日本株への投資比率など・・・・突き放した言い方でごめんなさい

これからインデックスファンドを利用して投資をしていこうという方から、いくつかの質問をいただきましたので、掲載しておきましょう。

今回は、ちょっと突き放した回答になっています。投資家を志向するならば、もう少し自分の意見と言いますか、考えを持っておいた方が良いなと思うからです。


投資信託質問コーナーへ
ご質問等は、コチラのお問い合わせフォームをご利用ください



 


アドバイスがありましたらお聞きしたいのでお願いします

2019年5月:おれんじ様(男性・40代)よりのご質問

お世話になります。初めまして、最終がけっぷちに立っています。以前から運用の悪い個人年金や変額保険など過度にかけていた保険を随時解約しており解約返戻金が、約1千万ぐらいになります。


●質問1

この財源を投資信託で老後の資金に一括投資を考えておりますが? 積立て投資のように、少しずつ、数年かけて投資すべきですかね?

一括投資のタイミングは、安いときに買えるのが良いのですが、いつが安いのかは、プロにも予測困難ですよね。しかしリターンは多きいですよね

知り合いは、現在の世界の株価、債券価格とも史上最高値圏にあるので、一括投資するタイミングではないと 株式でいうと、3年以内に30%前後下落する可能性があります。と言われました。

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO44779530U9A510C1EA1000/

日本株の投資可能性など



●質問2

株式70:債券30どうですか?

・国内株式 eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX) 比率35%
・国内債券 eMAXIS Slim 国内債券インデックス 比率5%
・外国株式 eMAXIS Slim 先進国株式インデックス 比率35%
・外国債券 eMAXIS Slim 先進国債券インデックス 比率25%


●質問3

国内株式 eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX) 比率35%
にしましたが迷っています。どれぐらいの比率が望ましいのか?

日本株の時価総額は世界の中で7%程度のシェアしかありません。日本の人口は今後40%も減少します。経済規模も大きく減少します。日本株への投資は5%の範囲にすることが常識です。と言われました。

日本株が今後、海外株式より有望である、と予想するなら、35%を投資してもいいですが・・・そんな非常識な方はおりません。と言われました。

この内容について比率など変更した方がいい点など堀田様からのアドバイスがありましたらお聞きしたいのでお願いします。



ご回答:項目ごとにご回答、まずはご自身の中で答えを見出してからにしましょう

おれんじ様、お便りいただきましてありがとうございます。ご質問につき、以下の3つに分けて回答をさせていただきますので、どうぞご覧下さい。


質問1について・・・一括投資か積み立て投資か

本件については、当サイトで過去に何度か回答を差し上げております。以下の3つをリンクしておきますので、これも含めて、サイト内検索でご確認ください。

積み立てと一括購入はどちらが有利か?
2000万円の余剰資金を投資に回す場合の注意点
800万円を投資信託に投入する時のタイミング


質問2について・・・株式70:債券30の割合

本件も同様です。投資比率は、他人の意見はあまり参考になりません。例えば、株式70:債券30の比率に設定した根拠を明確にして頂いて、「それについて何か見逃した点や意見があれば教えて欲しい」と言う事であれば、何かしらの回答は可能です。

しかし、ただ「どうですか?」と仰られても、当方からしたら質問者様の貯蓄の状況や年収などのお仕事も含めての金銭関連の情報、あるいは家族がいらっしゃるのか、子供がいらっしゃってちょうど教育費がMAXに近いくらいの出費なのか、そして更には性格面から判断したリスク許容度が全く分からない中では、何の返答もできませんこと、ご承知下さい。

株と債券の比率は、投資家によって全く異なります。まずはインデックス投資の始め方のページを読んで頂いて、そののちに、アセットアロケーションの決め方のページをご覧下さい。

合わせて、Q&Aのページに、アセットアロケーションに関連する質問が多数寄せられています。それらも参考にして頂きつつ、ご自身に合った資産配分比率を決定して下さい。


質問3について・・・日本への投資比率について

日本を含めて、世界の株と債券に分散投資するバランスファンド、セゾン・バンガード・グローバルバランスファンドでは、世界各国の時価総額に応じて投資比率が決められており、日本への投資比率は株式と債券を合計して、10%弱となっています。

株式市場のみで見てみると全体の7%ほどの組み入れ比率であり、国際分散投資の観点からすると、その程度が妥当と考える事が出来ます。

しかし、このようなバランスファンドを買うのではなく、バラの投資信託を自分で組み合わせていく場合は日本への投資比率も自由に設定できますので、今回のような問題が出てきます。

ただ、このような悩みこそが投資家それぞれが持っている「相場観」というものであって、他人が何を言ったかに影響されるものではない筈です。

例えば、だいぶ古い記事ですが、インデックス投資アドバイザーのカン・チュンドさんのアセットアロケーションは、新興国株だけで50%を占めます。日本株はゼロとなっている点も含めて、クレイジーに近い資産配分比率です。

でも、これこそが投資家というものです。カンさんの新興国に賭ける思いをストレートに反映したものなのでしょう。カンさんに対して、「そんなのは非常識だから修正したほうが良い」といったところで、完全に余計なお世話です。

今回も、日本への投資比率を35%にしたいという強い根拠や思いが有るのならば、誰が何と言おうとお構いなしではないでしょうか。

その結果として、投資が失敗したら自己責任ですし、逆に大成功を収めたのならば、ご自身の見立てが優れていたという事になります。投資とはそういうものなのです。

当サイト管理人も、資産の75%程度は国内の実物不動産で占めます。残りの15%の部分で、先進国債券、新興国債券、先進国株式、新興国株式、先進国リートなどをあてがっています。

これなども、「常識」からしたら無茶苦茶なのですが、私の相場観だったり投資の得手不得手、リスク許容度、他のあらゆる観点から考えて最適化していますので、私にとってはこれが正解になるのです。

参考管理人の投資しているもの


なお、今回は保険などを解約して投資をされる事を前提としておられますが、別に投資は「やらない」という選択肢もあります。敢えてなぜ、それらを解約してまで投資をしなくてはならないのか、そこからもう一度再考して見ても良いかもしれません。

今のような、相場が絶好調のタイミングでは「投資するのが当たり前」みたいな風潮がありますから、「本当にそうなのか?」と冷静になる事も必要でしょう。

ご質問の冒頭に「最終がけっぷち」に立っておられるという事が何を指しているのかは、分かりませんでした。今回は、答えれる部分を答えるにとどまっておりますので、その点はどうぞご容赦頂きたく、よろしくお願いいたします。





★この記事が参考になりましたら、ブックマークもしくはシェアをお願いいたします

ページトップへ戻る