セゾン投信とSBI証券、NISAはどちらを選ぶ?

積み立て投資などをNISA口座で行う際に、独立系の投信販売会社と、利便性の高いネット証券は、果たしてどちらがよりふさわしいのでしょうか。

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NISA枠をセゾン投信とSBI証券のどちらにするか迷っている

2015年2月:robi100様(男性・年代不明)よりのご質問

先日の質問ご回答ありがとうございました。マネックスビジョンを使ってアセットアロケーションを組んでみました。

 ・日本株式 10%
 ・先進国株式 43%
 ・新興国株 20%
 ・日本債券 8%
 ・先進国債券 20%
 

以上ややリスク高めの設定(マネックスの積極型と同等リスク) となりました。 ひとまずこれに合わせ、セゾン・バンガード・グローバルバランスファンドを中心にEXE-i グローバル中小型株式ファンドニッセイ日経225インデックスファンド<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンドを組み合わせてみたいと考えます。(SBI証券予定)

新興国割合が低めになりそうですが、その分中小型株式をくみあわせているので、リスク配分の調節ができるのでは無いかと考えています。

NISA枠としてセゾン投信SBI証券どちらで起こすか迷っているのですが、リバランスの際、ファンドの乗り換えがあることを考えるとSBI証券にしたほうがいいのでしょうか?


 


ご回答:SBI証券にメリットが多いです

NISAの特徴を考えると、おのずと答えが決まってくる

robi100さま、着々と投資の計画を進めていらっしゃるようで、良かったです。アセットアロケーションを決めてから、ポートフォリオの核となるバランスファンドや、低コストインデックスファンドを適切に選定されている印象です。

今回ご質問のNISA口座ですが、NISAという制度の特徴を再確認いただくと、おのずと回答が見えてくるのではないかと思います。まずはNISA関連、下記コンテンツご覧ください。

セミナー取材FPから見た、NISA活用法
Q&AコーナーNISA枠での投資信託やETFの積立について


NISAでは、一般の投資信託だけでなくETFやREIT、個別株を取り扱うことが可能です。つまり、取り扱う金融商品の幅が広い、SBI証券のほうが、そのメリットを十分享受できます。

もしもセゾン投信でNISA口座を開いてしまったら、原則的に今後も(NISAは1人1口座と言う縛りが継続するという前提)、セゾン・バンガード・グローバルバランスファンドセゾン資産形成の達人ファンドの2つの金融商品以外、まったくNISAの節税メリットを受けられません。

もしもセゾンの投資信託を積立てている最中に、セゾン投信を利用したくないと考えることがあったとしたら、例えばセゾン・バンガード・グローバルバランスファンドの半額以下の信託報酬のもっと凄い投資信託が登場したとしても、途中でファンドを乗り換えることができません。

消費者として、さまざまなサービスを自由に選ぶ権利を手放す事になりますので、robi100さまのおっしゃる通り、リバランスやファンドの乗り換えの事も考えあわせると、SBI証券のほうがはるかにメリットが大きいと思っています。


セゾンでNISA口座を開く理由は、理念への共鳴が唯一

投資信託を選ぶとき、経済合理的に考えることが極めて重要だと思います。しかしながら、合理性一辺倒ではなくて、むしろ理念のほうが大事だという投資家もいらっしゃいます。理念と運用成績が両方備わった投資信託の代表例が、セゾン投信ひふみ投信だと思います。

一方で、理念はあるものの、運用成績がTOPIXに劣っている投資信託もあって、その代表は鎌倉投信「結い2101」と、コモンズ投信「コモンズ30ファンド」でしょう。

とくに鎌倉投信などは、現時点でTOPIXに対してとてつもなく負けているにもかかわらず、ジワジワ口コミで人気が広がっている事例です。これは完全に鎌倉投信の理念、(管理人的に見ると、商品コンセプトの勝利)が投資家を魅了していますね。

このように、経済合理性とは別次元で考えた場合、NISA制度のメリットを完全に活かすことができなくても、鎌倉投信のような投資信託(しかもたった1種類!)しか取り扱っていないところで口座を開く事も考えられるでしょう。

投資と言うのは、とにかく自由です。最終的には各人のお考えによって、落ち着くところに落ち着いていただいて、全く問題ありません。


 


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