つみたてNISAに限っては、大手証券会社の利用でもオッケー

今まで大手証券会社で一般NISAを利用していた人が、ネット証券のつみたてNISAに変更しようかどうか迷っています。この問題については、意外な回答が導き出されます。大手証券会社でも、特段の問題は有りません。


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つみたてNISAに変更する事でデメリットはありますでしょうか?

投稿者:よこいさま(30代・女性)2018年9月

初めてメールをさせて頂きますよこいと申します。投資初心者です。大手証券会社にNISAで個別株をもっているのですが正直運用がよくわからず、積み立てNISAとネット証券の存在を知り変更したいと思っています。

NISAの口座を変更する時は個別株はそのまま大手証券会社で特定口座になると思うのですがこの認識で問題ないでしょうか。変更する事のデメリットもあると聞くのですが証券会社は変えない方がいいのでしょうか。

個人的には少額でコツコツ積み立てをしていきたいので、ネット証券の積み立てNISAに変更したいのですが、積みたてNISAに変更する事で何かデメリットはありますでしょうか。お手数ではございますがご教授頂けますと幸いです。どうぞ宜しくお願いいたします。




ご回答:大手証券会社のつみたてNISAでも、全く問題ありません

NISA口座の変更と個別株の取り扱い

よこい様、当サイトにメールをいただきまして、ありがとうございます。さて、今回のご質問は一見悩ましい問題のように感じますが、案外シンプルに答えを出す事ができます。

つみたてNISAと一般NISAはどちらが良いか


まず、NISA口座の金融機関を変更するとの事。現在利用している大手証券会社がどこなのか分かりませんが、仮に野村証券だとしましょうか。

野村証券のNISA口座で保有している商品(個別株なり投資信託なり)を、そのまま他の金融機関に移管する事はできません。NISA口座の変更自体はできますが、中身の商品までは移し替える事ができません。

ただし、今まで利用してきた野村証券のNISA口座自体は残す事ができますので、今持っている個別株は野村証券のNISA口座で引き続き管理されてはいかがでしょうか。

どうしても野村証券は嫌いなので、NISA口座を取りやめにしたいと思った場合は、それはそれで構いません。ただしその場合は、野村証券のNISA口座内で一度全てを売却して、非課税で現金化するという事になります。

個人的には、お便りには「運用がよく分からず」と記されていますので、理解していないのに個別株を保有し続けるというのはいかがなものかとも思いますので、NISA口座の非課税メリットを最大限に発揮させるという意味も込めて、売却して利益確定をするのも良いかもしれません。

なお、野村証券のNISA口座を残したとしても、最初の5年間を経過してしまったら、更に期間を5年間延長するロールオーバーの手続きは出来ません。野村証券でのNISA口座の期間が終わるタイミングで、現金化する事になります。

つまり、NISA口座の移管に伴うデメリットは、中身を移し替える事が出来ない点、そしてロールオーバーが出来ない点の2点になります。もちろん、別の金融機関に別途、NISA口座の申し込みをするめんどくささというのもデメリットですね。


ネット証券でも新たにNISA口座を開設

NISAは、年に1回しか口座を作る事ができません。今後ネット証券でつみたてNISAを利用する場合は、2019年の分の申し込みになります。

一般のNISA口座とつみたてNISAの違いについては、つみたてNISAと普通のNISAはどちらを選べば良いですか?のページもあわせてご覧ください。

また、つみたてNISAはおすすめ商品でのインデックス投資が最強のページは必ず読んで頂いて、つみたてNISAの特徴を把握して下さい。

つみたてNISAは、小額からコツコツと積み立て投資を行う事になります。したがって、お金持ちでなくても時間をかけて、投資を実行する事が可能になります。(投資はお金持ちのやる事だというイメージが強いですからね)

また、試しに積み立てをしながら、並行して投資の勉強をすると言った事もできます。非常に手軽に始められるのが大きなメリットです。



大手証券会社のつみたてNISAのラインナップ

ところで、大手証券会社からネット証券に移って、つみたてNISAを利用したいとの事ですが、つみたてNISAに関しては、大手証券会社でも特段の問題はありません

もともと、つみたてNISAの商品の選択は金融庁が行っている関係で、どれも極めて低コストのインデックスファンドが豊富にそろっています。投資のマニアのような人たち以外にとっては各社の違いはほとんどありませんから、今まで通りのNISA口座の活用で宜しいかと思います。

大手証券会社のつみたてNISAの商品ラインナップ

以下、大手証券会社2社の、つみたてNISAの取り扱いファンドを一覧にまとめます。信託報酬は税込み表示です。「※」の付いた表示は、アクティブファンドです。

なお、大手証券会社のうち、SMBC日興証券はつみたてNISAの取り扱いをしていませんので、ここでは除外しています。


野村証券のつみたてNISA

野村証券のつみたてNISAは、少数精鋭といったところでしょうか。全く問題無いと思います。人気の日本株アクティブファンドのひふみプラスが入っているのが特徴とも言えます。

なお、当サイト管理人は野村証券ではなく楽天証券でつみたてNISAを利用していますが、積み立てている商品は、以下の表にもある野村つみたて外国株投信です。

公式サイトhttps://www.nomura.co.jp/nomuranisa/tsumitate/

投資先 ファンドの名称 信託報酬
日本株 野村つみたて日本株投信 0.17%
ひふみプラス 0.98%
コモンズ30ファンド 0.98%
全世界株 野村つみたて外国株投信 0.19%
バランス 野村6資産均等バランス 0.22%
つみたて8資産均等バランス 0.22%


大和証券のつみたてNISA

大和証券は、細かく様々な商品を充てているのが特徴です。超低コストのインデックスファンドシリーズのiFreeインデックスシリーズを活用しています。複数の商品でポートフォリオを構成したい人に、特に良いですね。

また、バランスファンドが充実しており、つみたてNISAを資産形成のメインにしたい人は、ダイワ・ライフ・バランスを中核として買い付ける事により、それを実現する事ができます。

公式サイトhttp://www.daiwa.jp/nisa/tsumi_nisa/


投資先 ファンドの名称 信託報酬
日本株 iFree TOPIXインデックス 0.17%
iFree 日経225インデックス 0.17%
iFree JPX日経400インデックス 0.195%
年金積立Jグロース(つみたてJグロース) 0.82%
先進国株 iFree 外国株式インデックス(為替ヘッジなし) 0.19%
iFree 外国株式インデックス(為替ヘッジあり) 0.19%
米国株 iFree S&P500インデックス 0.225%
バランス ダイワ・ライフ・バランス30 0.18%
ダイワ・ライフ・バランス50 0.2%
ダイワ・ライフ・バランス70 0.22%
iFree 8資産バランス 0.22%


つみたてNISAなどを活用する時の注意点

さて、以上のようにラインナップを見てきた訳ですが、どの商品をどのくらいの割合で購入すれば良いのかは、アセットアロケーションを決めるという作業が必要です。

基本的につみたてNISAは、株式ファンドだけで構成されています。株は今のように相場が好調な時は大きく利益が乗りますが、相場が逆回転して暴落などが起きると、平気で何割もの元本が目減りする、ハイリスクな資産です。

したたって、どの投資先の株に何割の比率を割くのかを決める作業が非常に重要です。そして、株だけでなく、安全資産の債券(無リスクという意味ではない)への投資もミックスして、資産全体でのリスク管理をしっかりと行う事が最も重要です。

つみたてNISAで株と債券に分散投資しようと思ったら、バランスファンドを活用する事になりますし、余計に資産配分比率の検討は大事です。

とりあえず買ってみようというのは初期の初期だけにとどめ、「勉強しないで適当に投資をすると、いずれ相場から退場して大きく損を出す」事を肝に銘じて頂いて、投資信託のおススメの本を読むなどして頂き、知識を深めるようにして下さい。





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