銀行に勧められて買ってしまった投資信託の処分が楽になる考え方

前回、銀行に言われるがままにボッタクリ投資信託を購入してしまったとお悩み相談をいただいた女性からの、追加のお便りになります。とても理解力の高い人で、ちょっと驚きました。この人なら、いざ投資を始めたら、10年20年と継続できればまず成功しますね。


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バランス型投信を2つ組み込むのは問題ありますでしょうか?

2018年1月:しこちゃん様(女性・40代)からのご連絡

こんばんは。早速のご回答ありがとうございます。堀田様に色々なご指摘や助言を頂き、自分の事が丸裸にされた気分でした。まずは銀行での投信を解約しました。

自分の投資は債券比率を高くしたスタイルを望んでます。堀田様に推奨して頂いた投資信託、長期の投資をしていきますのでiDeCoを活用していこうと思います。

分配型投信は良くないことがわかりましたので、無分配で後は何もせず、放置プレイに徹します。そして自分なりのアセットローケーションを作成しました。

三井住友DCバランスゼロ(債券型):1万円

iDeCoを活用して

たわらノーロード国内債券 :1万7000円
セゾンバンガードグローバルバランスファンド :3000円


その結果、

・コスト0.22%
・リスク7.55%
・リターン4.86%


になりました。2標準偏差で考えてリスク10.24、リターン19.96ですので、自分としても許容範囲内です。

質問ですがバランス型投信を2つ組み込むのは問題ありますでしょうか。

会社で財形をしてますが、財形もアセットローケーションに組み込むべきでしょうか。8万円財形してます。組み込んだ場合、日本債券が80%以上となります。

日本株式や新興国株式や先進国株式の割合を増やすべきでしょうか。







ご回答:もう少し、シンプルに出来るかもしれません

再度のご質問、ありがとうございます。銀行で行った間違った投資を即刻解約しに行くとは、素晴らしい行動力です。感心してしまいました。

そして、メールからは具体的なアセットアロケーションは分かりませんが、リスクとリターンの関係もご自身のリスク許容度に合致したものができたという事で、その点も問題無いのではないでしょうか。コストもすさまじく低く、凄いなあと思いました。

日本株式や新興国株式や先進国株式の割合を増やしても、リスクを過剰に取る事にならなければ(想定したリスクリターンの関係が乱れなければ)、お好みで割合を増やしても問題ありません。

それらの投資比率を増やせば正解とか、逆に全く組み入れないから間違いとか、そのような事は全くありませんので、必要以上に気にしなくても良いですね。

一つ懸念するとしたら、やはりバランスファンドが2つ有って、更にはそこに国内債券ファンドがあると、アセットアロケーションの計算が非常に面倒になると思います。

3年に1回程度リバランスの作業をする際に、所定の資産配分比率にきっちりとリバランスできなくなるでしょうから、なんとなくもやもやした気持ちになる事も考えられます。

それならば、例えば日本株や先進国株も少ないながらも一定程度、最初から組み入れられており、それでいて債券投資がメインになるバランスファンド、三井住友・DC年金バランス30(債券重点型)(マイパッケージ)をメインとしながら、そこにたわらノーロード国内債券を多めに追加すれば、所定のリスクリターンに近い数字が出るのではないかと思います。

iDeCo口座ではたわらノーロード国内債券を2万円程度積み立てて、積み立てNISA口座を新たに開設して、マイパッケージを1万円程度積み立てると良いでしょう。(それぞれの口座に積み立てる金額は、リスクリターンの数字が出てから割り振って下さいね。)

こうすればどちらの口座でも利益が出た分が完全に無税になりますから、非常に「美味しい」投資を実現する事ができますね。

また、これならばリバランスの際にどちらかの口座の積み立て分を一時停止するだけで、かなりの程度リバランスできて、ほとんど問題無くなると思います。

なお財形は貯蓄になるので、国内債券ではなくて現金扱いになります。財形と通常の貯金を合わせて「現金」とカウントして、現金のような無リスク資産と、株や債券のような投資資産(リスク資産)の2つに分けて考えて、この2つを常に一定の比率に保つような事をすれば、財産のコントロールが非常に分かりやすくなりますね。

何らかの理由で現金を使い過ぎた場合は現金比率が落ちますから、投資に回す資金を減らして貯金に回すという「リバランス」をやる訳です。そうすると、家計全体が晒される「リスク」というのは、常に一定にコントロールできることになります。

さて、今回のご回答は以上になります。あまり難しく考えすぎないで、とにかく淡々と長期で積み立てを実行するのが一番です。

ちょうど先週金曜日、アメリカのダウ平均株価が600ドル以上も下がって、けっこう大騒ぎしている人も見受けられます。リスク許容度をしっかりと見つめたうえで投資をすれば、いくら株価が下がろうが、そんな事は想定内のへっちゃらな投資になります。

むしろ積み立て投資においては、値段が下がる事は買える口数が増える事ですから、将来価格が戻った時にはより大きなリターンを獲得できることになります。暴落万歳の姿勢で、長期投資を実行していきたいですね。





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