セゾン投信はアセットアロケーションのコアになるのでしょうか?

インデックス投資を始めた方から、素朴なご質問です。ですがたしかにそれはそうだなあと言う感じのご質問ですので、ここで取り上げることで皆様の参考にして頂きたいと思います。

投資信託質問コーナーへ
ご質問等は、コチラのお問い合わせフォームをご利用ください



セゾンの2つのファンドをインデックス投資の中核に置くことについて

2015年6月:ST様(男別・年代不明)よりのご質問

堀田様、初めまして。いつも貴サイトで勉強させていただいております。以前は野村證券のカモでしたが、貴サイトを熟読してから、インデックス投資に励んでおります。

さて、下記2点質問させていただきたく。

 1.セゾン投信アセットアロケーション構築・維持に不向きではないか
 2.アクティブ型はアセットアロケーションに含めた方が良いのか



まず1.についてです。話を非常に単純化した例で説明しますと、セゾン・バンガードを毎月10、000円、SBI証券で株式100%のインデックスファンドを毎月10、000円積み立てているとします。

セゾン・バンガードは株式:債券比率=50:50なので、この例では私はアセットアロケーション全体で75:25を狙っていることになります。

ここで、ある月に少し余裕が出て、普段は2万円だけどその月は3万円投資する余裕があったとします。そうすると、本来であればそれぞれ15、000円ずつ購入すればアセットアロケーションは維持されます。

しかし、セゾン投信では積立額はすぐには変更できないし、戻すのも一手間なので、セゾン・バンガードの部分は10、000円のままとなります。(スポット購入は振り込み手数料がかかるので考慮していません)

そうすると、残り20、000円で株式のファンドを買うとアセットアロケーションが崩れてしまうので、こちらも10、000円を維持すると同時に、例えば「75:25の比率である別のファンド」を探して買う必要があると思います。

実際には地域とかREITといったファクターも入ってくるので、もはやExcelでも計算できないほど複雑になってしまいます。

このように、セゾン・バンガードは積立額が容易に変更できない点で、臨時収入等に柔軟に対応できないため、セゾン・バンガードの積み立てはやめて、いっそのことアセットアロケーションはSBI証券だけで組んだ方が良いのではと思ってしまうのですが、いかがでしょうか。

2.については、上記でセゾン投信ではセゾン・バンガードの積み立てをやめて、資産形成の達人ファンドだけを買うとした場合、これをアセットアロケーションに含めた方が良いのかどうかです。

アクティブ型はインデックス型に比べてリスクが高いと思いますので、アセットアロケーションはインデックス型だけで組み、アクティブ型はその埒外の余裕資金で、という感じで考えたい(その方が計算が楽だし)と思うのですが、いかがでしょうか。

以上ご教示いただければ幸甚です。


 


ご回答:アセットアロケーションを厳密にしたい場合は、セゾン投信は不向き

ご質問いただきまして、ありがとうございます。確かにSTさまのおっしゃる通り、セゾン投信と他の証券会社の投資信託を併用すると、ご質問のような事象が出てきますね。

アセットアロケーションの計算が面倒


以前私がセゾン・バンガード・グローバルバランスファンドを購入していた時には、スポット購入用資金として、1回当あたり30~40万円程度を振り込んで、キャッシュとして置いておきました。こうすることで、1回の振込手数料の割合を相当減らすことができる利点があます。

ただし一時に数十万円を用意するのは現実的じゃありませんし、セゾン投信もすぐに買い付けない資金を置いたままにすることは避けてほしいようなので、あまりよろしくないですね。

そもそもセゾン投信は、インデックスファンド複数用意してアセットアロケーションを自在に組み立てるような人向けのファンドではなくて、ごく普通の人が投資にほとんど時間をかけずに資産形成をしてもらう事を、コンセプトにしています。

セゾン投信で投資をしたら、セゾン1本でずっと行くくらいの人が多いのだと思います。ですので、STさまクラスの知識になってくると、細かい点で使いにくい部分が出てくるのは、仕方のない事なのでしょう。

解決策として、セゾン・バンガード・グローバルバランスファンドとほとんど投資比率が似ていて、SBI証券で買い付けが可能な世界経済インデックスファンドに変更するという手があります。新興国に対する投資比率がやや高まりますので、ご自身のアセットアロケーションと相談する必要がありますが。(コストも3割以上安くなります)

(やはりアセットアロケーションと相談する必要がありますが、最初から株式75%、債券25%の比率の、世界経済インデックスファンド(株式シフト型)もございます)

あるいはリバランスできる実力がおありならば、最初から低コストインデックスファンドを使って、最初からアセットアロケーションをそれらで構築するのでも良いと思います。

アクティブファンドについての考え方は、ご質問の通りで問題ありません。世のアクティブファンドはコストの分だけ市場平均に負ける宿命ですから、資産形成のコアの部分はインデックスファンドにすべきでしょう。

セゾン・資産形成の達人ファンドの場合、確かに良いファンドだとは思いますが、投資地域ごとにアセットアロケーションをしっかり管理したいというニーズには全く不向きです。

長期投資の理念に沿うと考えたファンドを束ねたバランスファンドであって、どの地域に何割の比率で投資するかは都度変化しますので、それこそ管理不能になりかねません。

アセットアロケーション全体のパフォーマンスを若干高めたい、あるいはインデックスファンドだけでは面白みに欠けると考えた場合は、おすすめのアクティブファンド一覧(存在価値のあるアクティブファンド一覧)の中から、資金の一部を投入するくらいの気持ちで投資なさるのが、ベターではないかと思います。






★この記事が参考になりましたら、ブックマークもしくはシェアをお願いいたします

ページトップへ戻る