楽天・全世界債券インデックス(為替ヘッジ)ファンド・・・為替ヘッジ付きの、初の全世界債券インデックスファンド

楽天・全世界債券インデックス(為替ヘッジ)ファンド(愛称:楽天・バンガード・ファンド(全世界債券・為替ヘッジ))は、日本を含む全世界の投資適格債券の値動きを表すブルームバーグ・バークレイズ・グローバル総合浮動調整インデックス(円ヘッジ)をベンチマークとする(為替ヘッジ付きの)全世界債券インデックスファンドです。

楽天バンガードファンドシリーズの中の為替ヘッジ付全世界債券ファンドとして、2019年2月15日に追加され、運用されています。

楽天・全世界債券インデックス(為替ヘッジ)ファンド(愛称:楽天・バンガード・ファンド(全世界債券・為替ヘッジ))


外国債券投資に為替ヘッジを付けるか否かは、悩ましい問題です。そもそも、安全資産への投資としての外国債券の位置付けも、かなり難しい問題でもあります。その点も踏まえて本ページに記載していますので、参考としてご一読ください。


(2019年5月4日追加)・・・本ページの情報の更新を希望される方は、Q&Aページより管理人までお知らせください。すぐに対応したいと思います。



 


楽天・全世界債券インデックス(為替ヘッジ)ファンドの基本的情報

このファンドの基本情報

項目 内容
購入単位 証券会社により異なりますが、楽天証券SBI証券など主要ネット証券では100円より購入可能。
信託報酬 年率0.27%(税抜)(=運用管理費用0.12%(税抜)+投資対象ファンドの信託報酬0.15%)
信託財産留保額 なし
運用期間 無期限
決算 年1回(2月12日)。
運用会社 楽天投信投資顧問株式会社
為替ヘッジ あり(フルヘッジ)

米国バンガード社の「バンガード・グローバル・ボンド・インデックス・ファンド」(信託報酬0.15%)にファンドオブファンド形式で投資しています。


楽天・全世界債券インデックス(為替ヘッジ)ファンド ファンドオブファンズ形式構造


このファンドのポートフォリオなど

日本を含む先進国、新興国の投資適格債券 計10504銘柄に投資(2019年2月末時点)。特性値、格付別構成比率、上位5ヶ国の国別構成比率はそれぞれ以下の通りです。

ファンド全体の利回りは1.8%です。国別構成比率上位は、米国の41.5%を筆頭に、日本11.0%、フランス6.4%、ドイツ5.8%、イギリス4.3%と続きます。

楽天・全世界債券インデックス(為替ヘッジ)ファンド 特性値、格付別構成比率、上位5ヶ国の国別構成比率


組入上位10銘柄の構成比率は以下の通りです。

楽天・全世界債券インデックス(為替ヘッジ)ファンド 組入上位10銘柄の構成比率



楽天・全世界債券インデックス(為替ヘッジ)ファンド、管理人の感想と評価

初の全世界債券インデックスファンド

今までは債券インデックスファンドとしては、以下のように、各地域別の債券指数をベンチマークとするものしかありませんでした。

NOMURA-BPI総合をベンチマークとする日本債券インデックスファンド
FTSE世界国債インデックス(除く日本)をベンチマークとする先進国債券インデックスファンド
JPモルガン・ガバメント・ボンド・インデックス・エマージングマーケッツ・グローバル・ディバーシファイドをベンチマークとする新興国債券インデックスファンド


それに対して、今回設定された楽天・全世界債券インデックス(為替ヘッジ)ファンド(愛称:楽天・バンガード・ファンド(全世界債券・為替ヘッジ))は、この1本で日本を含む先進国と新興国を網羅する、初の全世界債券インデックスファンドとなります。


全世界の投資適格債券1万銘柄以上に投資可能

楽天・全世界債券インデックス(為替ヘッジ)ファンドは、米国バンガード社が運用しているインデックスファンドの「バンガード・グローバル・ボンド・インデックス・ファンド」(信託報酬0.15%)にファンドオブファンズ形式で投資しており、自分自身の信託報酬0.12%(税抜)と合わせて、トータルで年0.27%(税抜)のインデックスファンド(=パッシブファンド)です。

バンガード・グローバル・ボンド・インデックス・ファンドのベンチマークであるブルームバーグ・バークレイズ・グローバル総合浮動調整インデックス(円ヘッジ)は、日本を含む全世界の投資適格債券(国債だけでなく、政府関連債、社債(事業債)および資産担保証券を含む)を対象としています。

2019年3月末時点で、ブルームバーグ・バークレイズ・グローバル総合浮動調整インデックスは23415銘柄を組入対象にしており、バンガード・グローバル・ボンド・インデックス・ファンドは10782銘柄に投資しています。

本ファンド1本で、日本、海外先進国、新興国の債券計1万以上の銘柄に徹底的に分散投資できるのは素晴らしいです。

ただし、今では外国債券ファンドとしては、eMAXIS Slim 先進国債券インデックスが信託報酬0.14%で購入できる時代です。本ファンドの信託報酬0.27%は著しく低コストという訳ではありません。

日本の債券や新興国債券に投資をする必要性は無いと考える投資家にとっても、上記のeMAXIS Slim 先進国債券インデックスだけを買っておけば良いでしょう。

債券については、先進国債券についても、「それほど必要性は無いのでは?」と考える人もいます。以下の参考記事も、あわせて読んでみて下さい。

参考先進国債券に投資する意味は、どこにあるのか?


為替ヘッジコストと、過去のリターンについて

さらに、為替ヘッジ付きのため、為替変動リスクを軽減することができ、価格変動の値動きがマイルドになるメリットがあります。

ただ、そのデメリットとして、信託報酬や実質コストにも含まれない為替ヘッジコストがかかり、その分だけ期待リターンが下がります。外貨と日本円との短期金利差だけでなく、需給要因で為替ヘッジコストも思わぬコストになる事があるのは理解しておく必要があります。

参考楽天インデックスバランスファンドを買う際の為替ヘッジ付き海外債券


なお、為替ヘッジコストは一体どのくらい発生するのか、なかなか外からは判断できません。たまたま先日、日興レジェンド・イーグル・ファンドをチェックしていたところ、その資産成長コースと円ヘッジコースのコストが具体的に掲載されているのを見つけました。

実際に2つのコースのコスト差を比べる事で、為替ヘッジコストがどの程度余計に発生するかが分かります。詳しくは、上記リンク先ページの該当項目をご覧下さい。

為替ヘッジコストをかけながらも、実際のリターンはヘッジの有無でどの程度変わってくるのかは、以下の2つのファンドを見比べる事で想定する事が出来ます。

SMT グローバル債券インデックス・オープン
SMT グローバル債券インデックス・オープン(為替ヘッジあり)




これを見ると、5年間のリターン(赤枠)はほぼほぼ似たようなものであるのに対して、リスク(青枠)は半分程度まで減少しており、要は、同じリターンを得るのにリスクを回避できていると判断できます。

もちろん、この状態が将来も全く同様に継続する訳ではないでしょうが、楽天投信投資顧問としては、「債券投資をするようなリスク許容度の低い人にとっては外国債券には為替ヘッジを付けたほうが適切である」と判断しているものと思われます。

ところで上記の比較表に、SMT 国内債券インデックス・オープンも表示してみると、更に面白い事が見えてきます。同じように赤枠の5年のリターンを見ると、外国債券に投資しても国内債券に投資しても、同じような結果であった事が分かります。

10年で見た場合、為替ヘッジタイプは数字が出ておらず(10年未満の運用という意味)、単純に為替ヘッジ無しタイプと国内債券を比べると、外国債券のほうがリターンは高めです。




一方で青枠のリスクの数値は、為替ヘッジタイプよりも更に国内債券のほうが低くなっています。つまり、「同じリターンを得られるなら、よりリスクの低い国内債券ファンドで良いのではないか?」という想定を、ここから導く事もできます。

もちろん、為替ヘッジ無しの外国債券のほうが値動きが大きいので、相場の下の方で買い付けられればよりリターンを高める事が出来ます。しかし、債券投資をする人がそのようなアクティブな売買をするとも思えません。

外国債券は、株式投資に比べると相対的に値動きが小さいので、安全資産への投資と捉えられます。しかし、為替ヘッジを付けない外国債券投資は、為替リスクをかなり大きく受けますので、実質的にはかなりのリスク資産と認識したほうが良いでしょう。

分散投資の一環として債券投資をしたいものの、一方で為替リスクも大幅に低減させて、アセットアロケーションの価格変動を相当程度抑えたいと考えている人は、本ファンドのような為替ヘッジタイプを検討しても良いのではないかと思います。

なお、外国債券の為替ヘッジの有無と国内債券ファンドの比較などについては、楽天・インデックス・バランス・ファンド(愛称:楽天・バンガード・ファンド)でも記載していますので、そちらのページも参考にしてみてください。



楽天・全世界債券インデックス(為替ヘッジ)ファンドの購入先

楽天・全世界債券インデックス(為替ヘッジ)ファンド(愛称:楽天・バンガード・ファンド(全世界債券・為替ヘッジ))は販売先に無関係にノーロードです。購入できるのは以下の証券会社です。

SBI証券楽天証券カブドットコム証券マネックス証券松井証券岡三オンライン証券ジャパンネット銀行


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