つみたてNISAと普通のNISA、どちらを選べば良いでしょうか?

今回は、積み立て投資をやってみたいという人からのご質問です。積み立てを、一般のNISAとつみたてNISAのどちらの口座を使えば良いかという、悩ましいけれども、実は答えが簡単な問題です。


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なかなか決められないので、アドバイスをお願いいたします

2018年3月:usa usaさま(女性・年代不明)からのご連絡

初めまして。投資信託に興味を持ち、調べているうちにこちらを拝見しました。今までの貯蓄は定期預金などノーリスクのものばかりでしたが、今後は積み立て投信で少しずつ資産運用をシフトできればと考えています。

今検討しているのが、積み立て投信月10万、個人向け国債月5万です。そのうちの積み立て投信、年間120万をnisaで行うか、積み立てnisa40万+課税口座80万にするかを悩んでいます。

つみたてNISAと一般NISAはどちらが良いか


積み立て投信は長期で行いたいのでnisa5年では短い気がしますが、積み立てnisaだと年間投資枠が少ない気もします。

ちなみに積み立て投信月10万の内訳は

・国内株式10
・先進国株式60
・新興国15
・先進国債券15



にしようかと考えています。但し先進国株式は米国のみにするか全体にするか迷っています。なかなか決め切れないので、アドバイスを頂けると嬉しいです。何卒よろしくお願いいたします。



ご回答:つみたてNISAプラスiDeCo(個人型確定拠出年金)でいかがでしょうか

NISAに関しては確かに悩ましいが、悩んでいても答えは無い

usa usaさま、今回はノーロード投信サイトの質問コーナーをご利用くださいまして、ありがとうございます。積み立て投資に月に15万円とは、凄いですね。恐らく今までも同じくらいの貯蓄をしていらしたと思いますので、驚嘆すべき貯蓄体質の持ち主です!

今回のNISAの件、これはインデックス投資をしている人も含めて、恐らく共通の悩みだと思います。金額は大きいのに非課税期間が短い一般NISAと、期間は20年と十分な長さなのに金額が少ないつみたてNISA、帯に短したすきに長し、といったところでしょうか。

どちらを選ぶか、これには全く正解はありません。インデックス投資家にも、金額重視で一般NISAを選ぶ人がいる一方で、期間を最重要視する人も多いです。私は期間重視なので、つみたてNISAを利用し始めました。(期間を重視する理由は、以下のリンク)

参考つみたてNISAはおすすめ商品でのインデックス投資が最強


一方で我が家の妻は、配当金目当ての投資配当金目当ての投資をしており、キャピタルゲインは関係なくて、配当金に税金がかからなければ良いという割り切りをしているので、一般NISAです。


iDeCo(個人型確定拠出年金)を使う事が一つの回答にもなる

でも、つみたてNISAで利用できる金額が少ないからと言って、諦める必要はありません。なぜなら、つみたてNISAと同等以上の非常に大きなメリットのある非課税口座、iDeCo(個人型確定拠出年金)があるからです。

つみたてNISAにiDeCoを併用


usa usaさまが、iDeCoで月額いくらの枠があるのか、属性によって変わってきますが(あるいは企業型確定拠出年金かもしれませんが)、仮に月に2万3000円の拠出枠があったとすると、つみたてNISAの3万3000円とあわせると、月額5万6000円にもなります。

一般NISAの10万円にはまだまだ劣りますけれども、iDeCoはつみたてNISAをはるかに上回る長さの非課税期間がありますし(年齢によりますが)、100%納得とまでは行かないまでも、そこそこ満足できるのではないかと思います。

あるいは、iDeCoに月に23000円を積み立てて、残りを一般のNISAに7万7000円積み立てる方法もありますね。金額と期間を、上手い具合にミックスさせるやり方です。

一般NISAも、非課税期間が終了しても投資自体は継続しますから、仮に期間中に株が下がって非課税メリットを受け取れなくても、そこから投資を終えるまでの長期に渡って保有し続けるでしょうから、最終的にはきちんとプラスリターンで投資を終えられる可能性が高いです。

あまり細かくどちらのNISAが良いのかを考えるよりは、どちらでも構わないので、とにかく投資を早くスタートさせて、投資元本の積み上げを早くする事の方が重要だと思います。複利効果は後になればなるほど利いてきますしね。

なお、それぞれの資産クラスの振り分けは、期待リターンの高いものを、いちばん期間の長い投資に振り向けます。現在の年齢から、つみたてNISAとiDeCoのいずれか期間の長い方に新興国株式を充てて、その次から先進国株式、日本株式、先進国債券と充てましょう。


資産配分には特に問題が無いように思えるが、米国株投資は再考を

アセットアロケーションに関しても、個人向け国債を安全資産だと位置づけると、特に大きな問題は感じません。(とうぜん、リスクの具体的なチェックはしているという前提です)

先進国株を、米国株だけにするかどうかの点に関しては、これも投資スタイルによって変わります。当サイトは国際分散投資が理にかなっていると考えておりますが、米国株だけに投資していれば国際分散投資の代替えになって、更にはより高いリターンを継続して得られると考えるのであれば、米国だけに投資するのもアリでしょう。

しかしそうなると、usa usaさまの場合は日本とアメリカと新興国の株に投資をして、ヨーロッパやアジア太平洋地区の先進国だけ除外する事になり、これに何の意味があるのかかなり疑問に感じます。

米国株に投資をしたいなら、日本も新興国も全て取りやめにして米国株に集中投資するのが理に適っていると思います。それ以外の地区にも投資するならば、素直に国際分散投資をするほうが良いのではないでしょうか?

なお、今年(2018年)は、2月から比較的大きな株価の変動に見舞われている相場です。株式相場は毎年1回はこのような変動があるので、ごく当たり前の事が起こっているだけなのですが、それでもここ2,3年で投資を始めた人は、非常に落ち着かない毎日を送っているみたいです。

しかし、投資というのはそういうものを乗り越えて、時には資産が半値以下に落ち込むようなリーマンショッククラスの大暴落も乗り越えて、資産を成長させていくものです。

目先の株価の変動などは長期で見るとまったくどうという事はありませんから、ひたすら愚直に、必要なのはある程度の鈍感力、周囲が狼狽えようとも我関せずで淡々と、そして堂々と投資を継続していきましょう。



NISAが良く分かる本を一読されることをおススメします

ところで、NISA全般で、最も分かりやすく、どなたにもお勧めの竹川美奈子さんの本がありますので、Amazonのリンクを貼り付けておきますね。

同時に、同じく竹川さんの確定拠出年金の本「一番やさしい! 一番くわしい! 個人型確定拠出年金iDeCo(イデコ)活用入門」も読んでおくと良いでしょう。

竹川美奈子さんの、つみたてNISAの本

税金がタダになる、おトクな「つみたてNISA」「一般NISA」活用入門





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