セゾン投信・福岡での、運用報告会の出席体験談

2011年2月11日(金曜日)、独立系の直販型投信会社では最も元気のある、セゾン投信の、個人投資家向けの運用報告会が福岡で開催されましたので、参加してきました。(運用報告会は全国各地で、毎年行われています)




その時の模様を、写真や図を交えながら、分かりやすくまとめてみました。

ぜひ皆さんも、長距離列車「セゾン号」の乗客となって、移りゆく世界経済の景色を、のんびりゆったり、なんとかショックとかとは無縁の場所から、眺めてみませんか?

(参考までに、管理人はセゾン投信の設立初年度から、セゾン・バンガード・グローバルバランスファンドに、毎月4万円の積立て投資をしています)2016年現在は止めてますが。


 


セゾン投信って、どんな運用会社なの?

セゾン投信について、まずは内容を知りたいという方は、最初に下記のコンテンツをご覧いただいても良いかと思います。特に動画の解説は、分かりやすいですよ。

長期投資のセゾン投信の公式サイト



最近では、子供用の口座である【カンガルーポケット】に、個人的に注目しています。積立て投資の恐るべき力を再認識できると思いますので、下記のページもご覧になって頂ければと思います。

セゾン投信の子ども用口座【カンガルーポケット】のページ



 


セゾン投信代表取締役、中野さんのメッセージ

では、セゾン投信の、代表取締役社長、中野さんからのメッセージより始めます。若干長丁場ですが、ジックリとお読み頂ければと思います。


(話し始める中野さん)


セゾン投信の中野でございます。今日は福岡にまいりまして、たくさんの方お集まりいただいてありがとうございます。

運用報告会、福岡でも1年ぶりでございまして、去年もご参加いただいたお顔も結構いらっしゃる、結構覚えているものですね。「あっ、この間お会いしたな」っていう方も結構いらっしゃって、ありがたいなって思います。

去年参加された方はおなじみと思いますが、今日は房前さんという大変楽しいおじさま(後ほど登場、お楽しみに!)、私のとても大事な、セゾン投信にとっても欠かすことのできない、私の友人もいらっしゃってます。セゾン投信を4年前に立ち上げるにあたっても、房前さんと二人三脚でやってまいりました。

房前さんはこの投信業界、運用業界の出身で、独立をされてからは、我々のような会社に、仕事じゃなくて、手伝っていただいているということでございまして、これは友情のたまものと勝手に私は思い込んでおります。

房前さん自身も、投資運用の世界にある意味疑念と憤りがあって、それが私との共通項だと思います。その共通項の中で、本当に本来あるべき投資とか資産運用とか、そういうものを我々自身でやりたいねと。そうすることで世の中のお金の流れが変わるし、いい流れができてくれば経済にプラスの効果だけが現れると考えます。

そういう意味も込めて、セゾン投信を作っておりまして、この後房前さんにもじっくりと、第三者的立場で中立的に私共の会社も切っていただこうと思っております。

まずセゾン投信の状況ですが、運用報告書が1月の末に皆さんのところに届いているはずであります。これについて触れながら、今年1年間の運用の概要も含めて皆さんにお伝えしたいと思っています。

セゾン投信は2007年の3月に営業開始いたしまして、2011年3月15日で丸4年ですので、4年を振り返り、経営状況というか、会社そのものの状況を申しあげます。

長期投資のお仲間と呼ばせていただいていますが、セゾン号の乗客の皆さんは、只今現在 4万2千5百人ぐらいです。4年で4万人越えというのは、大変私にとってもありがたいことでございまして、大満足です。


(狭い会場は、満員御礼の大盛況でした)


それからセゾン投信のサイズ、運用の大きさでございますけども、これ純資産残高という言葉を使いますが、二つのファンド合わせて、大体今390億位です。あと1か月で丸4年になりますので、丁度4年というのを迎えるころには、ちょうど400億ぐらいになるのだろうなと思っております。ですから4年で400億円という形で成長をしてまいりました。

もしも大きい投資信託を探そうと思えば、セゾンのファンドはベスト10になんか、全然入ってこないですね。一番大きなファンドは相変わらずまだ、純資産は減り続けていますけど圧倒的に大きな、グローバル・ソブリン・オープンが2兆8千億位で一番です。いっとき6兆円近くまで行きましたから、半分以下になっちゃったんですけど、それでもまだ圧倒的に一番ですね。

そういう規模で、大きいファンドを探せば1兆円以上のファンドはまだ、あと1本2本あって、セゾン投信の400億というのは、非常にまだ小さいんですね。

私自身の目指している、ある一定のサイズというのもこんなもんじゃない。やっぱり理想的には1兆円単位。よく仲間うちでは、「豆腐屋みたいに数えたいよね」なんて。「今日は1丁(兆)」、「お宅3丁(兆)になったの?」なんてね。・・・こういう会話をしたいって コモンズ投信の渋沢さんとかとも話しいてるんですけども、まあそれはまだちょっと先の話しですが、ひとまずある一定のサイズを取らないと、お金の流れが世の中に対して効果を出せないんですよね。

我々自身の思いを共有化して、目標を一つにして同じ方向に持っていこと言っても、経済の中に効果を与えるには一定のサイズがいりますので、そのサイズを獲得するまでは、手を抜くことなく走り続けるつもりでドンドン成長してまいります

まあ、そうは言っても0円から始めまして、この会社のビジネスモデル、もうご理解いただいてる方がいっぱいいらっしゃると思いますが、自分たちでこうやって、皆さんと一人一人お会いして我々自身の思いを伝えて、その思いに共感と信頼と、それから価値観の共有、こういう形で結びついたお金だけを一緒に集めさせていただいて、そして同じ方向を向いて我々自身の将来に向けて、社会の礎となるお金として使っていこうと、こういうコンセプトでありますので時間がかかります。

よくぞ4万何千人も集まって下さったなっていうのが、実は私の偽らざる正直な、今の気持ちであります。この流れを絶やしちゃいけないと思いますが、逆に言いますと、この流れが4年間でしっかりできたと思っておりまして、今申し上げた4万2千何百人、390億、このお金がどういう形で積み上がってきたのか、ここを一番大事にしたいと考えております。

毎月毎月、お金がコンスタントに入ってまいります。そういう、お金の流れができたファンドなんですね。このファンドを作った当初から、そんなファンドが作りたかったんです。

世の中には3800本もの公募投信があるようで、その多くのファンドのキャッシュフローは、運用する前にボーンと何百億とかって集めるんですね。多くのファンドはその瞬間が、最大なんです。そして運用を始めたとあとは、抜けていくばっかり。だから一方的に縮むだけ。そういうファンドが、実はほとんどなんですよ。

こんなの作ったって面白くもおかしくもないし、ビジネスにもならないし、それこそ目標としているものに何の到達もできないんで、その真逆のファンドを作りたかったんです。ですから我々は0円のファンドからスタートしていますが、毎月毎月お金が間違いなく確実に入り続けてる。もちろん出ていくお金もゼロとは言いません。ですが圧倒的に入ってくるお金の方が多くて、それが順調に毎月毎月積み上がった400億でありますので、手前みそですがすごく価値があると思います。

一番の価値は、運用する側にとっては、どんな時でも入ってくるをお金をいただけたら、常に、買いに行けちゃうんですよ。例えばリーマンショックを皆さんも経験されてきて、2年ちょっとしかたっていませんが、あの時期でもドーンと入ってきているんですね。

これは皆さんが気合いで入れたわけでもなさそうで、積み立てのお客様が全体の60パーセント以上いらっしゃる。だから積み立ての一人一人は本当に5千円とか1万円とか、小さなお金かもしれません。その積み重ねで結構、大きなお金がドンと来る。これをいただいたら、どんな環境だろうが買いに行くんですね。それが我々の仕事でもありますから買いに行けてしまう。こんなファンド、実は日本の中でもほとんど存在していないんです

数字で表すのは難しんですけれど、リーマンショックの大底でも、ちゃんと買っているファンドの将来は、すごい話しなんです、間違いなく。これがずっと 20年30年続いていったことをイメージして下さい。そしたら運用がどうとか、下手だとか上手だとか、そんな事を一切乗り越えて、キャッシュフローがあるファンドは、良い運用成績が出てしまうことが分かりますよね? ・・・そういうファンドが作りたかったんです。

ですから長い時間軸で、良い運用成績を継続的に続けられるファンドの最大の条件、これはお金のフローなんです。私はそういう会社を作りたいと思って、4年経って、それがしっかりと実現してきて、これはもう途絶えることはないだろうという、強い確信を持つことができているのが今の気持ちであります。


(運用報告書を持ち出して、熱弁をふるう中野さん)


そんなことでセゾン投信、元気にやっております。おかげさまでコンスタントに今現在の状況でも、毎月500人から 600人のお客様が新しく、ずっと加わっていただいています。それから今申し上げたお金のフローで言うと、今47カ月連続、資金流入が続いているファンドです。

皆さんもご存じかも知れませんが、さわかみファンドという、私の師匠のおじさまがいらっしゃる、澤上さんところのファンドは10年間これを続けている偉大なファンドです。あれは僕もぜひ、自分のところで実現したかった。それが実現できていますので、そういうファンドはいいファンドだと。良いファンドの判断の、僕は第一条件だと思いますので、ぜひ皆さんも、これはを認識いただければと思います。

あ、運用報告をしなきゃ・笑!

まず運用報告書開けて見て下さい。1ページ、これってじっくり見る方と全く見ない方と、すぐ捨てちゃう方といろいろいらっしゃるんですけども、せっかく作ったんでちょっとぐらい見ていただきたいなっていうのは正直な気持ちです・笑。

これはわざと分かりにくく作っているわけじゃなくて、一つの業界のスタンダードがあって、こういう形にしか作れないんで意地悪しているわけでもなんでもございませんので、そこはご了解いただきたいと思います。

見ていただきたいのはまず、一番上の「設定以来の運用成績」で、セゾン・バンガード・グローバルバランスファンドと、セゾン資産形成ファンドのページめくっていくと上の方に、第1期から第4期まで順番に並んでいて、第4期のところを見て下さい。




セゾン・バンガードの方は、第4期の騰落率を見ると実はマイナス1%ということで、おおざっぱに見ればほとんど変わらなかったじゃないか、という結果でございます。この結果を、まずここで共有しておかないと、皆さんが「このファンドおかしいんじゃないの」、と思ってしまう方もいらっしゃるんで、おかしくないということをまず、今日は伝えなきゃいけないと思っております。



逆に資産形成の達人ファンドの方がプラス7.3%という形で、そこそこのリターンが出た1年だったということです。

この1年を、基準価額の上から下の方を見ていただいて振り返ります。1年前に皆さんに申し上げていたこと、それからメディアでも市場の見通しとか出していたんですけど、その時の私のコメントはすごく強気だったんですね。「2010年はいい年になりますね」と言って歩いてしまいまして。

その理由はファンダメンタル、つまり世界経済全体の基本的な環境というものが循環サイクルの中で、もう上がっていくステージにいつ入ってもおかしくない、というのがまず抜本的な考え方でしたので、1年間を通せばかなり大きな景気の回復と経済の成長があって、そこそこ市場の回復に乗れるだろうと思っていたわけです。

結論から言うと4月までは大正解でした。私の言う通り、というかたまたまそう動いたということなんですが、4月のゴールデンウイークの直前ぐらいに、世界の市場全体が認識したのがギリシャショックですね。

このギリシャショックというのは奥が深いと言いますか、ちっちゃな国の出来事なんですが、ヨーロッパ経済、ユーロという構造全体を反映する問題だったので、これを市場が一つの、大きな不確定要因と取ったところから、世界の金融市場の大幅な下落がはじまったということです。

この流れを、世界全体の機関投資家もほとんど読み込んでなかったということ、これが事実だと思います。私どももそうです。ギリシャ自体の国の規模はユーロ圏のたかだか1%にも満たないんですね。だから無視してもいいやと、ちょっとぐらいバンザイしても、全体に影響はほとんど与えないはずだと思っていたんですね。

実体経済的には、ほとんど与えてないはずなんですけども、この構造としての問題が、ほかの国とみんな一緒じゃないか、そもそもユーロというシステムそのものの象徴的な出来事だろうと、そういうことで世界経済全体に大きな影響を与えたんですね。

ここから下げが結構すごかったんですよ。思い出していただければと思うんですが、これから夏にかけて、世界中のお金の流れは一気に株式から債券に、ザーッと流れていきまして、とりわけアメリカの国債に一番ドーンと入ったんですね。

それからアメリカだけじゃなくて、日本の国債にもドーンと流れてきました。それからドイツの国債。この米、日、独三つの先進主要国の国債にドドーンとお金が流れまして、・・・どこから流れたかというと世界の先進国の株式市場ですね。

株式市場からお金が出ていきますから、株式市場は下がるということで、結構下げました。夏まで下げ続けまして、それをちょっと見ていただくのはこの数字を見るとよく分かりますね、どちらのファンドも。




この春ごろまで、すごくよく上がっていましたしお金もずっと株式市場に入っていました。これがここから急激に逆回転しまして、一番安いところは両方とも8月ですかね、真夏にかけてずっと下がりました。

そして逃避したお金は国債市場、先進国の国債市場に滞留するという流れで、このころ言われたのが国債バブル。国債の値段が、いくらなんでも上がり過ぎだねと。このころ日本の10年国債の金利は、0.8%とか、あり得ない数字をしていましたけど、今もまだ1.3%ぐらいで、いい加減安いんですよ金利は。

そんな調達コストで10年、国はまだお金を借りられちゃうんですけども、金利が1%切って、みんなが買いまくっていたわけです。これ、日本人だけじゃないですよ。世界中みんな、アメリカの国債も買いまくって、日本の国債も、中国まで買っていましたからね。そういう時期だったんです。

厳しい時期だったんですが、秋口になって、アメリカの中央銀行、FRBが、大金融緩和第二弾、これを意思決定したんです。11月に入ってから。ここから世界のお金の流れは、また変わりました。これは今もって続いている、我々自身が感じている、完璧な「潮目の変化」です。

ですから秋口までずっと、新聞もテレビも、「もう世の中ひどいぞ」と。「これから二番底」とか、「アメリカももう1回大変な恐慌が来る」、とかいろいろ言われていましたけど、この流れは今、ほとんどないんです。

なぜ潮目が変わるかというと、お金の流れが変わったということなんです。つまり国債がバブルと言われたぐらいまでに、お金がドーンと国債に入った。だけどこんなお金は、投資マネーって、ある程度の期待リターンを持ったお金ですから、いつまでもこんなとこにいたら、全然稼げないんですよ。あとはいつ出ていくかを待っているのが運用なんですけども、意外と早かったということです。

その早かったきっかけが、アメリカ政府の大金融緩和、つまりドル紙幣をバーッとばらまきますよ、ということですね。今も、ばらまき続けています。ばらまき続けて何が起きているか、あるいはアメリカ政府は何を目的にしてばらまいているかを端的に言いますと、これは資産価格を上げるということなんですね

ちょっと言葉を変えますと、つまり株を上げる、・・・一番簡単なんですね。ダウというアメリカの株を上げることが、実はすごく目的なんです。それ以外にも住宅ローン債券とか買っていますから、住宅価格も上げようと。

アメリカの人の消費っていうのは、つまりお金を使うモチベーションがどこから湧いてくるかというと、実はこの二つなんですよね。アメリカ人が株式を持っている比率は、日本人とはもう雲泥の差です。日本の株式比率って全体の金融資産の確か5 % か6%なんですけど、アメリカ全体では実質3割ぐらいが株式になりますから、個人金融資産の株の比率というのは全然違います。

だから株が上がるとそれだけで、お母さん元気になっちゃうんですね。「あら上がっちゃったわ、倍になっちゃったわ、ご飯食べよう!」、とこうなるわけですね。アメリカ人はもっと能天気ですから・笑、簡単に元気になる、その結果が12月のクリスマス商戦ですね。非常に良かったです。

アメリカの中央銀行、政府のもくろみ通りに、今いってます。だから消費が、底が高くなってきた。結構高いものも買っているみたいです。ティファニーとか、コーチとか、ああいうものが非常に、売り上げが上がっているのと、車も高いものが売れ始めているみたいで、日本のECOカーとは、だいぶ様相が違うみたいです。

もう一つ、住宅を買い上げるというのは、アメリカ人は自分の住宅の値段が上がってくると、それだけで気分が良くなるんですね。なんか金持ちになったような気がして、そうするとちょっと使ってみようかなと。

こういう形で、要するに資産価格を上げるために金融緩和をして、その通りに流れがいくことで、アメリカ人個人の元気を作っていく。そうするとみんながお金を使い始める。お金を使い始めるということは、実体経済そのものの回復につながるんですね。

そうすると最終的に、おそらく今年の夏場以降には、雇用の回復にも直結してくるだろうと思います。これは来年の見通しも含めてですけれども。非常に、アメリカ経済はいい回転を、人為的ですが、しています。それに生活者も答えてるという状態。

ですからそれが11月から始まって、今は潮目が変わって、株式市場も非常にいい感じになってます。これ、日本も一緒だと思うんです。下げ材料に反応しないで上げ材料にしっかりとお金がはいるという。ですから押し目買いがしっかり入っていますから、下がらないですね、あんまり。アメリカも今そういう相場状況になっています。

今年は実体経済もしっかりと回復してきますが、そこに金融市場もしっかり乗る、というか先に行くはずですから、もうちょっとさらに動くんだろうなと思って、非常に強気に見ています

ですから昨年の話しにちょっと戻りますと、こういう形で年間を通すと動いておりまして、セゾン・バンガード・グローバルバランスファンドの方は、ほとんど結果として変わってないじゃないですか、ということでございまして、この中身を皆さんに共有しないとガッカリされちゃうものですから。

実は何件か電話があったんです、これを配った後。「変なファンドなんじゃないの」と。全然上がらないしということで「おかしいよ」という電話がありまして、そうじゃないということをまず簡単に申しあげます。


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●なぜ、セゾン・バンガード・グローバルバランスファンドの運用成績が昨年、上がらなかったのか? 「変なファンド」ではないという理由とは? その答えは下記にあります。

セゾン投信運用報告会@福岡「中野さんからのメッセージ・その2」



 


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