今後、ひふみプラスを買っても良いのかどうか、あるいはインデックスファンドを買うべきかどうか・・・

かつてもひふみプラスを買うかどうか迷い、その時は超高コストのボッタクリ投資信託を買って損失を出してしまった人が、「今度こそひふみプラスを買うべきか否か」を思案しておられます。本件は初心者によくありがちな思考になりますので、それを改める事が肝要です。

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ひふみプラスは現時点でも購入してもいいものでしょうか?

2019年1月:みかんまる様(女性・年代不明)よりのご質問

初めまして。テンプルトンDコース野村証券で勧められ、2015年だったでしょうか、130円の円安になるからと言われ、為替ヘッジなしのDコースを購入しました。

結構高値のところで買ったので分配金を差し引いても20万円以上損失を出しました。野村証券の嘘情報のせいでこんなカス投資信託を購入してしまったこと、野村証券とは二度と関わりたくありません。父も新光US-REITを購入しており、親子揃ってバカですよねw

ところで、こちらで勧めておられた「ひふみプラス」ですが、現在なかずとばすの投資信託になっている気がしますが、ひふみプラスは現時点でも購入してもいいものでしょうか?

実はひふみプラスは基準価格20000円代のころから狙っていた投資信託なんですが、右肩上がりで下がらなかったために、テンプルトンDコースなんてものを買ってしまいました。

ひふみプラスよりもインデックス投資信託を購入したほうがよろしいでしょうか?回答よろしくお願いします。


ひふみプラスが不調


ご回答:買うより先に、投資の勉強をするのが必要だと感じます

投資は、勉強しない人は決して勝つことができない

みかんまる様、ご質問ありがとうございます。野村證券のせいで、酷い目に合いましたね。野村證券がらみでは頻繁に「彼らに騙された」というお便りをいただきますし、最近でも野村証券でNISA口座を開くとこんな商品を推奨されるという事例などを書いたばかりです。

そして、私たちから高額な手数料を巻き上げておいて、彼ら社員はこのツイートのように、素晴らしく美味しい境遇で働いている訳で、正直、やってられません・・・。


しかし、しょうもない会社だと思いますが、彼らは合法的に詐欺をやっているだけであり(つまり違法性はない)、責任を取ってもらう事は出来ません。投資は自己責任ですから、投資で負けた時は実は野村證券が悪いのではなくて、全てご自身が悪いと考えるようにしましょう。投資で勝つには、そういうマインドの部分も非常に大きいのです。

そもそも、投資は人に聞いている時点で、ほとんど負けが確定しているようなものです。野村證券に「何が良いですか?」と聞いて、彼らが答えたものを特にご自身で調べる事なく買う訳ですから、世の中、そんなに簡単に儲かる訳が有りません。

仮に、100歩譲って野村テンプルトン・トータル・リターンDコースだったり、新光US-REIT オープン(ゼウス)なりを買うとした場合でも、では一体どのようなタイミングで買い、どこで売却するのか、あるいは投資のリスクとリターンは表裏一体ですから、損する可能性もある訳で、ではどの程度の損失の時にどう損切りするのか、ご自身で決める必要があります。

野村證券やら金融機関の店頭や営業マンに相談するにしても、彼らの本業は売りつける事であり、売り買いのタイミングを懇切丁寧に教える事ではありません。それらは全て、ご自身で学び、そして投資の方針を立案しなくてはならないのです。

当サイトにおいても、「このファンドは酷い」とか「この投資信託は評価できる」という情報は発信しておりますが、評価できるファンドをどのタイミングで買うかには正解など無く、全て自分の投資スタイルに合わせて、自分で決めて頂く必要があります。

更に、ひふみプラスとインデックスファンドのどちらが良いかという質問自体も、全く意味が不明な事であり、分かりやすく言うと「牛肉と野菜のどっちが良いですか?」と仰っているのに等しいですから、とにかく勉強し直す事をお勧めします。

当サイトは、ごく一般の人にとってはインデックス投資が最適だというコンセプトで運営しており、それに沿って、以下の書籍をご一読される事をお勧めしています。

参考投資信託おすすめの本ベストセレクト


投資で成功してしっかりと利益が出ている人は、ほとんど共通して多くの勉強をしています。投資の本など、最低30冊はほぼ絶対と言って良いほど読んでいますし、私も同様です。

そのような勉強をしない人が、勉強した人に勝てる訳がないと心得てください。株式市場(あるいは債券市場)には、百戦錬磨の熟練者だけでなく、それを凌駕するようなAIが待ち構えているのです。


ひふみプラスは買い時なのか?

さて、勉強をして頂いた上で、単純に、ひふみプラスの今が買うに値する状況なのかどうかだけ、少々考察してみましょう。

まず、「牛肉同士で比較」します。ひふみプラスの参考指数はTOPIXですから、TOPIXをベンチマークとするインデックスファンドならば、比較対象になります。ここでは運用歴の長い日本株式インデックスeを持ちだして、比べてみます。

(ベンチマークが分からないようであれば、投資信託を買う上での最低限の知識になりますので、勉強が先決と言う事になります。)

また、ひふみプラスは投資信託の評価会社であるモーニングスター社の分類では「国内中型グロース」にカテゴライズされており、その分類平均との比較も行います。結果は下記。




結果は、見る時間軸によって変化します。3年や5年というスパンで見ると、TOPIXに正しく連動するインデックスファンドや、日本の中型成長株ファンドの平均的なリターンよりも、極めて成績が優秀である事が分かります。過去の実績という意味では、個人的には評価できる投資信託だと思います。

しかし、では今買うのかと言うと、判断に迷います。例えば、直近1年間の成績は上記で見てもTOPIXにも分類平均にも劣っています。

しかも、以下に示すように、3者とも高値(青線)が切り下がり、安値(紫線)も切り下がって、1年スパンでは明確に下落トレンドを示しています。




みかんまる様が10年以上のスパンの長期の積み立て投資をするのであれば、下落トレンドに入っても特に気にする事なく毎月の買い付けをしていっても別に悪手だとは思いませんが、一括投資をする方針ならば、どこまで下がるか分からない中で買うのは妙な行動かもしれません。

とは言っても、TOPIXは1年間で25%近くも下げる局面が有り、いくらなんでもそれは下げ過ぎなのではないかと言う疑問もわきます。人によっては、こういう急な下げ局面こそ、買いの場面だとする人もおられます。

下げ局面での「下げ過ぎ」の判断は、テクニカル的に様々な指標を見て判断する事になり、まさしく勉強した人でないと何も判断が付かない事になります。全く下げ過ぎとは言えないと判定を下す人もいます。

つまり、同じ相場を眺めていても、その人の投資スタイルによって全く見える景色が異なる訳です。従って、ひふみプラスに投資して良いのか否かは、みかんまる様がご自身の投資の方針がハッキリしてからでないと、何も判断ができないという答えになりますね。

個人的には、ひふみプラスはアクティブファンドですから、参考指数に勝利しないと全く意味が無いと考えます。直近1年ほどで参考指数に5%も大きく負けているような状況では、様子見として良いと思っています。

ところが、現状が酷い成績でも、ひふみプラスというアクティブファンドはユニークな存在であり、珍しく運用者の顔が見える投資信託です。

野村テンプルトンとか新光UR-REITなど、どこの誰がどのような運用をしているのか、皆目、分かりません。当サイト管理人は個人的に、そういったアクティブファンドは、投資家をバカにした最たる例だと思っているのですが、ひふみプラスに関しては、全く別物です。

ファンドマネージャーが誰で、現状や今後についてどのような運用方針を持っているのかの情報発信が豊富で、「顔の見えるファンド」となっています。

投資家によってはその部分を高く評価して、直近1年は不本意な成績ながらも、それ以外のほとんどの時期は著しく良好なリターンであった事も含めて、今こそ買い支えてやろうと意気込む人もいます。

それと、みかんまる様は基準価額が20000円台だと高いと感じたとの事ですが、株価と違って、基準価額は金額だけで高い低いはありません。もしかしたら、その勘違いも間違った判断につながったのかもしれません。以下を参考にして頂いて、確認をお願いします。

参考基準価格は高い安いどちらが良いのか?


投資の唯一の正解は、自分の判断基準を持つこと

さて、以上までに、とりとめのないような書き方をしてまいりましたが、これこそが投資なのです。投資は不確実性が高いものであり、「これぞ正解」という判断は一切ありません。

投資信託を買う買わないの判断


メディアでよく「おすすめの銘柄」などの特集が組まれている事がありますが、あれほど適当な話しは他にありません。野村證券でも詐欺師でも何でも良いですが、「儲かる株」などの話しが来たら、絶対に真に受けないようにしましょう。

株や債券の市場に資金を投じる時には、極めて多くの見方によっていくつもの正解が出現します。だからこそしっかり勉強をして頂いて、ご自身の性格までも含めてどのような投資手法が相応しいのか、そこをはっきりと決めて頂く必要があります。

自分の判断基準、つまり芯が決まれば、ひふみプラスを買うべきか否かなどはすぐに決まりますし、問題のあるファンドなど一瞬で避ける事ができるのです。





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