子供のアセットアロケーションはどうするか?

ご自身の長期分散投資におけるアセットアロケーションはハッキリしてたものの、子供用に積み立てている投資信託について、どのように考えればよいのかご質問が有りましたので、お答えいたしますね。

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子供のアセットアロケーションについての考え方は?

2015年2月:長谷川様(男性・40代)よりのご質問

はじめまして いつも勉強させてもらっています

質問ですが監査費用とは手数料ですよね? 監査費用も考慮してファンドを選ぶものなのですか?

あと小学生の子供名義口座で世界経済インデックスを積み立てています もっとリスク商品を選んだ方がいいのでしょうか? 子供のアセットアロケーションはどの様に組んだらいいのかわかりません バランス型1本で十分でしょうか? ちなみに私自身は

 ・グローバルリート3
 ・グローバル株4
 ・グローバル債券3

で運用しています 日本円は定期預金が数本あり 余剰資金は投資信託で投資しております

 



ご回答:親としての想いが反映されていれば何でも素晴らしい

まず先に、監査費用について

投資信託の「監査費用」は少額なので、運用報告書記載の費用明細にも、監査費用という項目はなく、その他費用に含まれています

実際に監査費用は、実質コストを費用明細から計算する際の、四捨五入の誤差レベルです。 監査費用を気にするのではなく、実質コストに着目すればOKです






子供のためのアセットアロケーションは存在するのか?

さて、長谷川さま、お子様のために、世界経済インデックスファンドを積立てられているとの事で、実に素晴らしいです。

お子様のために投資をする、あるいはお金の面で思いを伝える方法は様々です。最も多いのが、子供ために学資保険を積立てる事でしょうか?あるいは、郵便局に貯金としてコツコツと積み立てる人も多いのではないかと思います。

そのような中、あえて積み立て投資を選択されたのは、個人的には実に賢明な事なのではないかと思っています。

経済がインフレ傾向となったら現金は弱いですし、日本の財政の先行きを考えると、自分で増やせる可能性のあるお金は、自分で運用するスキルが求められる時代だと思いますし。

 子供に引き継ぎたい、投資信託


で、ここで、子供のための長期分散投資におけるアセットアロケーションの問題に突き当たるのですが、結論から申し上げますと、アセットアロケーションを決めようがないので、そこはあまり深く考えなくても良い、となります。

そもそも子供は、ご自身のリスク許容度がどのくらいあるのか、判定不可能です。慎重そうな性格だから安全資産を多くしようとか、その逆であるとか考えても、大人になると随分変わるものです。

また、年齢が小さいのでリスク許容度は高めにするというのも一つの考え方でありましょうが、いったい子供が何歳になるまで運用するのかという事を考えると、必ずしも親の希望通りにならない可能性も有ります。

付け加えると、親御さんが投資に詳しかったとしても、お子様が投資に理解を示さないケースも十分に考えられます。そうなると、低コストインデックスファンドをバラで組み立ててアセットアロケーションを構築してしまうと、子供にとっては苦痛でしかないでしょう。

以上を総合的に考えると、全世界に広く分散投資する、信託報酬の安いバランス型ノーロード投資信託を1本購入するだけで、十分だと考えます。リバランスの必要もありませんし。

将来お子様に投資信託を引き継ぐとき、どうしてその1本のファンドを選んで積み立てたのか、親御さんの子供に対する想いや、世界全体に対する想いを語れたとすると、もうそれだけでその投資は大成功と言えるのではないでしょうか?

あとは、お子様がそれを引き継いでどうしてゆくのか。親としては、子供を信じて託す以外にありませんね。まさに、投資「信託」です・笑。



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