上場インデックスファンド新興国債券の評価・分配金を受け取るETF

当サイト管理人が投資を行っている上場インデックスファンド新興国債券(愛称:上場新興国債)に関して、現在でも良いファンドと考えるのかどうかのご質問がありましたので、回答を差し上げたいと思います。投資の目的によって異なってきますね。


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今でも良い投資信託だとお考えですか?

2019年8月:鳥島かもめ様(男性・年代不明)よりのご質問

1566上場インデックス新興国債券の記事は分配型投資信託の中で、このETFは評価されているようです。今のご時世では信託報酬が0.486というの少し高めな気がしますが、今でも良い投資信託だとお考えですか? ご意見をお伺いさせてください。



ご回答:現状でもコスト面ではかなり有利、投資のし過ぎには注意

分配金利回りは高いが、基準価額が継続的に右肩下がり

鳥島かもめ様、ご質問ありがとうございました。ご質問の件、上場インデックスファンド新興国債券(愛称:上場新興国債)の利用を検討されていらっしゃるのでしょうか?

当サイト管理人は、妻のNISA口座において、上場インデックスファンド新興国債券を引き続き買っています。以下のページをご覧ください。この記事の中での評価額として、994000円ほど買っていますね。

参考当サイト管理人が投資しているもの


2019年のNISA口座でもわずかに買い足して、本ページ執筆現在は1068000円ほどの評価額となっています。損益は、マイナス87000円です・苦笑。ただし、2016年からの合計の配当金(分配金)は137000円となっており、それをカウントするとプラスとなっています。

(本件は分配金を得るのが目的の投資なので、トータルリターンはあまり重視しておらず、あくまでも受け取る分配金を多くしたいという考えで投資しています。)

さて、どうして上場インデックスファンド新興国債券に投資をしているのかと言えば、単純に、分配金利回りが高いからです。ここ3年ほど、分配金利回りが6%程度で推移しています。

上場インデックスファンド新興国債券の分配金利回り


これは、当サイト管理人が投資しているその他のETFの中では最も高く、一生保有してひたすら分配金を獲得し続けるのならば、どうしても一定金額は投資したくなりますね。しかも、ETFの場合はタコ足分配ではありませんので、安心して保有し続けられます。

しかし、利回りが高いからと言って、むやみに買い付けるのも考えものです。なぜなら、金利の高い通貨は為替レートの変動によって大きな調整を受けて、結局は日本の国債に投資しているのと同程度の期待リターンとなるからです。

例えば、以下、新興国債券は必要か迷う・日本国債に劣るリターンのページに記載の図をご覧ください。10年のトータルリターンで見ても、結局は新興国債券でも日本債券でも先進国債券でも、大してリターンに違いが無い事が分かります。

実際、上場インデックスファンド新興国債券の過去のチャートを図示すると、以下のように、右肩下がりで基準価額が下落している事も分かります。(分配金を入れたトータルリターンでは、基準価額は65000円~70000円程度でずっと横ばいとなります)

上場インデックスファンド新興国債券の分配落ち後の基準価額の推移


当サイト管理人のように、分配金を受け取るとか、何か理由が無い限り、新興国債券に資金を集中して突っ込むのもどうなのかなと思います。

当サイトとしておススメしているようなインデックス投資においては、新興国債券への投資自体、特にそんなには要らないのではないかとも思います。



低コストで新興国債券に投資する3つのファンド

さて、それでも新興国債券に投資をしようとした場合、コストの観点では以下の赤枠の3つのファンドが候補になります。現在においても上場インデックスファンド新興国債券は有力な候補で、ラップ口座向けを除くと、低コストベストスリーに入ってきます。

コストの低い新興国債券ファンド


上記の3つを抜き出して、ベンチマークなども記載したのが、以下の表です。あくまでも信託報酬で選ぶ場合は、上2つが選択肢になります。

ファンド名 分類と信託報酬 分配 ベンチマーク
NEXT FUNDS 新興国債券・J.P.モルガン・エマージング・ マーケット・ボンド・インデックス・プラス (為替ヘッジなし)連動型上場投信 (愛称:新興国債券(為替ヘッジなし)ETF) ETF
0.19%
年2回 J.P.モルガン・エマージング・マーケット・ボンド・インデックス・プラス
iFree 新興国債券インデックス 投資信託
0.22%
無分配 JPモルガン・ガバメント・ボンド・インデックス・エマージング・マーケッツ グローバル・ディバーシファイド
上場インデックスファンド新興国債券(愛称:上場新興国債) ETF
0.45%
隔月 ブルームバーグ・バークレイズ自国通貨建て新興市場国債・10%国キャップ・インデックス


ベンチマークが3者とも異なるので、比較としては正確なものではありませんが、それぞれの値動きの傾向を表示すると、以下の通りです。

NEXT FUNDS 新興国債券のリターンが高いのかなと感じてしまいますね。ただ、NEXT FUNDS 新興国債券は運用されてまだ間もないので、何とも言えません。

低コストの新興国債券ファンドのリターン比較


信託報酬と運用歴のバランスから考えると、2016年9月から運用されているiFree 新興国債券インデックスが第一候補となります。あくまでも分配金を受け取る事にこだわる場合は、今でも上場インデックスファンド新興国債券は低コストであり、問題ありません。

なお、少々マニア的な視点になりますが、上場インデックスファンド新興国債券の基準価額がベンチマークに乖離している点については、以下をご覧下さい。

参考新興国債券は必要か迷う・日本国債に劣るリターン



上場インデックスファンド新興国債券(愛称:上場新興国債)の基本情報

項目 内容
購入単位 200口以上で販売会社が定める単位
信託報酬 年率0.45%(税抜)
信託財産留保額 なし
運用期間 無期限(2012年1月30日設定)
決算 奇数月の各10日
ファンド運用方式 ファンドオブファンズ形式
運用会社 日興アセットマネジメント株式会社
為替ヘッジ なし


2019年7月末時点でのポートフォリオは以下の通りです。ブラジルや韓国、中国、インドの順で、新興国債券に広く分散投資しています。

上場インデックスファンド新興国債券のポートフォリオ


参考分配型のETFで一生、分配金を得る方法





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