新型ラップ口座の「楽ラップ」は、資産運用に縁遠かった人に朗報だ

大手証券会社が主導して、市場を拡大させようとしている「ラップ口座」、管理人が今まで見てきたラップ口座の大半は、中身が酷すぎて苦言を呈したくなるようなものばかりでした。

その中で、たわらノーロードファンドシリーズのような超低コストインデックスファンドを使い、さらにロボアドバイザーを駆使して全体のコストダウンを図った、新型ラップ口座が登場しました。

それが楽ラップ。従来のラップ口座のコストは、およそ年間で3%程度。それに対して1%未満のコストで利用できるため、投資の必要性は十分認識しているものの、余計な労力を投資に対して一切割きたくない人に対して、非常に有効なツールとなってきました

楽天証券の楽ラップ

(2016年11月〇日追加)



このページでは、楽ラップを登場させた中心人物の方々に登場いただいて、楽天証券さんとして、楽ラップをどのように考え、そして今後どうしていきたいのか、直撃インタビューを致しましたので、下記、ご覧いただければと思います。ラップ口座を利用して資産形成をしたいと考える人にとって、判断材料の1つになればと思います。


 


楽天証券の社員さんが、新型ラップ口座「楽ラップ」について語る

今回、楽ラップについて語ってくださった楽天証券の内部の方は、以下の通りです。写真右側から小林勉さん(マーケティング推進室マネージャー)、奥山友美さん(投資信託事業部リーダー)、土井理輝さん(マーケティング推進室)の3名です。

楽ラップを説明してくれた社員さんたち



以下、楽ラップについてのインタビュー内容です


堀田(当サイト管理人です):
今までラップ口座は、とにかくダメなものばかりで、大手証券に実際に出向いて話を聞いたりして、本当にダメだなと思いました。手数料を3%くらい、平気で取るのです。

ラインナップは全部アクティブファンド。いちいち調べると、ほとんどのファンドがベンチマークを下回る状況で、酷すぎる。それに対して楽ラップはだいぶ違いますね。やはり1%を切るのは大きいし、ラインナップも非常に良心的。


奥山友美さん
そうですね。販売会社(楽天証券)の取り分はもう、正直、捨ててしまって・笑、「使っていただける商品でないと意味がない」という楠(楽天証券社長)の考えもあり、こういうかたちにさせていただいています。残高が積みあがらないと、利益になりにくい商品ではあります。

また、一般的な投資家の方に簡単に参入していただけるように、やはり「10万円じゃなきゃダメ」というところでスタートしており、大手証券会社との差別化はできていると思います。


堀田
iDeCoの話しと重なりますけが、個人の方に「アセットアロケーションを自分で考えろ」というのは、とてつもなく難しくてハードルが高いようです。そこを機械の力で乗り越えられるのならば、大変良いと思います。

しかも最大で1%程度までならば、それはもう「アリ」かなと思います。楽ラップでの取り扱いも全てインデックスファンドのラインナップと良心的で、他社には無いと思います。


奥山友美さん
そうですね。分かりやすくないと、あまり意味がないというか、自分の大切な資金をどのように運用されているのかは、やはり分かりやすくシンプルにしなくてはなりません。いくらお任せとはいえ。

さらに言うと、「何だか分からないけどコストは払ってます」は絶対ダメで、1%の水準は絶対に譲れないというスタンスで始めましたね。


堀田
先日、マネックス証券がMSV LIFEというラップサービスをリリースして、それも1%を切る事をコンセプトにされています。MSV LIFEはロボアドバイザーに入力していくと、アセットアロケーションが出てきて、それに沿ってバンガードのETFが自動的に買い付けられる仕組みです。楽ラップと、正面切って競合する形になるかもしれませんね。

そうなった時に、MSV LIFEは10回ぐらい繰り返さないと覚えられないネーミングなのに対し、「楽ラップ」は、実に分かりやすい名前にしましたね・笑。感心してしまいました。


小林勉さん
そうですね、ネーミングは結構、こだわりました。楽天のロゴを付けたり、「楽」という文字を付けること自体も、グループ的には簡単に許可が降りないのです。そこは今回、ものすごく思い入れを持って、上のほうにはアタックして取りにいった名称でして。

分かりやすさやインパクトなども含めて、違いは出せたかなと思います。やはり同じようなサービス、ロボアドバイザー的なところは今後もどんどん出てくるでしょうし。


堀田:ファンドのラインナップも今後、楽ラップの場合は増やしていく方向ですか?


奥山友美さん
ここは、一旦は今のラインナップのままで行くと思います。入れ替えや追加は、常に検討はしています。


堀田:今の段階で、顧客からの評価はどうなのでしょうか?


小林勉さん
お申し込みのペースも、当初目標にしてたTHEO(テオ)さんを、設定以上に早く、キャッチアップできました。追加投資も、なかなか同じ商品を買い増しする方は、他の商品カテゴリーではそんなにいらっしゃらないのですが、この分野に関しては反響も高く、今のところは上々です。このあとはパフォーマンス次第であり、次のステージでお客様からどういった声をいただけるか楽しみにしております。


堀田:楽ラップに加入された方の投資経歴や年齢層などは、どのような感じでしょうか?


奥山友美さん
はい、割と初心者の方が始められる事が多いです。投資信託での投資経験があって、少し楽ラップにシフトしてみようという方もいらっしゃるのかなと思っていましたが、想定以上に投資の経験が無い方も多いですね


小林勉さん
男女の比率は、たぶん証券口座の全体とあまり変わらないとは思います。年齢層は30代が中心的で、男女比では楽天証券としては8割強ぐらいが男性なので、徐々に女性比率も増えてはいますが、そのような状況です。


堀田:資産を持ってる方に、楽ラップに入っていただけるといいですよね。

お金持ちの人と楽ラップ


奥山友美さん
そうですね、はい。楽天証券では、ネットのお取引以外にIFA事業部という、いわゆる対面の投資アドバイザー、「独立系アドバイザー」という言い方をさせていただいてるのですが、ネットとは違うお客様がおられて、比較的、大口の資金で取引される方もいらっしゃって、そこのニーズも非常に高かったと聞いてます


堀田
従来の、投資信託を中心に投資してる人以外、現物株、FX、不動産などを中心に投資をする人で、楽ラップに目を向ける人も、いらっしゃるのですか?


小林勉さん
今の段階である程度の分析はできていまして、現物株をお持ちの方が一部、楽ラップを合わせてやっている事例が有って、このあたりは我々も想定してなかったので、驚いてるところではあります。

もちろん、投資信託との併用ですとか、ちょっとアクティブな投資信託を利用されている方もあわせて、使っていただいていますね。


堀田
現物株の投資家とは、専業でやっているような人ですか? あるいは普通の会社員のような属性で、株式投資もやっておられるようなケースなのでしょうか?


小林勉さん
まちまちですね。やはりパイの大きいところとしては、結構のんびりと投資されている方が、それこそ最低金額の10万円で買い付けされるケースが割合としては高いです。結構な金額を、この楽ラップにあてていただいているような方もいらっしゃいますが。

やはり従来型のラップにありがちな、「よく分からないうちに損が出てしまった」みたいなところを、この商品ではないようにしていますから、そのあたりご認識いただいているのではないかと推測はしてます。


堀田
なるほど、本日はありがとうございました。今後この分野も競争が激しくなるでしょうが、引き続いて、真に消費者のためになるようなサービスの展開を、期待しております!


楽ラップ取材後の記念撮影
(楽天証券さんのロビーで、管理人も交えて撮影)


楽ラップについて取材をした感想

当サイトのメインの読者さんは、インデックス投資を強く志向する人が多いと思います。しかし世の中の一般の人は、そのようにカテゴライズできないケースの方がはるかに多いと思います。何となしに、お好みの株を1つか2つ保有していて、それ以外に「将来のために資産形成しなきゃ」と、漠然と考えているような人たち。

その人たちに「インデックス投資が最適ですよ」と言っても、全く響かない・苦笑。こういった時に、楽ラップという絶妙なネーミングで、そういう人たちの背中を押してあげて、ベストとは言わないまでもベターなアセットアロケーションを自動的に構築してくれて、しかも彼らが一番怖がる「市場の暴落」に対処するための「下落ショック軽減機能」まで付属しているとしたら、かれらの心にある程度響くのではないかと思います。

(インデックス投資家からすると、下落ショックはあらかじめリスク許容度を鑑みて、安全資産を自分にふさわしい量だけ配置しておけば良いでしょ、という事になりますが、普通の人は自分のリスク許容度など分かりませんし、安全資産が何なのかも分からないし、どれだけ配置すべきかは電卓をはじいてウンウン唸らなければ出てきませんし。)

ですので、全てお任せしてしまって、自分はほとんど何も手を下さないで、それでいてトータルのコストが年率で1%以下に抑えられるのは、非常に良心的です

かつて、というか今でも多数販売されているボッタクリ投資信託の信託報酬だけで、年率にして2%に近く(さらに3%強もの購入手数料)も取られることを考えたら、良心的すぎるとさえ感じます。

「貯蓄から投資へ」のスローガンが叫ばれて久しいです。ここにきてようやく、いわゆる株式投資以外で、本当の長期投資に耐えうる商品が色々と出てきましたね。

iDeCoにしても今回の楽ラップにしても、私たち市民のほうを向いたサービスを展開するにあたり、実はその陰の立役者は、超低コストのインデックスファンドです。楽ラップに商品を提供するたわらノーロードファンドシリーズを組成したアセットマネジメントONE株式会社さんなどの運用会社にも、賛辞を送りたいと思います。






楽ラップで取り扱っているファンドラインナップ


下記、念のために、楽ラップの運用で使用される投資信託の一覧を掲載しておきます。2種類のインデックスファンドシリーズが使用されていています

たわらノーロードファンドシリーズ〈ラップ向け〉(アセットマネジメントONE)
・ステートストリートインデックスファンドシリーズ(ステート・ストリート投信投資顧問)


これらの超絶に信託報酬の低いファンド群を活用することが出来るのは、大変なメリットです。投資信託のコストは、将来的に確実にリターンを削る要因になりますから、コストが低ければ低いほど、投資家の利益が増えることに直結します。

逆に言うとコストが高いほど金融機関の「儲け」が厚い訳で、ここを削れるかどうかで、金融機関の本気度を推し量ることが出来ます。そういう意味で、楽ラップは「本気だ」と分かるのです。

投資先 ファンドなどの名称 税抜き
信託報酬
ベンチマークや
参考指数、コメント他
日本株式 ステート・ストリート日本株式インデックス・オープン 0.17% TOPIX(配当込)
たわらノーロード日経225<ラップ向け> 0.175% 日経平均株価
先進国株式 ステート・ストリート先進国株式インデックス・オープン 0.20% MSCIコクサイ
たわらノーロード先進国株式<ラップ向け> 0.205% MSCIコクサイ(配当込)
ステート・ストリート先進国株式インデックス・オープン(為替ヘッジあり) 0.22% MSCIコクサイ
新興国株式 ステート・ストリート新興国株式インデックス・オープン 0.29% MSCIエマージング・マーケット・インデックス
たわらノーロード 新興国株式<ラップ向け> 0.35% MSCIエマージング・マーケット・インデックス(配当込)
日本REIT たわらノーロード 国内リート<ラップ向け> 0.255% 東証REIT指数(配当込)
海外REIT たわらノーロード 先進国リート<ラップ向け> 0.3% S&P先進国REIT指数(除く日本・配当込)
日本債券 ステート・ストリート日本債券インデックス・オープン 0.13% NOMURA-BPI総合
たわらノーロード国内債券<ラップ向け> 0.135%
先進国債券 ステート・ストリート先進国債券インデックス・オープン 0.17% シティ世界国債インデックス(除く日本)
たわらノーロード先進国債券<ラップ向け> 0.175%
ステート・ストリート先進国債券インデックス・オープン(為替ヘッジあり) 0.20%
新興国債券 ステート・ストリート新興国債券インデックス・オープン 0.12% ブルームバーグ・バークレイズ・ エマージング・マーケッツ・ローカル・ カレンシー・リキッド・ガバメント・ インデックス



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