそうなほどの手数料を毎年支払わなくてはならないのです。まさしくカモがボッタクリをされているとしか言えません。

今回は相続税対策として外貨型の保険も利用されているという事で、節税対策については当サイトはその範疇の外ですから、節税に詳しい、金融機関とは全く独立した中立な立場の税理士に相談すると良いでしょう。

ラップ口座と高金利の新興国建て債券に関しては、人に勧めておいて金融機関の人間は全くそれを利用しないようなダメ商品と言えますから、考えるまでもなく解約するのがベターだと思います。


投資をする必要が有るのかを含めて、再考を

さてところで、デブコメさまは、何故投資をしているのでしょうか? ラップ口座を使っているとしたらキャピタルゲイン目的の投資でしょうから、将来的にさらに資産を増やそうという事であり、配当金で生活するとか、そういう目的ではありませんよね。

ファンドラップ口座に1億円あるとの事ですが、デブコメさまの現在の運用額と娘さんお2人の運用額を合算しても1億円ではないと思うので、もうこの部分から、資産運用をしている人のマインドとは相当かけ離れています。投資をしっかりとしている人は、投資資金を間違えたりはしません。

トルコリラ建て債券(娘さんは南アフリカランド建て債券)なども、日本で暮らしている人が、いったいどんな理由で、行ったことの無いような辺鄙な国にお金を貸し付けているのか(債券とは借用証書のようなものなのです)、投資する意味が分かりません。

デブコメさまが暮らすのに困らない十分な資金をお持ちなのであれば、投資などする必要が果たしてあるのかどうかも含め、非常に慎重に判断すべきだと思います。

ニッセイインデックスファンドの名称を挙げておられますが、どこかから「ニッセイが良い」と聞いてきただけだとしたら、今までの投資と本質は変わりませんよね。インデックス投資をするのが良いと判断するならば、せめてインデックス投資の始め方を学んでください。

姉妹サイトの定期預金の鬼を見て頂くと分かる通り、現金の預け先として今でも十分に納得できる金利の銀行はいくつもあります。そのようなところで、リスクを一切無しにして、確実に現金を守るようなやり方で良いのではないでしょうか?

娘さんお2人に関しても、投資をする気は全く無いようですね。この場合も、ラップ口座など金融機関への寄付のようなものですから、全て解約して考え直すと良いでしょう。投資をする気が無いのであれば、やはりひたすら高金利の定期預金に預け入れるのがベストです。

貯金はほとんど何も勉強せずともお金が減る事はありませんが、投資は不勉強な人は絶対に儲けられません。むしろ損する人がほとんどなので、その点を十分に胸に刻んで頂いて、投資をするならばまずは最低限の勉強をして欲しいなと思います。


独立系のインデックス投資アドバイザーの、カンさんに相談すると良いです

今回は、投資している先がラップ口座としか分からず(しかも金額が全く合わない)、トルコリラ建て債券も詳細が不明なので、具体的にあれこれと申し上げるのが非常に難しいです。

数千万円もある資産に対して、年間40万円が上限のつみたてNISAを利用する意味もあまり無いような気もしますが、投資信託を積み立ててみるというお試し感覚なのであれば、やっても良いかもしれませんね。

個人的には、デブコメさまのリスク許容度がかなり低いと勝手に解釈をしまして、資産配分比率もデブコメさまに合っているかどうかは分からない中であえて挙げるとしたら、

三井住友・DC年金バランス30(債券重点型)(愛称:マイパッケージ)
三井住友・DC年金バランスゼロ(債券型)(愛称:マイパッケージZERO)


あたりを時間を分割して買い付けるのが宜しいのではないかと思います。それぞれ信託報酬が税抜きで0.22%しかかかりませんので、1億円保有していたとしても金融機関に抜き取られるのは年間22万円ほどにしかなりません。超低コストインデックスファンドです。

値動きがマイルドでリスク許容度の低い人向けのファンドであっても、市場の環境によっては価格が暴落する事もあり得ます。そのような時も長期間我慢して、一時的な(数年レベルの)価格の下げがあったとしても、とにかく長期投資できる人でないと、投資は難しいです。


(該当ファンドは、上記を見ると分かる通り、マイルドな値動きです)


今回のご質問はハッキリしない部分も多く、仮にハッキリしたとしたら、当サイトで回答するにはあまりにも多岐にわたってお話しなくてはならない問題なので、しっかりと回答を差し上げるのは極めて困難です。

従って、独立系のインデックス投資アドバイザーの、カン・チュンドさんに相談されると良いと思います。有料になりますが、ラップ口座にお金を支払って後々毎年のように猛烈な金額を支払う「代償」を考えると、その料金など正直、安いものです。

カンさんに相談した時の体験談も、当サイトに掲載してございます。詳しくは下記を見て頂いて、いちど相談の予約を入れてみてはいかがでしょうか。(人をカモにするような方ではありません。特定の金融機関とのつながりもありませんから、信用できます。)

参考カン・チュンドさんの個別コンサルティング体験談





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