楽天・米国高配当株式インデックス・ファンド・・・どうも疑問があるな

楽天・米国高配当株式インデックス・ファンド(愛称:楽天・バンガード・ファンド(米国高配当株式))は、米国の高配当銘柄に絞って投資できるインデックスファンドです。楽天バンガードファンドシリーズに、2018年1月10日に追加設定されました。

FTSE ハイディビデンド・イールド・インデックス(円換算ベース)が参考指数(目論見書の表現としては「対象指数」となっています)に設定されており、これに連動する投資成果が期待できます。

楽天・米国高配当株式インデックス・ファンド(愛称:楽天・バンガード・ファンド(米国高配当株式))


ただし、高配当株への投資というと定期的な分配金をイメージしますが、このファンドは年1回の決算になります。決算時に分配金が出るのか、あるいは分配金を出さずに無分配で再投資となるのか、決算を迎えてみないと何とも言えません。

分配金目当てで楽天・米国高配当株式インデックス・ファンド(愛称:楽天・バンガード・ファンド(米国高配当株式))を検討しようとしている人は、1年程度は様子を見てからの投資で良さそうです。

(2018年3月18日追加)


 


楽天・米国高配当株式インデックス・ファンドの基本的情報

購入単位楽天証券SBI証券では最低100円より積立購入可能。
信託報酬年率0.2096%程度税抜きで0.2%程度
信託財産留保額:なし
決算:年1回(7月15日)
資産配分比率: 楽天・米国高配当株式インデックス・マザーファンドをマザーファンドとしてファミリーファンド方式で運用します。

楽天・米国高配当株式インデックス・ファンド(愛称:楽天・バンガード・ファンド(米国高配当株式))のファンドの仕組み


2018年2月末時点で、バンガード・米国高配当株式ETFを通じて、全米の395銘柄に分散投資をしています。業種別の比率は、以下の通りです。

楽天・米国高配当株式インデックス・ファンド(愛称:楽天・バンガード・ファンド(米国高配当株式))のポートフォリオ


償還日:無期限
運用:楽天投信投資顧問株式会社
為替ヘッジ:なし



楽天・米国高配当株式インデックス・ファンド、管理人の感想と評価

特に、投資する意味があるとは思えないファンド

楽天バンガードファンドシリーズは、投資信託やインデックスファンドが好きな人にとっては、特徴ある商品群から受ける大きなインパクトがあり、こういう商品は好感度が増します。

米国株に関しては、先だって設定された楽天・全米株式インデックス・ファンド(愛称:楽天・バンガード・ファンド(全米株式))に、すっかり虜になってしまった投資家も多いと思います。

しかし、その楽天・全米株式インデックス・ファンドに比べると、今回の楽天・米国高配当株式インデックス・ファンドには、果たして投資する意味があるのかどうか、いささか疑問に感じるところがあります。理由は、次の通りです。


恐らく、「無分配」の高配当株式ファンドである

冒頭にも書いたとおり、楽天・米国高配当株式インデックス・ファンドは無分配であるか、あるいは分配金再投資型のファンドになる筈です。つみたてNISAの制度を念頭に置いて設定されたという側面もあるので、分配金を出す事は無いでしょう。

一般的に、高配当株や高配当株の投資信託を買う人は配当金や分配金を目当てに投資しているケースが多いでしょうから、そのような人にとっては無分配だとほとんど意味がありません。

個人的には、本ファンドは完全に「分配金目当て」の人を満足させるようなファンドにして頂くほうが、かえって特徴が出たのではないかと思います。もしもタコ足分配でなければ、配当金目当ての投資を行っている妻のNISA口座で買い付けても良いファンドです。

参考管理人の投資しているもの


リターンが著しく良いという訳でもない

楽天・米国高配当株式インデックス・ファンドを購入する事で、楽天・全米株式インデックス・ファンドよりも高いリターンを期待する事ができるならば、話は別です。

下記は、バンガード社の資料より、それぞれのファンドの投資先ETFの、過去のリターンを抜き出したものです。こう見ると、楽天・米国高配当株式インデックス・ファンドに投資したくなるような特段の理由は見受けられません。

ファンド 1年 3年 5年 10年
バンガード・高配当株式ETF(楽天・米国高配当株式インデックス・ファンド) 16.42% 10.93% 15.07% 8.60%
バンガード・トータル・ストック・マーケット ETF(楽天・全米株式インデックス・ファンド 21.16% 11.08% 15.55% 8.72%


特にリターンも高い訳でもなく、分配金が出る訳でもないとすれば、一体どのような客層の人たちが楽天・米国高配当株式インデックス・ファンドを購入する事になるのか、イマイチよく分からないファンドになると思います。

ただし、楽天・米国高配当株式インデックス・ファンド(愛称:楽天・バンガード・ファンド(米国高配当株式))を敢えて購入するメリットがあると考えて、実際に投資している人もおられると思います。

そのような人は、本ファンドを買う事でどういったメリットが期待できるのか、ぜひとも当サイトのQ&Aコーナーを通じて、当サイト管理人までご教示いただけますと幸いです。


「高配当戦略」ならば、別のファンドも念頭に入れよう

楽天・米国高配当株式インデックス・ファンドは、高配当の銘柄は長期的に株価の成長も期待できるという、いわゆる高配当戦略を狙っているのだろうと思います。この戦略ならば、分配金が出ない事にも納得できます。(本当に成長するならば、ですが)

それであれば、S&P500配当貴族指数(配当込み)をベンチマークとするSMT 米国株配当貴族インデックス・オープン(信託報酬0.55%)も1つの選択肢であり、検討対象になります。

ここでは、ついでにアメリカ高配当株オープン(年2回決算型)(信託報酬1.74%)も含めて、それぞれのリターンを比較したいと思います。

楽天・米国高配当株式インデックス・ファンドとSMT 米国株配当貴族インデックス・オープンとのリターン比較


現在のところは、楽天・米国高配当株式インデックス・ファンドの運用期間が短すぎて比較も何もありませんが、今後、どちらが有利なのか、継続してチェックしてみたいです。

いずれにしても、楽天・米国高配当株式インデックス・ファンド(愛称:楽天・バンガード・ファンド(米国高配当株式))に投資したいと思っていても、少なくとも1年、できれば数年の様子を見てから買い付けるのでも良さそうです。



楽天・米国高配当株式インデックス・ファンドの購入先

楽天・米国高配当株式インデックス・ファンド(愛称:楽天・バンガード・ファンド(米国高配当株式))をノーロードで購入できる証券会社は、以下の通りです。

SBI証券楽天証券マネックス証券岡三オンライン証券ソニー銀行、GMOクリック証券など

あわせて、 管理人神推しの証券口座のページ を証券会社選びにお役立て下さい。
管理人的には、ポイント利用でコストを徹底的に削減する効果のある、SBI証券楽天証券の利用がベストだと思います。(どちらでもお好みのところを利用ください。)


 


★この記事が参考になりましたら、ブックマークもしくはシェアをお願いいたします

ページトップへ戻る