加入者が大幅に増えている「ろうきん」だが、他の金融機関のほうが良い

本ページでは、ろうきんが展開している個人型iDeCoについて、その中身を詳しくチェックしています。「iDeCo(イデコ)を制する者は人生を制する!」・・・ろうきんの個人型iDeCoは商品に問題があるので、他の金融機関を利用すべきです。

ろうきんのウェブサイト
投資信託と定期預金の抱き合わせ販売をするような金融機関は、止めておいたほうが良い)


ここ最近、公務員を中心にして、ろうきんの個人型iDeCoの口座を開設する人がかなり増えているとの事です。しかしろうきんはメリットが少ないので、気を付けましょう。

今回、ろうきんの個人型iDeCoの良い点・悪い点について、初心者でも理解できるよう、極力分かりやすく書いたつもりです。不明な点等がありましたら、管理人までご質問ください。

(2017年5月1日追加)



本ページに記載した内容の目次になります。上から順番にご覧いただくほうが分かりやすいとは思いますが、お時間の無い時などは、関心のある部分に直接飛んでください。


品揃えが絞られているのは良いが、コストの高い商品が多い←必見コンテンツ
コストが高いと、なぜダメなのか?(特に今回はバランスファンドに注意)
ろうきんの個人型iDeCoの、口座手数料の確認
ろうきんのiDeCo口座の開設&それよりもお得なiDeCo口座は?


 


品揃えが絞られているのは良いが、コストの高い商品が多い

確定拠出年金は、いわゆる通常の投資と異なり、「素人の中の素人」が投資を始めるきっかけになるような仕組みでもあります。したがって、ファンドラインナップが多すぎると、商品名を見ただけで「嫌気がさす」状態になることも少なくありません。

その点、ろうきんでは最低限度の品ぞろえであり、究極的には品ぞろえ面ではこれでまあOKだという事もできます。投資先が、日本株、日本の債券、先進国株、先進国債券の4つだけであり、まあこれだけでも十分です。

ろうきんの個人型確定拠出年金(iDeCo)


しかし、新興国株式が無いですし、国内外のREIT(不動産)の品ぞろえもないので、流石にこれでは「物足りないな」と感じる投資家も多いと思います。

また、ラインナップされているのもインデックスファンドであることは適切ではありますが、ほとんどが一昔前のコスト体系の「古めかしい」ものばかりで、問題です。

また、本来ならその4つの資産クラスをご自身のリスク許容度に応じて、適切に資産配分をするのが長期投資の肝なのですが、ほとんどの素人投資家はそれを面倒がってやらないでしょうから、「だったらバランス型でいいや」となる事でしょう。

そこで待ち構えているのが、超高コストでボッタクリの、アクティブ型バランスファンドです。ろうきんのバランスファンドは、全く能無しで役立たずの投資信託なので、そんなものは決して利用してはなりません。

コストの高さがなぜダメなのかは、次項でも書きます。いくら労働組合や知人などから「ろうきん」の名を聞いたとしても、10年20年単位の長期投資で使うには、あまりにも問題点がありすぎるので、他の良心的な金融機関を検討されることを強くお勧めします


(信託報酬は税抜き、区分はI=インデックスファンド、A=アクティブファンド)
投資先 区分 ファンドなどの名称 信託報酬 ベンチマークや
参考指数、コメント他
日本株式 I DCダイワ・トピックス・インデックス 0.62% TOPIX(配当込)
インデックスファンド225(日本株式) 0.62% 日経平均株価
先進国株式 I 野村DC外国株式インデックスファンド・MSCI-KOKUSAI 0.25% MSCIコクサイ
新興国株式 なし
日本REIT なし
海外REIT なし
日本債券 I ダイワ投信倶楽部日本債券インデックス 0.45% ダイワ・ボンド・インデックス(DBI)総合指数
先進国債券 I ダイワ投信倶楽部外国債券インデックス 0.65% シティ世界国債インデックス(除く日本)
新興国債券 なし
バランス型 A DCニッセイ/パトナム・グローバルバランス(債券重視型)
DCニッセイ/パトナム・グローバルバランス(標準型)
DCニッセイ/パトナム・グローバルバランス(株式重視型)
1.1%

1.3%

1.5%
合成指数
定期預金 スーパー型 金利0.04%


上記、インデックスファンドにも関わらず、信託報酬がどれもかなり高いです。おすすめのインデックスファンドのページを見ていただくと、今どきのインデックスファンドのコスト体系が良く分かると思います。

また、バランスファンドの1%を大幅に超えるようなコスト体系は、大いに問題があります。このあたりのコスト意識の重要さは、次の項で記します。


 


コストが高いと、なぜダメなのか?(特に今回はバランスファンドに注意)

コストで自滅するアクティファンドは、長期運用に向いていません

さて、インデックスファンドとアクティブファンドについては、まずリンク先のページを見ていただき、意味が分からない人は、その違いを理解してください。

超大雑把に言うと、世の中のほとんどのアクティファンドは、長期的にはインデックスファンドに勝てないので、長期運用になればなるほど、「絶対に負けない運用」を行うインデックスファンドにしなくてはならないのです。

(投資の初心者は投資に「勝つ」ことばかりに頭が行くかと思いますが、投資で最も大切なのは、「負けない」で、いかに長く相場に居続けるかです。)

ろうきんの個人型確定拠出年金(iDeCo)の商品


インデックスファンドが有利なのは、コストが安いからです。アクティファンドなその性格上、見かけの信託報酬がインデックスファンドの数倍しますし、隠れたコストも非常にかかって、トータルの実質コストが異様に高くなり、コスト負けをしてしまうのですね。

確かにおすすめのアクティファンドのページにあるように、インデックスファンドに勝っている投資信託も中には存在します。が、それらはレアケースであり、更には今後30年間も同様の成績を収められるかは、神のみぞ知る世界です。

確定拠出年金で堅実に老後の資産を増やそうというあなたは、人間の世界で資産運用を行うべきでしょう。負ける可能性のほうがはるかに高い、高コストのアクティブファンドなどを敢えて選ぶ合理的な理由など、皆無なのです。


ろうきん唯一のアクティブファンドのコスト負担は、とてつもなく重い

ろうきん唯一のアクティブファンド、バランス型の「DCニッセイ/パトナム・グローバルバランス」で考えてみましょう。

恐らく多くの人は、「どれを選んでいいの瓦かないので、これの標準型にでもしておくか」程度の適当な考えで「DCニッセイ/パトナム・グローバルバランス(標準型)」に長期運用を任せてしまうと思います。

しかしこれ、信託報酬がなんと1.3%です。猛烈に高いです。「たった1.3%でしょ?」と感じるかもしれませんが、あなた、30年間運用したら、どれだけかかると思ってんですか。

30年で何と、39%もの手数料負担がある訳です。実に、投資元本の4割が手数料として消え失せるという意味に近く、絶対にやってはならない投資になります。

というか、こんなにコストがかかっていたら、アクティブファンドが「勝利できない」のは当然だと思いませんか? まさに自滅そのものです。

ニッセイ/パトナム・グローバルバランス(標準型)のページを、よーくご覧ください。超高コストを取っておきながら、運用目標たる参考指数に対して、腰が抜けるほどの大敗を喫している姿を目撃できます。まさに人の金をかすめ取る、ボッタクリ投資信託です。


インデックスファンドの高コストも問題だ

長期になればなるほど、コスト負担は運用に重くのしかかり、「高コスト=リターンが落ちる」事に直結してきます。ゆえに、インデックスファンドであっても、コストが低ければ低いほど、あなたのリターンが増えるのです。

ろうきんでラインナップされているインデックスファンドも、「野村DC外国株式インデックスファンド・MSCI-KOKUSAI」以外はコストが高すぎて、ぜんぜんダメです。

例えば日本株ファンドの「DCダイワ・トピックス・インデックス」。信託報酬は先ほどのボッタクリ投資信託に比べると、0.62%と約半額です。安いと感じるかもしれませんね。しかし、日本株インデックスファンドは、今や0.2%程度のコストが常識になりつつあります。

例えば、ろうきんでは買えない<購入・換金手数料なし>ニッセイTOPIXインデックスファンドのコストは、わずか0.18%です。ろうきんのものよりも、さらにコストが3分の1にも下がります。ここまでコスト差があると、リターンにも影響を及ぼします。

DCダイワ・トピックス・インデックスと、ニッセイTOPIXインデックスファンド


インデックスファンドなので、運用目標の配当込みTOPIXに対して、コストの分だけ劣ることになるのは良いとして、ポイントは、コストの高いダイワが、低コストのニッセイよりも常にリターンが劣っていることです。

2年半で、0.7%のリターンの差がついています。このままのペースで30年間投資をすると、実に8%強ものリターン差が付きます。これは長期運用においては、決して無視できない数字の差になるのです。

結論・・・ろうきんの個人型iDeCoは、ラインナップされている商品のコストが高すぎて、長期運用を任せる口座としては相応しくない、となります。


用できるみずほ銀行の個人型とは微妙に異なりますが、積極的にリスクを取りに行く投資スタイルであり、納得できます。新興国株が含まれていない部分など、自分なりに少しカスタマイズすれば、十分に使えますね。



ろうきんの個人型iDeCoの、口座手数料の確認

個人型iDeCoを利用するとしたら、上記の投資信託の信託報酬以外のコストとして、次の通りの個人型iDeCo口座の利用手数料が発生します。

新規に加入する人の手数料は、次の通りです。キャンペーン料金が適用されてはいるものの、安くはない料金体系になっていますね。

加入手数料(初回のみ) 管理手数料 受給時の手数料
加入者
(積み立て中の人)
運用指図者
(積み立て終わった人)
2777円 422円/月※1 319円/月※2 不明
※1・2:2018年4月以降は、それぞれ472円、369円になります。



ろうきんのiDeCo口座の開設&それよりもお得なiDeCo口座は?

以上、ろうきんのiDeCoを具体的に評価してみました。管理手数料と、ラインナップされている商品のコストを考えると、使うには不利です

当サイトが調べた限りでは、やはりネット証券が明らかにメリット大で、楽天証券SBI証券がお勧めできるiDeCo口座です。非常に長い期間、運用を託しますから、iDeCo口座は適当に選んではいけませんね。

ろうきんのiDeCoの公式ページ


参考:良質なサービス多数!個人型iDeCo(イデコ)完全比較


 


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