60代の人に極めて高リスクな投資を推奨してくる酷い提案の実態

ファイナンシャルスタンダード社の投資信託の提案が強引すぎるというお便りが、またもや届きました。いったいこの会社は、投資家の事を何と思っているのでしょうか。今回は質問というよりは情報提供です。どうぞご覧ください。


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ファイナンシャルスタンダードの提案に唖然としました

2019年6月:エイビー様(男性・60代)よりのご質問

今日、フィナンシャルスタンダードの投資を勧められました。

1 投資一任運用サービス

 ○ みのり投信 75万
 ○ 日本株式リサーチマーケットニュートラルファンド 150万
 ○ 米国株式配当貴族・為替ヘッジあり 37.5万
 ○ MFSプルーデントファンド 75万
 ○ 楽天グローバル中小型バリュー株式ファンド 37.5万
 ○ 楽天スタイルリスクプレミア戦略ファンド 75万
 ○ GSIオルタナティブバスケットファンドV10 75万
 ○ システマティックグローバルマクロ戦略ファンド 112.5万
 ○ ステートストリート債券タームスプレッドプレミア戦略ファンド 37.5万
 ○ ステートストリート先進国債券インデックスオープン為替ヘッジあり 75万
  計750万(500万から可能) 信託報酬2%
  それぞれの銘柄の説明なし


2 債券(米ドル建て海外債券)

 ○ 第一生命 750万 4% 年間利息 22万円
 ○ 住友生命 以下上記に同じ
  計1500万円ともに600万円から


3 積立

 ○ e-MAXIS Slim先進国インデックス 月16、500円 年間198、000円 
 ○ e-MAXIS Slim新興国株式インデックス 以下上記に同じ
 ※ 上記2の年間利息を割り当てるといううもの
 以上がフィナンシャルスタンダードが提案した投資内容です。


4 感想

小生の金融資産は、現金、投資信託(800万)、合計3000万くらいです。それを2250万もの投資の提案すること自体唖然としました。まるで、全財産を吐き出させようとしているようで恐ろしくもありました。

上記1の投信の銘柄もみのり投信以外は聞いたこともなく信用できず、信託報酬の2%も高いと思います。また、みのりも今手を出す気にはなれません。

上記2の債券はもともと法人向けのものではないでしょうか、まさか破たんすることはないと思いますが、1500万も一度に投資の提案をすることは理解できません。

上記3の先進国インデックスはやってもいいかなと以前から思ってはいますが、次の面接日を提案され、楽天口座を作らされそうなので、約束せず言葉を濁し帰って来ました。

いずれにしても、投資の銘柄の信用性の問題や一度に高額な投資を煽るようなやり方にうんざりし、フィナンシャルスタンダードとは、これっきりにしたいと思っています。



返信:情報の共有、ありがとうございました

エイビーさま、この度は貴重な情報をお寄せいただきまして、ありがとうございました。今回はご質問というよりは、情報共有のためにご連絡を下さったという事だと思います。

60代の人の資産3000万円の大半を投資させるボッタクリ


確かに、何度読み返しても、酷い提案だなとしか思えません。個別の投資信託に関しては、順次中身をチェックしてまいりたいと思います。チェックが終わりましたら、ご質問文のファンドの部分にリンクを設置いたします。

みのりの投信のように市場平均を大きく下回るような、とても優秀とは言い難い投資信託を常に勧めてくるような会社は、どうも信用なりませんね。

ファイナンシャルスタンダード社が過去に推奨してきた投資信託については、以下のページでも確認できますので、あわせてご覧ください。(過去記事においては、個別の投資信託の評価が完了している部分も複数ございます。)

ファイナンシャルスタンダードセミナー出席体験談(2018年10月)
楽天証券IFAからの無茶苦茶な提案とその対処(2019年2月)
ファイナンシャルスタンダードが2019年に紹介する商品(2019年2月)
フィナンシャルスタンダードの評価を落とすような提案(2018年9月)
IFAは自分の手数料の事しか考えていないのか(2017年7月)


それにしても、上記リンクの2番目と3番目のところ、2019年に彼らが推奨する投資信託が載っている訳ですが、どの客にも同じような超高コストの投資信託を勧めていて、呆れてしまいますね

今回はしかも、リスクを徐々に落としていった方が望ましいと思われる60代の方に対して、その保有資産である3000万円の大半とも言える75%分をリスク資産に突っ込ませる提案になっていて、もちろんリスク許容度など人それぞれであり、エイビー様は著しく許容度が高いと判断されたのかも分かりませんが、私から見ると非常識極まりないといった感想です。

今は相場が絶好調であり、株価なども相当な高値圏にある中で一括でこられの投資をしたのちに、景気後退なのか何らかの「ブラックスワン」が舞い降りるのかは神のみぞ知るのでしょうが、相場が下落したら目も当てられないような含み損失になる事は間違いありません。

含み損があろうが利益が出ていようが、しっかりとアセットアロケーションを組み立てて、その「ルール」に基づいて資産をコントロールするならばまだ良いとして、今回の提案はひたすら彼らが一方的に利益が出るような提案になっており、それらを選んだ根拠なども全く分からず、もしも私ならば、即刻無視して断るような話しです。

上記のような超高コスト投資信託に下手に投資するのではなく、安全資産である日本の債券にも十分に投資をしているような、あるいは先進国債券であっても一定程度は為替ヘッジを入れているようなファンドも含めて、リターンよりもリスクに着目して投資信託選びをしましょう。

<購入・換金手数料なし>ニッセイ・インデックスバランスファンド(4資産均等型)
iFree 年金バランス
DCニッセイワールドセレクトファンド(安定型)や(債券重視型)
たわらノーロード バランス(堅実型)


上記は一例ですが、信託報酬も高いもので0.22%でしかなく、もちろんファイナンシャルスタンダード社のようなIFA手数料も不要であり、こういった良質のバランスファンドに資金を託す方が賢明ではないかと思います。

もちろん実際に買い付ける際は、ご自身のリスク許容度を保守的に、そして十分に検討したのちに、自分にふさわしいバランスファンドを選ぶと良いでしょう。

また、今このタイミングで買い付けるという事は、高値圏での資金投入をするという事で、一括で投資をして良いかどうか、そこも十二分に考えてから対処される事をお勧めします。

相場が好調な時は、隣の芝生は青く見えるものです。既に3000万円の資産がある訳ですから、欲張ってそれを大きく増やそうと考えない方が良いかもしれません。投資ではなく、高金利の定期預金を利用するくらいでも十分かもしれません。

その場合は、当サイトの姉妹サイトである定期預金の鬼をご覧頂き、投資と違って完全に無リスクな状態で資産をじわじわと増やすという選択肢が有っても良いかと思います。





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