大幅リニューアルしたろうきんのイデコは、投資初心者の味方だといえる

本ページでは、ろうきんが展開している個人型iDeCoについて、その中身を詳しくチェックしています。「iDeCo(イデコ)を制する者は人生を制する!」・・・ろうきんの個人型iDeCoは、2017年にラインナップの見直しがあり、相当に利用しやすくなった印象です。

ろうきんのiDeCo特設サイト
(特設サイトが完成しており、見やすさも抜群に改善されました)


ここ最近、公務員を中心にして、ろうきんの個人型iDeCoの口座を開設する人がかなり増えているとの事です。現在のろうきんのiDeCoは、使い勝手も良好だと評価します。

今回、ろうきんの個人型iDeCoの良い点・悪い点について、初心者でも理解できるよう、極力分かりやすく書いたつもりです。不明な点等がありましたら、管理人までご質問ください。

(2017年10月4日更新)



本ページに記載した内容の目次になります。上から順番にご覧いただくほうが分かりやすいとは思いますが、お時間の無い時などは、関心のある部分に直接飛んでください。

良心的・ろうきんのiDeCoの新プランをチェック←必見コンテンツ
コストが高いと、なぜダメなのか?
こちらは、ろうきんのiDeCoの古いプラン
ろうきんの個人型iDeCoの口座手数料は、まだやや高い
ろうきんのiDeCo口座の開設&それよりもお得なiDeCo口座は?


 


良心的になった、ろうきんの個人向けiDeCoのラインナップをチェック

ろうきんのiDeCoの新プランをチェック

確定拠出年金は、いわゆる通常の投資と異なり、「素人の中の素人」が投資を始めるきっかけになるような仕組みでもあります。したがって、ファンドラインナップが多すぎると、商品名を見ただけで「嫌気がさす」状態になることも少なくありません。

その点、ろうきんでは最低限度の品ぞろえであり、究極的には品ぞろえ面ではこれでOKだという事もできます。投資先が、日本株、日本の債券、先進国株、先進国債券の4つだけであり、投資が趣味のような人以外には、これで十分です。

そして今回驚いたのが、全ファンドが十分に低コストで良心的なラインナップになっていること。「低コスト=金融機関の儲けが減る=投資家の儲けが増える」ですから、ろうきんもよく決断しましたね。下記、現在のろうきんのラインナップです。


(信託報酬は税抜き、全てインデックスファンドとなっています)
投資先 ファンドなどの名称 信託報酬 ベンチマークや
参考指数、コメント他
日本株式 DCダイワ日本株式インデックス 0.25% TOPIX
先進国株式 野村DC外国株式インデックスファンド・MSCI-KOKUSAI 0.22% MSCIコクサイ
新興国株式 なし
日本REIT なし
海外REIT なし
日本債券 DCダイワ日本債券インデックス 0.25% ダイワ・ボンド・インデックス(DBI)総合指数
先進国債券 DCダイワ外国債券インデックス 0.23% シティ世界国債インデックス(除く日本)
新興国債券 なし
バランス型 DIAMバランス・ファンド<DC年金>1 安定型
DIAMバランス・ファンド<DC年金>2 安定・成長型
DIAMバランス・ファンド<DC年金>3 成長型
0.26%
0.29%

0.32%
合成指数
定期預金 ろうきん確定拠出年金定期預金1年
ろうきん確定拠出年金定期預金5年
ろうきん確定拠出年金定期預金10年
金利0.02%
金利0.04%
金利0.05%


しかし、新興国への投資ができなかったり、国内外のREIT(不動産)の品ぞろえもないので、流石にこれでは「物足りないな」と感じる投資家もいるかもしれません。その場合は、逆に色々とファンドが多すぎて選ぶのに苦労するSBI証券あたりが良いでしょう。

また、本来ならご自身のリスク許容度に応じて、適切に資産配分をするのが長期投資の肝なのですが、ほとんどの素人投資家はそれを面倒がってやらないでしょうから、「だったらバランス型でいいや」となる事でしょう。

その際にも、十分な低コストのバランスファンドが3本揃っていて、マイルドな値動きがお好みなら安定型、リスクを取れる人ならば成長型を選ぶと良いでしょう。

ただしろうきんのバランスファンドは、日本に対する投資比率がかなり高めで、ホームカントリーバイアスが強すぎるきらいがあります。それを避けたい場合も、本ページ一番下の、おすすめのイデコ口座の金融機関を選ぶと良いですね。


 


コストが高いと、なぜダメなのか?

さて、インデックスファンドとアクティブファンドについては、まずリンク先のページを見ていただき、意味が分からない人は、その違いを理解してください。

超大雑把に言うと、世の中のほとんどのアクティファンドは、長期的にはインデックスファンドに勝てないので、長期運用になればなるほど、「絶対に負けない運用」を行うインデックスファンドにしなくてはならないのです。

(投資の初心者は投資に「勝つ」ことばかりに頭が行くかと思いますが、投資で最も大切なのは、「負けない」で、いかに長く相場に居続けるかです。)

ろうきんの個人型確定拠出年金(iDeCo)の商品


インデックスファンドが有利なのは、コストが安いからです。アクティファンドはその性格上、見かけの信託報酬がインデックスファンドの数倍しますし、隠れたコストも非常にかかって、トータルの実質コストが異様に高くなり、コスト負けをしてしまうのですね。

確かにおすすめのアクティファンドのページにあるように、インデックスファンドに勝っている投資信託も中には存在します。が、それらはレアケースであり、更には今後30年間も同様の成績を収められるかは、神のみぞ知る世界です。

確定拠出年金で堅実に老後の資産を増やそうというあなたは、人間の世界で資産運用を行うべきでしょう。負ける可能性のほうがはるかに高い、高コストのアクティブファンドなどを敢えて選ぶ合理的な理由など、皆無なのです。


こちらは、ろうきんのiDeCoの古いプラン

代わって以下は、ろうきんの旧iDeCoプランです。旧来からこちらに加入していて、新プランへの移行が済んでいない人は、このプランになります。

コストが高くて古めかしいインデックスファンドや、超高コストでボッタクリのアクティブ型バランスファンドなどが色々と入っていてメリットなどありませんから、一刻も早く、新プランに移行した方が良いと思います。


(信託報酬は税抜き、区分はI=インデックスファンド、A=アクティブファンド)
投資先 区分 ファンドなどの名称 信託報酬 ベンチマークや
参考指数、コメント他
日本株式 I DCダイワ・トピックス・インデックス 0.62% TOPIX(配当込)
インデックスファンド225(日本株式) 0.62% 日経平均株価
先進国株式 I 野村DC外国株式インデックスファンド・MSCI-KOKUSAI 0.22% MSCIコクサイ
新興国株式 なし
日本REIT なし
海外REIT なし
日本債券 I ダイワ投信倶楽部日本債券インデックス 0.45% ダイワ・ボンド・インデックス(DBI)総合指数
先進国債券 I ダイワ投信倶楽部外国債券インデックス 0.65% シティ世界国債インデックス(除く日本)
新興国債券 なし
バランス型 A DCニッセイ/パトナム・グローバルバランス(債券重視型)
DCニッセイ/パトナム・グローバルバランス(標準型)
DCニッセイ/パトナム・グローバルバランス(株式重視型)
1.1%

1.3%

1.5%
合成指数
定期預金 スーパー型 金利0.04%


例えば「DCニッセイ/パトナム・グローバルバランス(標準型)」に長期運用を任せてしまうと、信託報酬がなんと1.3%で猛烈に高いです。「たった1.3%でしょ?」と感じるかもしれませんが、あなた、30年間運用したら、どれだけかかると思ってんですか。

30年で何と、39%もの手数料負担がある訳です。実に、投資元本の4割が手数料として消え失せるという意味に近く、絶対にやってはならない投資になります。

ニッセイ/パトナム・グローバルバランス(標準型)のページを、よーくご覧ください。超高コストを取っておきながら、運用目標たる参考指数に対して、腰が抜けるほどの大敗を喫している姿を目撃できます。まさに人の金をかすめ取る、ボッタクリ投資信託です。

インデックスファンドであっても、コストが低ければ低いほど、あなたのリターンが増えます。例えば日本株ファンドの「DCダイワ・トピックス・インデックス」。

信託報酬は先ほどのボッタクリ投資信託に比べると、0.62%と約半額です。安いと感じるかもしれませんね。しかし、日本株インデックスファンドは、今や0.2%程度のコストが常識になりつつあります。

例えば、ろうきんでは買えない<購入・換金手数料なし>ニッセイTOPIXインデックスファンドのコストは、わずか0.18%です。ろうきんのものよりも、さらにコストが3分の1にも下がります。ここまでコスト差があると、リターンにも影響を及ぼします。

DCダイワ・トピックス・インデックスと、ニッセイTOPIXインデックスファンド


インデックスファンドなので、運用目標の配当込みTOPIXに対して、コストの分だけ劣ることになるのは良いとして、ポイントは、コストの高いダイワが、低コストのニッセイよりも常にリターンが劣っていることです。

2年半で、0.7%のリターンの差がついています。このままのペースで30年間投資をすると、実に8%強ものリターン差が付きます。これは長期運用においては、決して無視できない数字の差になるのです。

(注:ろうきんの新プランでは、コスト0.25%のDCダイワ日本株式インデックスがラインナップされたので、この点は改善されました)



ろうきんの個人型iDeCoの口座手数料は、まだやや高い

個人型iDeCoを利用するとしたら、上記の投資信託の信託報酬以外のコストとして、次の通りの個人型iDeCo口座の利用手数料が発生します。こちらはごく一般的な金融機関と同様の料金体系となっており、安くはないと思います。

加入手数料(初回のみ) 管理手数料 受給時の手数料
加入者
(積み立て中の人)
運用指図者
(積み立て終わった人)
2777円 472円/月 369円/月 不明


2018年3月分まで、管理手数料を引下げるキャンペーンを実施中で、加入者は月額422円、運用指図者は255円となっています。ただしこの部分のコストは、以下のおすすめの金融機関であればそれぞれ167円と64円ですから、まだまだ高コストだと言えます。



ろうきんのiDeCo口座の開設&それよりもお得なiDeCo口座は?

以上、ろうきんのiDeCoを具体的に評価してみました。ラインナップにはそれなりに評価できる点がありますが、管理手数料的には、まだ割高な感じもします

当サイトが調べた限りでは、やはりネット証券が明らかにメリット大で、楽天証券SBI証券マネックス証券、銀行ならばイオン銀行がお勧めできるiDeCo口座です。非常に長い期間、運用を託しますから、iDeCo口座は適当に選んではいけませんね。

ろうきんのiDeCoの公式ページ


参考:良質なサービス多数!個人型iDeCo(イデコ)完全比較


 


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