りそな銀行の個人型iDeCoについて徹底的に解説します

りそな銀行の企業型iDeCoのラインナップの情報をお持ちの方は、こちらから管理人までご連絡をお願いいたします。情報をお寄せいただければ、りそな銀行の企業型iDeCoについても具体的に評価してまいります。



本ページでは、りそな銀行が展開している個人型iDeCoについて、その中身を詳しくチェックしています。現時点では、個人型iDeCoの情報のみを掲載しています。企業型iDeCoについては、ウェブサイトに情報が無く、皆さまからの情報提供をお待ちしています。

iDeCo(イデコ)を制する者は人生を制する!」・・・りそな銀行の個人型iDeCoの内容は、なかなか良質だと思います。最も肝心な商品ラインナップに大きな問題はありません。長期的に付き合っていける金融機関ではあります。

りそな銀行の個人型iDeCo

(2017年2月23日追加)


本ページに記載した内容の目次になります。上から順番にご覧いただくほうが分かりやすいとは思いますが、お時間の無い時などは、関心のある部分に直接飛んでください。

りそな銀行の個人型iDeCoラインナップ
ラインナップのアクティブファンドを完全チェック
りそな銀行で利用して良い商品はこれ
りそな銀行の個人型iDeCoの、口座手数料を確認
りそな銀行よりも有利な金融機関の検討しよう


 


りそな銀行の個人型iDeCoラインナップ

まず最初にお伝えすべきは、りそな銀行のiDeCoラインナップには、大きな問題がない事でしょうか。かなり低コストのインデックスファンドが品揃えされており(下の表の赤文字の商品です)、それをあなたの利用する商品のメインにすれば、OKでしょう。

唯一、アクティブファンドが不必要に多めにラインナップされており、投資の事を知らない人はアクティブファンドの方が成績が良いと勘違いして、高コストのものを不用意に購入してしまう恐れがあるのは、注意点です。

⇒参考:インデックスファンドとアクティブファンド


(区分はI=インデックスファンド、A=アクティブファンド)
投資先 区分 ファンドなどの名称 税抜き
信託報酬
運用会社
日本株式 I りそなDC信託のチカラ日本の株式インデックスファンド 0.18% りそな銀行
トピックス・インデックス・オープン(確定拠出年金向け) 0.57% 野村アセットマネジメント
A りそなDC信託のチカラ 国内株式+(プラス) 0.90% りそな銀行
シュローダー年金運用ファンド日本株式 1.48% シュローダー・インベストメント・マネジメント
ラッセル・インベストメント日本株式ファンド(DC向け) 1.55% ラッセル・インベストメント
DC・ダイワ・バリュー株・オープン(愛称:DC 底力) 1.52% 大和証券投資信託委託
先進国株式 I DCダイワ外国株式インデックス 0.25% 大和証券投資信託委託
A ラッセル・インベストメント外国株式ファンド(DC向け) 1.35% ラッセル・インベストメント
フィデリティ・グローバル・ファンド 1.73% フィデリティ投信
新興国株式 I 野村新興国株式インデックスファンド(確定拠出年金向け) 0.56% 野村アセットマネジメント
日本債券 I りそなDC信託のチカラ日本の債券インデックスファンド 0.15% りそな銀行
ダイワ投信倶楽部日本債券インデックス 0.45% 大和証券投資信託委託
A DCダイワ物価連動国債ファンド 0.40% 大和証券投資信託委託
シュローダー年金運用ファンド日本債券 0.59% シュローダー・インベストメント・マネジメント
先進国債券 I DCダイワ外国債券インデックス 0.23% 大和証券投資信託委託
A 海外高格付け債ファンドBコース(為替ヘッジなし) 1.25% アバディーン投信投資顧問
新興国債券 I DCダイワ新興国債券インデックスファンド 0.52% 大和証券投資信託委託
国内REIT A 野村 J-REIT ファンド(確定拠出年金向け) 0.95% 野村アセットマネジメント
外国REIT I 野村世界REITインデックスファンド(確定拠出年金向け) 0.53% 野村アセットマネジメント
バランス型 I ダイワ・ライフ・バランス30
ダイワ・ライフ・バランス50
ダイワ・ライフ・バランス70
0.18%
0.20%
0.22%
大和証券投資信託委託
りそなDC信託のチカラターゲットイヤー2030年
りそなDC信託のチカラターゲットイヤー2040年
りそなDC信託のチカラターゲットイヤー2050年
0.42% りそな銀行
A PRUグッドライフ2020(年金)
PRUグッドライフ2030(年金)
PRUグッドライフ2040(年金)
PRUグッドライフ2050(年金)
0.78% プルデンシャル・インベストメント
DCダイナミック・アロケーション・ファンド(DC 攻守のチカラ) 1.00% 大和証券投資信託委託
DCダイワ・ワールドアセット(六つの羽 /6分散コース) 1.05% 大和証券投資信託委託
預金 りそな据置定期預金『フリーポケット401k』
埼玉りそな据置定期預金『フリーポケット401k』
りそな銀行、埼玉りそな銀行


上記の赤く色を塗った商品を中心にして、ご自身の理想のアセットアロケーションを組み立てて、老後までの資産運用をしていくと良いです。バランス型ファンドを利用する場合は、理想のアセットアロケーションに近いかどうかを見ると良いでしょう。


 


ラインナップのアクティブファンドを完全チェック

上の表の部分でも書いた通り、不必要にアクティブファンドを選んではいけません。なぜなら、コストが異様にかかるからです。例えば日本株でインデックスファンドを選んだ場合とアクティブファンドにした場合の、10年ごとのコスト差を記します。

年数 りそなDC信託のチカラ日本の株式インデックスファンド(信託報酬:0.18%) DC・ダイワ・バリュー株・オープン(愛称:DC 底力)(信託報酬:1.73%)
10年 1.8% 17.3%
20年 3.6% 34.6%
30年 5.4% 51.9%


表の赤い部分、何を意味しているか分かりますか? 手数料の累計です。30年運用したら、約52%ものコストが、あなたの元本から引かれることを意味します。

アクティブファンドの運用成績を見通すことは完全に不可能なので、であればコストのような不確実なものは最初から徹底的に排除する必要があるのです。


日本株式アクティブファンドの実力をチェック

では初めに、日本株に投資できるアクティブファンドの運用成績を確かめてみます。以下、りそなDC信託のチカラ 国内株式+(プラス)を除いたアクティブファンド全てと、ベンチマークTOPIX配当込み指数を比較した図が、下記になります。

(一部のアクティブファンドのベンチマークは配当抜きのTOPIXですが、それを使うとフェアではなくなるので、全て配当込みTOPIXと比較します。)

りそな銀行のiDeCoの日本株アクティブファンドの運用成績


結果、10年の長期スパンで見てみると、全てのアクティブファンドの運用成績が、市場の平均値であるTOPIX配当込み指数に負けているのが分かります。

例えば1年の短期で見てみるとベンチマークに勝つことは有りますが、長期的にはほとんどのアクティブファンドはインデックスファンドに勝てないのです。

だったら最初からインデックスファンドである「りそなDC信託のチカラ日本の株式インデックスファンド」を買っておけば、勝手にアクティブファンドが自滅して、長期的には勝利することになります。アクティブファンドを不用意に買ってはならない理由です。

なお、データが無くて図には掲載していない「りそなDC信託のチカラ 国内株式+(プラス)」についても、プラスなどと注意を引く言葉を使っていますが、騙されてはなりません。ベンチマークには勝てておらず、買う価値が有りません。


先進国株式アクティブファンドの実力をチェック

続いて先進国株式クラスです。フィデリティ・グローバル・ファンドに関しては、リンク先ページを見て頂くと分かる通り、長期的にもベンチマークをあり得ないレベルで下回るダメファンドで、投資価値皆無です。

こんなものが1.73%の猛烈な高コストで客集めするのですから、全く油断なりませんね。これをラインナップしているりそな銀行、顧客の不利益につながりかねないのに、いったい何を考えているのでしょうか?

では残り、ラッセル・インベストメント外国株式ファンドの運用成績を、同じベンチマークの超低コストのインデックスファンド、DCダイワ外国株式インデックスと比べてみます。

りそな銀行のiDeCoの先進国株アクティブファンドの運用成績


いかがでしょうか。過去3年間で、ベンチマークに全く太刀打ちできない事が分かります。だったら低コストのインデックスファンドで十分であることが分かります。


国内債券アクティブファンドの実力をチェック

シュローダー年金運用ファンド日本債券の成績を見てみます。運用報告書から、ベンチマークとの比較を見る事ができます。一目瞭然で、長期的にベンチマークを下回っていて、これであればベンチマークに連動するインデックスファンドで十分であることが分かります。

りそな銀行のiDeCoの日本債券アクティブファンドの運用成績


DCダイワ物価連動国債ファンドについては、急激なインフレが発生するという予測を持っている人以外は、不要だと考えます。市井の人がそんな予測を考えて、このようなアクティブファンドを買う必要性はありませんので、インデックスファンドで十分でしょう。


先進国債券アクティブファンドの実力をチェック

[アバディーン・ファンド・セレクション]海外高格付け債ファンドBコース(為替ヘッジなし)の実力をチェックします。運用報告書から、リターンを転載します。ご覧のように、全く話にならない運用成績です。

りそな銀行のiDeCoの先進国債券アクティブファンドの運用成績


Jリートアクティブファンドの実力をチェック

Jリートの部分には、インデックスファンドがラインナップされていないのがけしからん話しです。唯一の存在である、野村 J-REIT ファンド(確定拠出年金向け)の運用成績については、次の通りになっています。

りそな銀行のiDeCoのJリートアクティブファンドの運用成績


10年強の設定来で、参考指数に対して3%ほど勝利しています。これは、頑張っていると言えます。存在価値のあるアクティブファンドと言えます。

ただし、過去が良いからと言って未来が同様だとは限りません。これを買うにしても、資産のごく一部を振り向けるくらいが無難です。


バランス型アクティブファンドの実力をチェック

最後に、バランス型ファンドです。バランス型ファンドは様々なものがあるので、商品を検討するのも困惑すると思います。

まずPRUグッドライフシリーズですが、2020から2050と数字が大きくなるにしたがって、リスク資産への投資割合が大きくなります。したがって、リスク許容度の低い人は2020を、高い人は2050を目安にして、その中間のものも含めて検討する必要が有ります。

ただ、大半のものがベンチマークを下回る成績に甘んじていますから、将来的にも期待が持てるものだとは言い難いです。コストが3分の1以下のダイワ・ライフ・バランスシリーズを選んだ方が良いでしょう。

次に、DCダイワ・ワールドアセット(六つの羽 /6分散コース)です。こちらは10年の長期スパンで参考指数を下回っており、利用しなくても良い商品です。

DCダイワ・ワールドアセット(六つの羽 /6分散コース)の運用成績


ちなみにこの商品、以下のように各資産クラスに均等に投資するタイプのファンドです。だったらラインナップにある低コストのインデックスファンドを均等に買い付ければ良いだけで、わざわざこんなコスト高の商品を選ぶ必要はありません。

DCダイワ・ワールドアセット(六つの羽 /6分散コース)の資産配分


評価しにくいのが、DCダイナミック・アロケーション・ファンド(DC 攻守のチカラ)です。これはベンチマークも参考指数もなく、相場に応じて資産を機動的に入れ替えて、安定的に資産を増やすタイプの投資信託です。

しかし、当サイトではこの手のファンドには否定的な見解です。というのも、ベンチマークが無いとしたら、一体このファンドの良し悪しを、どう判断すれば良いのでしょうか?

最悪の運用をしていたとしても、我々個人投資家は、それを全く見抜く術が無いのは、非常に困った事態です。

そして、市況にあわせて資産配分の見直しをすると言っても、そんな事が上手く行くのであれば、大半のアクティブファンドの運用成績は、ベンチマークを上回っているはずです。

今まで見てきたように、ほとんどのアクティブファンドの運用成績がインデックスファンド(市場平均)に負けている現状を見ると、俄かに信じがたい事だと思います。敢えてセレクトする、合理的な理由が有りません。



りそな銀行で利用して良い商品はこれ

以上、見てきた内容をまとめまして、りそな銀行の確定拠出年金口座で使っても良い商品だけを、ここにラインナップします。コストが高いだけでヘボい成績しか残せていない、ボッタクリアクティブファンドは全て、除去しました。

見事に、投資先ごとに、1つの商品しか残りません。これらをご自身の最適な資産配分で組み合わせて、長期の国際分散投資をしていきましょう。

資産配分の事を、少し難しい言葉で「アセットアロケーション」と言います。バランス型ファンドを選ぶ人も含めて、必ずご自身のリスク許容度をイメージしていただきつつ、そしてアセットアロケーションの決め方のページを見て頂いて、決めてくださいね。

なお、このような長期の国際分散投資の事を、インデックス投資と言います。それがどのような投資法なのか、インデックス投資の始め方のページも読んで頂くと良いでしょう。


(区分はI=インデックスファンド、A=アクティブファンド)
投資先 区分 ファンドなどの名称 税抜き
信託報酬
運用会社
日本株式 I りそなDC信託のチカラ日本の株式インデックスファンド 0.18% りそな銀行
先進国株式 I DCダイワ外国株式インデックス 0.25% 大和証券投資信託委託
新興国株式 I 野村新興国株式インデックスファンド(確定拠出年金向け) 0.56% 野村アセットマネジメント
日本債券 I りそなDC信託のチカラ日本の債券インデックスファンド 0.15% りそな銀行
先進国債券 I DCダイワ外国債券インデックス 0.23% 大和証券投資信託委託
新興国債券 I DCダイワ新興国債券インデックスファンド 0.52% 大和証券投資信託委託
国内REIT A 野村J-REITファンド(確定拠出年金向け) 0.95% 野村アセットマネジメント
外国REIT I 野村世界REITインデックスファンド(確定拠出年金向け) 0.53% 野村アセットマネジメント
バランス型 I ダイワ・ライフ・バランス30
ダイワ・ライフ・バランス50
ダイワ・ライフ・バランス70
0.18%
0.20%
0.22%
大和証券投資信託委託
りそなDC信託のチカラターゲットイヤー2030年
りそなDC信託のチカラターゲットイヤー2040年
りそなDC信託のチカラターゲットイヤー2050年
0.42% りそな銀行



りそな銀行の個人型iDeCoの、口座手数料を確認

りそな銀行の個人型iDeCoを利用するとしたら、上記の投資信託の信託報酬以外のコストとして、次の通りの個人型iDeCo口座の利用手数料が発生します。りそな銀行のこの部分のコストは、他の銀行よりは比較的安い印象ですね。

ただし、管理手数料はSBI証券楽天証券の方が明らかに安く、このコストは10年単位ではバカになりませんから、この部分のコストにも注目して、個人型iDeCoを選びましょう。

加入手数料(初回のみ) 管理手数料 受給時の手数料
加入者
(積み立て中の人)
運用指図者
(積み立て終わった人)
2777円 262円/月
(316円/月)
380円/月 432円/回
掛け金の引き落としがりそな銀行の人は、262円になります。



りそな銀行よりも有利な金融機関の検討しよう

以上、りそな銀行の個人型iDeCoを具体的に評価してみました。体たらくの余計なアクティブファンドを避けるならば、口座手数料も含めて、まずまずの良質なiDeCo口座だと思います。

なお、より低コストのインデックスファンドをセレクトする場合は、SBI証券楽天証券マネックス証券イオン銀行を選ぶと良いでしょう。

企業型iDeCoについては、りそな銀行が情報を開示していないので分かりません。りそな銀行の企業型iDeCoを利用している人は、どうか管理人まで情報をお寄せください。


参考:良質なサービス多数!個人型iDeCo(イデコ)完全比較
りそな銀行の企業型iDeCoのラインナップを当サイト管理人に報告


 


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