資産を分散させて、そこからアセットアロケーションを考えます

今回は、恐らくこれから投資を始めてみようかという初心者さんからのご質問です。とっつきにくいアセットアロケーションについて、頑張っておられます。

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アセットアロケーション、いかがでしょうか?

2019年2月:とらゆき様(女性・40代)よりのご質問

投資信託のアセットアロケーションに関しましてご教授いただければと思います。いろいろと拝見しておりまして投資信託は、分散したほうがよいとのことでしたので。また、素人ながら考えております。イデコとNISAにて、

【イデコ:¥27、000】

マイバランス50(50%)
たわらノーロード先進国株式(10%)
たわらノーロード国内リート(20%)
たわらノーロード先進国リート(20%)

【NISA:¥1、200、000】

iFree8資産バランス(50%)
iFree新興国株式インデックス(16.67%)
iFree外国株式インデックス(為替ヘッジなし)(33.33%)
iFree TOPIXインデックス(25%)
iFree 日経225インデックス(25%)


で始めようかと思いますが、いかがでしょうか? 全体の配分は、先進国株27%、国内株28%、先進国債券13%、国内債券6%、先進国リート9%、国内リート9%、新興国株7%、その他1%です。いかがでしょうか?






ご回答:そのアセットアロケーションの意味を、ご自身で考えてみる事が大切です

とらゆき様、おたよりありがとうございます。分散投資は個別銘柄を買うのとは違って、過度な価格変動リスクを押さえられますし、倒産のリスクも薄められますので、著しく影響が低くなるといった特徴があります。

また、特定の地域の株にこだわることもなくなりますし、株式だけではなく債券にまで投資しますので、同じリターンを得るのにややリスクが低減するといった効果もあります。(集中投資よりも儲かるという意味ではありません。)

さて、今回は全体の配分が、先進国株27%、国内株28%、先進国債券13%、国内債券6%、先進国リート9%、国内リート9%、新興国株7%、その他1%となる旨、示されました。

ここまで計算するのは簡単ではありますが、このような簡単な事さえも多くの人はやらない訳で、投資は貯金と違って何も考えずに上手く行く訳がありませんから、まずは実際に電卓をたたいてみた時点で、成功に向けて一歩足を勧めた形になります。

そして肝心なのは、この資産配分でリスクと期待リターンがどの程度になるのかです。そして、リスクとリターンの数字が出たところで、そのリスクに自分が耐えられるのかどうかを、胸に手を当てて考えてみる事が大事になります。

これについては、当サイトでも既に以下のように、計算する方法に関してお応えしておりますので、以下のページをご覧頂いて、ご自身の手で検討してみて下さい。

アセットアロケーションの決め方の具体例(2016年8月)←必ずお読みください
投資信託のリスクとリターンを具体的にチェック(2017年1月)←必ずお読みください
10代の若き女性から投資のリスク許容度の質問(2018年1月)←必ずお読みください


ここを省略してしまう人が長期的に投資で満足する成果が得られるとは、到底思えません。というのも、リスク許容度はそれぞれの人の年齢やご家庭の状況(結婚しているのか、子供がいるのか、年収はいくらか)、貯蓄の状況、住宅ローンの有無などを総合して考えるからです。

よく、銀行や証券会社がある意味かなり適当に投資信託を勧めてきたりしますが、このようなものは個々人のリスク許容度を完全に無視していますので、全く不適切と言えるでしょう。

リスク許容度は、今のように相場の状況が良好な時には何も気がつかないような問題なのですが、いざ相場が暴落した場合には、これを考えている人とそうでない人の違いは明白になります。とにかく相場は長くそこに留まれば自然と「勝利」しますので、いかに相場に残っていられるかがある意味勝負なのです。

もしもリンク先ページをご覧になり、それでもどうしても分からない点がありましたら、再度ご質問ください。恐らく、相当にご自身にとって役に立つ内容になっているかと思いますので、しっかりとお読みくださいね。



アセットアロケーション、いかがでしょうか?

アセットアロケーション、いかがでしょうか?にお答えいただき誠にありがとうございました。リスク・リターンを計算するツールを作成されてたとは、存じ上げず大変失礼いたしました。

自分なりに配分は、検討いたしましたがやはり難しいんですね。今回ツールを使用させていただき前回とは、リスクを軽減するため少し変更を考えてみました。

イデコ・NISA(100万)口座合わせて¥1,276,000円(年間)

・先進国株:35%
・国内株:24.6%
・先進国債券:12.4%
・国内債券:12.1%
・先進国リート:14.4%
・国内リート:17.8%
・その他:1.4%

・コスト:0.26%
・リスク:11.39%
・リターン:5.52%

・1標準偏差上限:1,491,771円 下限:1,201,099円
・2標準偏差上限:1,637,108円 下限:1,055,763円

NISAがあるので5年という期間の問題もありますが、口座を作成し次第開始しようかと思います。それとは別にウェルスナビも150万ほど始めてみようかと思います。こちらは、長い期間出来るので・・・(結局他人任せとお叱りを受けてしまいそうですが・・)

これからもこちらで勉強させていただきながら意味のある投資ができるくらいになれますよう努力いたします。




ご回答:自分でアセットアロケーションを作ってウェルスナビは意味が無い

とらゆき様、お返事ありがとうございました。計算する中で、リーマンショッククラスの大暴落が起こった時に、買い付けた資産がどの程度の金額になるかは、確認されましたでしょうか? そこがポイントになるかと思います。

それと、一方でご自身でインデックス投資をして、他方でウェルスナビでインデックス投資をするという行動は、極めて非合理なのではないかと思います。ウェルスナビは、結局は非常に高コストのバランス型のインデックスファンドを買っている だけの事です。

アセットアロケーションを作れる人が、コストをかけて、自分のリターンを下げてまでもウェルスナビを使うというのは、大きな矛盾を抱える事になります。

それに、10年20年後にウェルスナビがサービスを継続しているのかなど、この手のロボアドバイザーの最も信用ならない部分でもあります。再考されることをお勧めします。



アセットアロケーション、いかがでしょうか?

この度は、お忙しい中御返信賜り誠にありがとうこざいました。こんな素人でも、投資信託をしてよいのか本当のところ不安もありウェルスナビでも運用してみようと思ったしだいです。ご指摘いただいたので今回やめようかと考えております。

リーマンほどの暴落があったとしても基本的には、追加投資を検討するくらいで、そのときにやめるつもりは、ないのですが・・・・ その出し方も別にあるのでしょうか? リスクの出し方で確認した以外の出し方がわかりません。

アセットアロケーションを作成する資産分配のエクセルを拝見しておりまして一番リスクが少なくリターンが多いのはリート・日本債券を多くその後先進国債券、少量新興国債券・株という配分がよいということでしょうか? 再度組み直しを検討中です。お忙しい中恐縮ですがご教示お願いいたします。



ご回答:自分でアセットアロケーションを作ってウェルスナビは意味が無い

とらゆき様、再度、10代の若き女性から投資のリスク許容度の質問を読み返して頂いて、それに沿って、リスクを考えて下さい。

とらゆき様が想定した資産クラスがリーマンショックの時にどのくらい下がったのかは、投資信託とは何か?のページの、各資産クラスの騰落率の表の、2008年の部分をご覧頂ければと思います。

これで、極めて悲観的な事態が発生した時の価格変動リスクがどの程度であり、それに自分が耐えられるのかを想像する事が出来ます。

なお、エクセルのデータをあれこれいじりすぎると、完全に机上の空論のようなアセットアロケーションになってしまうので、ある程度の感覚的なバランス感覚も必要です。

リートのようなマイナーな資産クラスへの投資が最も多くなるようなアセットアロケーションは、よほどリートに対して思い入れがある人など以外は有り得ないと思います。

あくまでもメジャーな資産である、先進国株式、日本株式、先進国債券、日本債券の4つをメインに据えて、残りの新興国株式や先進国リート、日本リートなどはそれに準ずる扱いにしましょう。人によっては全く除外する人もいらっしゃるほどです。

とくにとらゆき様の場合は、選択肢が多いと混乱する傾向が有るのかもしれませんので、欲張ってあれもこれもとやらず、メジャー4資産で十分だとも思えます。





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