SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンド・・・信託報酬最安のS&P500インデックスファンドとして高評価、ただし急いで買う必要なし

SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンドは、S&P500指数ベンチマークとし、米国の大型株に幅広く投資できる米国株式インデックスファンドです。

SBIアセットマネジメントが、米国の大手運用会社のバンガード社と提携し立ち上げた初のブランドファンドとして、2019年9月26日に設定されます。

ライバルの楽天グループの、楽天バンガードシリーズに対して、殴り込みをかけてきた形でもありますし、コスト的にはeMAXIS Slimインデックスシリーズと真っ向勝負の形です。

SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンド


本ファンドは、バンガード・S&P500 ETF(VOO)1本に投資するだけのシンプルなファンドであり、S&P500インデックスファンドとしてはもちろん、国内で購入できる全ファンドの中で信託報酬が最安であることが特徴です。


(2019年8月28日追加)・・・本ページの情報の更新を希望される方は、Q&Aページより管理人までお知らせください。すぐに対応したいと思います。



 


SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンドの基本的情報

このファンドの基本情報

項目 内容
購入単位 設定後、SBI証券にて100円より購入可能。
信託報酬 年率0.088%(税抜)(=運用管理費用0.058%(税抜)+バンガード・S&P500 ETF(VOO)の経費率0.03%)
信託財産留保額 なし
運用期間 無期限
決算 年1回(9月14日)。
ファンド運用方式 「SBI・バンガード・S&P500インデックス・マザーファンド」にファミリーファンド方式で投資しますが、そのマザーファンドはバンガード・S&P500 ETF(VOO)に投資しています。そのため、結局はVOOにファンドオブファンズ形式で投資しています。
運用会社 SBIアセットマネジメント株式会社
為替ヘッジ なし


このファンドのポートフォリオなど

運用開始前のため、本ファンドの投資対象であるVOOの2019年7月31日時点のセクター別構成比率と組入上位10銘柄の構成比率を以下に載せておきます。セクター別構成比率は以下の通りです。

バンガード・S&P500 ETF(VOO)セクター別構成比率


組入上位10銘柄の構成比率は以下の通りです。

バンガード・S&P500 ETF(VOO) 組入上位10銘柄の構成比率



SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンド、管理人の感想と評価

バンガードのVOOに投資するだけの信託報酬最安のインデックスファンド

前項に提示した通り、本ファンドは海外ETFであるバンガード・S&P500 ETF(VOO)1本に投資するだけのファンドです。

VOOはS&P500指数をベンチマークとする米国上場の海外ETFであり、経費率0.03%と超低コストであることが魅力ですが、日本市場では直接購入ができませんでした。

そんな中、SBI・バンガード・SP500インデックス・ファンドの登場で、従来の投資信託同様、日本でごく普通に100円から購入ができるようになります。

しかも、本ファンド自体の運用管理費用がたったの0.058%(税抜)のため、VOO(経費率0.03%)を合わせても信託報酬計0.088%(税抜)の超低コストのS&P500インデックスファンドとなります。

現時点の国内の全投資信託のうち、信託報酬最安のファンドとしては先進国株式インデックスファンドである、eMAXIS Slim 先進国株式インデックス(信託報酬0.0999%(税抜)以内)がありますが、それを抜いて、ナンバーワンの低コスト投資信託となります。



米国株式インデックスファンドの低コスト化競争が激化へ

既存の低コストの米国株式インデックスファンドとしては、ベンチマークはそれぞれ異なりますが、以下があります。

項目 信託報酬 ベンチマーク
本ファンド 0.088% S&P500
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) 0.15% S&P500(配当込み)
楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天VTI) 0.15% CRSP US トータル・マー ケット・インデックス
iFree NYダウ・インデックス 0.225% ダウ・ジョーンズ工業株価平均


楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天VTI)もベンチマークは本ファンドと異なりますが、同じく米国株式に幅広く投資するインデックスファンドで、本ファンドと同様にバンガードのETFに投資しています。

ただ、楽天バンガードファンドシリーズは運用管理費用を0.12%(税抜)に設定しており、本ファンドの運用管理費用0.058%(税抜)よりも高く、信託報酬引下げは難しそうです。

また、eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)は、「他社類似ファンドの運用コストに注意を払い、業界最低水準の運用コストをめざして機動的に信託報酬を引き下げる」と宣言しているeMAXIS Slimインデックスシリーズの1つです。

今までも他社ファンドの新規設定や信託報酬引下げには即座に対応する戦略を取っており、今回も信託報酬を現在の0.15%(税抜)から本ファンドと同一の0.088%(税抜)に下げてくると思われます。その場合は、強力なライバルになり得ます。



焦ってSBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンドを買う必要は無し

コスト面での優位性から、早速SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンドを買い付けたいと感じる人もいらっしゃるかもしれません。

しかし、本ファンドと仕組みと同一と言って良い、楽天バンガードファンドシリーズやSBIインデックスファンド・雪だるまシリーズに発生するような、ベンチマークや参考指数に対して、実際の運用成績が大きく下方乖離するトラッキングエラーが起きる心配があります。

だいいち、インデックス投資のように、指数にキッチリと連動する事が求められる投資において、「正確な時を刻む事の出来ない時計」のような投資信託を買う事は、そもそも実に無意味な事であろうかと思います。

SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンドを買うにしても、2,3年程度、トラッキングエラーの実態を見た上で投資するのでも良いと思いでしょう。

SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンド


普段、「投資信託は運用実績を見てから買うべし」と発言しているような人も、見掛けのコストだけで新設ファンドに飛びついてしまう例は結構多いです。投資信託は逃げないので、しばらく様子を見てからの判断でもよろしいかと思います。

本ファンドはベンチマークが配当落ちしたS&P500指数となっていて、配当込みのファンドの運用実績と指数の乖離状況がかなり確認しにくくなっている点も、SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンドへの投資に二の足を踏みたくなる点でもあります。

今回の場合は、eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)が信託報酬を本ファンドと同一の0.088%(税抜)に下げて来る可能性も強く、eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)はシンプルなファミリーファンド方式のため、トラッキングエラーも気にしなくても良いです。

最低でも、eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)のコストの動向を見てから、判断するようにしたほうが良いでしょう。要は、値下げをしてくれた場合は、当面はeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)への投資をお勧めする、というスタンスになりますね。

ここまで信託報酬が下がってくると、コスト的にはほぼ横並びとなり、後は実際のインデックス運用の優秀さで評価する必要があります。今後の運用に大いに期待です。



SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンドの購入先

SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンドは販売先に無関係にノーロードです。設定後に購入できる証券会社・銀行は、以下の通りです。

SBI証券(2019年9月12日より募集開始)


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