確定拠出年金とNISAのメリットとデメリット

今回、確定拠出年金制度、あるいはNISA口座の制度について、どのようなものなのか知りたいとのご連絡がありましたので、下記に簡単にまとめてあります。メリットやデメリットも分かるように記述しましたので、どうぞ参考になさって下さい。


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確定拠出年金とNISAのメリットとデメリット

2015年3月:ひろりん様(女性・40代)よりのご質問

以前 質問させて頂いた ひろりんです。 今回 お聞きしたいのは確認拠出年金(DC)に ついてです。 メリットとデメリットは、何でしょうか

うちは 主人が自営業で、私がパート勤めです。 また 私は、野村のニーサを 持ってますがニーサは 活用できますか? すいません。DCという名前は よく聞くのですが…内容がいまいちわかりません。 宜しくお願いします。

 


ご回答:確定拠出年金の制度は、実に素晴らしいです

確定拠出年金とNISA口座の比較(あるいはメリット一覧表)

確定拠出年金とNISA口座の制度の比較表を作ってみましたので、ご覧ください。比較表を作ると、メリット一覧表にもなりますね。

イメージとしては、NISA口座が中期的な投資用口座に最適であり、確定拠出年金は長期投資に実にふさわしい制度だと言えます


項目 確定拠出年金 NISA口座
お金の出どころ 会社側(個人型は自分) 自分
金額 企業型は年間27.6万円
(企業年金のない会社の場合は55.2万円)
年間100万円、5年間で500万円まで可能
お金の受け取り 退職後 解約すればいつでも可能
途中の解約 60歳まで不可。転職の場合はそのまま移動できる 同上
掛け金の変更 年に1回、認められる 年間100万円以内で、好きなようにできる
運用の責任 自分にあり 自分にあり
税金 受け取り時まで課税されない 最長5年間、課税されない
所得控除 掛け金は全額所得控除 所得控除とは無関係
受け取り時の優遇措置 年金で受け取る場合は公的年金控除、退職金で受け取る場合は退職所得控除を受けられる 受け取り時の優遇措置とは無関係
元本保証 貯蓄性の商品があり
(大半の人はこれを選んでるのが現状)
株式や投資信託(国債や保険等は対象外)
イメージ 長期投資用口座に最適 中期の投資に最適
(長期投資の中でNISA口座を活用したら、当然ながらそれは長期投資です)


なお、NISA口座のデメリットにつきましては、FPによるNISA口座活用術のページをご覧になって下さい。



確定拠出年金制度の、一番怖いデメリット

確定拠出年金のデメリットしては、老後まで運用したとして、その時点で元本割れしていたらどうするのか、というような話がよく出ることぐらいでしょうか。

これについては、いざ現金化が必要になった時に基準価額がマイナスだったらインデックス投資で損切りしても良いのですか?などの質問コーナーを参考にして下さいね。

利益がどのくらい出ているのか、あるいは稀なケースでしょうが元本割れが生じるのかもしれないとすると、老後の資金計画を明確にしにくいというのが、本当のデメリットかもしれませんね。

だからこそ、多くの人はリスク資産で確定拠出年金を運用するのではなくて、ほとんど大半の人は貯蓄性商品で運用をしているのが現状です。

この時、現金で保有しているようなものなので元本割れは絶対に無いと思うのが人情でしょうが、国家のやる事ですから、何が起こるかはわかりません。

例えば現在、企業年金に対する「特別法人税:年間1.173%」が、特別措置として凍結されています。特別法人税は、受け取る側の従業員への課税が繰り延べされることに対する、延滞利息という考え方のようで、1999年から、「一時的に」凍結されているとの事です。

この特例措置がとりあえずは2017年3月末まで延長されていますが、国家財政が非常に苦しくなった場合に、いつ復活するか、信用なりませんよね。

もしもこれが復活したら、絶対に元本割れしないと思っている「現金」部分に、1%以上にもなるマイナスのインパクトが発生し、事実上のマイナス金利定期預金になります。管理人的に、確定拠出年金制度の一番のデメリットは、その部分だと思いますね

仮に長期的に成長が期待できる株式投資信託に投資をしたとしても、運用が上手く行く行かないにかかわらず、マイナス1%以上を徴収されるわけですから、確定拠出年金専用ファンドがいくら低コストになったとしても、実質的なコストは非常に高くなる事になります。

(まるで、国家ぐるみの「ラップ口座」みたいなイメージになりますね。。。)



ひろりんさんは、確定拠出年金に加入できるのか?

さてところで、ひろりんさんご家族は確定拠出年金に加入できるのかどうかです。これについては、下記の図をご覧になって下さい。

確定拠出年金に加入できるか
http://www.goldmansachs.com/japan/gsitm/forum/401k/dore_1.htmlより


ひろりんさんは、ご主人が自営業者との事ですから、個人型の確定拠出年金に加入出来るかと思います。

もしかしたら、パート先の企業型確定拠出年金に加入できる条件があるかもしれませんので、いちど会社側に確認してみると良いと思います。

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