アクティブファンドを選ぶ方法は有るのか?

インデックス運用とアクティブ運用の、共にバランス型ノーロード投資信託を積み立て投資されている方からの質問が有りましたので、回答いたしますね。

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アクティブファンドやコストに関して気になっている

2015年1月:ぼうず様(男性・年代不明)よりのご質問

日頃より、こちらのサイトで勉強させて頂いております。 1年前、ノーロード投信の意味すら知らなかった自分が積立投信を始められたのも、こちらのサイトのおかげと、感謝しております。 今回、アドバイスを頂ければと思い投稿させて頂く次第です。

昨年のNISAの開始とともに、こちらのサイトでもお奨めされていたセゾン・バンガード・グローバルバランスファンドを中心に積立投資を始めました。合わせて、当時、深く考えた訳ではないのですが、資産形成の達人ファンドも、月々の投資額の10%程度で始めました。

今後も、セゾン・バンガード・グローバルバランスファンドを中心に積立投資を継続して行こうと考えております。ただ1年経ち、最近になってeMAXIS全世界株式インデックスファンドと言うファンドがある事を知り、資産形成の達人ファンドから切り替えようかと迷っております。

と言うのも、投資は、老後の資産形成の為に始めたもので、後20年位はコツコツと投資を続けたいと思っております。そうすると、2つのファンドのコスト差が気になり始めて、何となく非合理的な選択をしている様な気がしてきて、落ち着かない気持ちになっております。

ただ一方、隣の芝が青く見えているだけなような気もして、自分で判断がつかなくなっております。 2つのファンドは日本を投資対象にしているかいないかの違いもあるのですが、日本への比重は大きくないので、そこはどちらでも構わないかと思っております。

今回のような、アクティブファンドを選ぶ場合のコツのようなものはあるのでしょうか? または、アクティブファンドを選んだ方が良いと言うような場合もあるのでしょうか?

何か、おかしな質問をしているかもしれませんが、素人ゆえのことと、ご容赦願います。


 


ご回答:アクティブファンド選びよりも、重要なことがある

どのファンドが良いのか?という視点に対して

まず、どのファンドが良いかとか、アクティブファンドの選び方の前に、絶対に決めなければ いけないことがあります。それは、
アセットアロケーション

・ご自分の資産を無リスク資産とリスク資産にどの比率で分けるか
・リスク資産の中で、国内外の株式、債券、リートにどの資産配分で分けるか



という、アセットアロケーションを決めることです。それなしに、セゾン・バンガード・グローバルバランスファンドやセゾン資産形成の達人ファンド を選んではいけません。

⇒関連する質問:投資信託の会心の1本を教えてほしい
必ず目を通してください


コスト差に気づかれたことは、大変重要なことです。世の中に蔓延している、ボッタクリ高コスト投資信託に騙されないだけでも、20年30年後の運用成績には大差が出てきます。

アセットアロケーションはできるだけ低コストで、 かつ、幅広い投資対象に投資することが重要です。そのため、基本的にはお勧めのインデックスファンドを中心に選ぶことになります。

その中でどうしても、コストが高くなってでもアクティブファンドにも投資したい場合に限り、 一部をアクティブファンドで置き換えることを考えることになります。 もちろん、インデックスファンド100%でアクティブファンドを使わなくても全く問題ありません。


アクティブファンドの選び方に関して

アクティブファンドを選んだ方が良いと言うような場合」ですが、基本的にはありません。アクティブファンドを選ぶのは大変難しく、高コストのために半数以上がインデックスファンドにリターンが負けています。

この辺りの話は、2009年に参加した、バートン・マルキール氏の講演会のこのページから分かりやすく述べられていますので、目を通しておいてください。

あわせて、バンガード・インベストメンツ・ジャパン㈱:前代表取締役・加藤隆氏の講演の内容も、極めて参考になりますから、ぜひご一読ください。

付け加えますと、優秀なリターンを出すファンドを事前に見抜くことは絶対にできません。あえて言うと、過去のリターンがベンチマーク(配当込み)を上回っているものを選ぶべき、つまり同じ資産クラスの最も低コストのインデックスファンドよりもリターンが良いものを選ぶべきです

それらは当サイトでも、存在価値のあるアクティブファンドとしていくつか紹介しています。 ただし、過去の成績は将来を予測できるものではありません(過去の成績と将来の成績に相関はありません)。

繰り返しになりますが、リターンが良くなるだろうアクティブファンドを選ぶ前に必要なのは、選び方ではなく アセットアロケーションの決定です。 そのアセットアロケーションを実現するためにできるだけ低コストで分散の効いたファンドは何かという観点で ファンド選ぶをすべきでしょう。


 


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