グローバル・リート・トリプル・プレミアム・ファンド(毎月分配型) の評価

グローバル・リート・トリプル・プレミアム・ファンド(毎月分配型)(愛称:トリプルプレミアム) ですが、とにかく仕組みが複雑で、一般の人が広く資産形成に役立てる類のものではありません。

この投資信託に、どこから収益が転がり込んでくるのか理解できない人は(管理人も含めて)、このようなファンドで投資するのは、もっての外です。(赤枠が収益の源泉)



(2015年6月22日追加)



グローバル・リート・トリプル・プレミアム・ファンド(毎月分配型)の基本情報

・購入単位:証券会社により異なりますがSBI証券では最低500円より積立購入可能。
・信託報酬:年率1.8712%(税抜)
・信託財産留保額:0.5%
・決算:毎月分配型(毎月17日)
・資産配分比率: 最終的にiシェアーズ米国不動産ETFと、SPDRダウ・ジョーンズ・インターナショナル・リアル・エステートETFの2つのETFに投資。組み入れ上位銘柄や、国別構成比は下記参照の事。




・償還日:平成30年6月18日
・運用:SBIアセットマネジメント株式会社
・為替ヘッジ:なし

 


グローバル・リート・トリプル・プレミアム・ファンド、管理人の感想と評価

冒頭に記したように、あの複雑さが理解できない人は、近寄ってはいけない典型的な投資信託です。当然、複雑さに比例するようにコストが異様に高く、投資成績が良くても悪くても多大な費用を金融機関に吸い取られ、資産形成に非常に不利になります。

だいいち、ベンチマーク参考指数が設定されておらず、誰がどうやって、このグローバル・リート・トリプル・プレミアム・ファンド(毎月分配型)(愛称:トリプル・プレミアム)の良し悪しを判定すれば良いのでしょうか?



ありていに言うと、2つのETFを買っているだけの投資信託

もう一度、グローバル・リート・トリプル・プレミアム・ファンド(愛称:トリプル・プレミアム)の基本的情報の欄を見て頂きたいのですが、販売用資料の偉そうな能書きとは裏腹に、誰でも買えるような海外ETFを買っているだけの投資信託です

2つのETFのうち、iシェアーズ米国不動産ETFは別途ETFサイトにて解説していますので、参考になさってください。これと、iシェアーズ 先進国(除く米国)不動産 ETFの2本を買えば、わざわざ猛烈に高いコストを支払って、本ファンドなどを買う必要はありません。

2本の海外ETFを通じて、米国を中心に日本も含めた全世界のREITに投資できる低コストのインデックスファンドとしては、EXE-i グローバルREITファンドが有ります。信託報酬は驚きの8割引きの、たった0.4%です。

わずかに国別構成比などは異なりますが、ほとんど中身が同じような投資をするにもかかわらず、コストの超絶に高いグローバル・リート・トリプル・プレミアム・ファンド(愛称:トリプル・プレミアム)のリターンは、比較すると腰を抜かすほど悪くて、眩暈すら覚えます




それにしても、こんな投資信託を買っちゃった人が上記のグラフを見たら、眩暈どころか腰抜かして怒り出す可能性がありますね。でも仕方ありません、投資は自己責任ですから。



でもどうして、上記のようにありえないほどの大差がつくのか?

変ですよね? 普通に買えるような海外ETFに投資するだけの両ファンドの運用成績に、比較にならないほどの大差がつくのは。

実はこれが、冒頭で指摘した「複雑な運用をする投資信託は近寄るな」という事なのです。グローバル・リート・トリプル・プレミアム・ファンド(愛称:トリプル・プレミアム)は、海外ETFに投資するだけでなく、

・為替取引
・通貨のオプション取引
・REITのオプション取引



の3つのデンジャラスな取引、言うなれば投資ではなくて投機、すなわちギャンブルに手を出して、収益の底上げを図っているのです。上手くいけば拍手喝采、下手すればとんでもない損失を出して、あなたのお金を目減りさせていきます。

(だいたいあなた、オプション取引とか言われて、理解できますか? 俺だってよく分からないよ。分からないものに投資してはならないという、投資の大原則を思い出しましょうね。)

上記の比較図において、運用成績に圧倒的な差が出始めた2014年の夏の終わり近辺で、グローバル・リート・トリプル・プレミアム・ファンド(愛称:トリプル・プレミアム)がやらかした大損失は、運用報告書に記されています。




どうでしょうか? 売買益を圧倒的に上回る、売却損を計上していますよね。この損失が3つのギャンブルトレードのうち、どこから発生しているのかは、よく分かりません。

このように酷い損失、そして似たような投資信託と比べることで、運用が下手過ぎるのが分かりますけど、どうしてこのような事態になってしまったのか、運用報告書では全く説明がされておらず、実に不愉快なファンドだと言わざるを得ません

投資家をなめているのではないかと想像しますが、そもそもこのような投資信託を購入する人が運用報告書など見るはずもなく、繰り返して言うと、やっぱり自己責任という事です。

素直に低コストのインデックスファンドに投資していればこのような事にならなかったのに、この結果です。…己の運命を呪うが良いでしょう。もっと分配金を出せと投資家が要求するから、金融機関もこのように複雑で無茶苦茶なファンドを組成するという側面もあるのです。

なお、かように運用の悪い投資信託をわざわざ買わなくても、毎月の分配金を入手する事が可能です。EXE-i グローバルREITファンドをSBI証券で購入し、投資信託・定期売却サービスを利用すれば、過剰分配にならないように、自らの手で毎月一定額を取り崩す事ができます。



グローバル・リート・トリプル・プレミアム・ファンド(毎月分配型)の購入先

グローバル・リート・トリプル・プレミアム・ファンド(毎月分配型)(愛称:トリプル・プレミアム) は、以下の証券会社にてノーロードで購入できます。

SBI証券楽天証券カブドットコム証券マネックス証券SMBC日興証券ほか

証券口座選びに迷った場合は、 管理人神推しの証券口座のページ を参考にして下さい。
徹底的にコストにこだわるなら SBI証券 を選ぶと良いでしょう。



 


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