損保ジャパン日本興亜のiDeCoは、なんと全商品がアクティブファンド!

本ページでは、損保ジャパン日本興亜が展開している個人型iDeCoとについて、その中身を詳しくチェックしています。

iDeCo(イデコ)を制する者は人生を制する!・・・しかしながら損保ジャパン日本興亜のiDeCoでは、全くお話しにならない状態です。

少なくとも、その商品を選ぶか選ばないかの選択権がある個人型iDeCoの場合は、損保ジャパン日本興亜以外の金融機関に当たるべきでしょう。その理由は本ページで詳しく述べます。

損保ジャパン日本興亜の企業型確定拠出年金・401Kの評価はコチラをご覧ください

損保ジャパン日本興亜のiDeCo




(2017年12月25日更新)


なお損保ジャパンは、親会社にあたる損害保険ジャパン日本興亜と、子会社の損保ジャパン日本興亜DC証券の両方が、iDeCoの運営管理機関に登録されています。この両社はiDeCoの運営管理上は事実上同一なので、損保ジャパン日本興亜のiDeCoと表現して解説します。

下記は本ページに記載した内容の目次になります。上から順番にご覧いただくほうが分かりやすいとは思いますが、お時間の無い時などは、関心のある部分に直接飛んでください。


アクティブファンドだらけにリニューアルされたラインナップが残念過ぎる←必見
損保ジャパン日本興亜のiDeCoの、新ラインナップのダメなところを指摘
時代遅れ感が伝わる損保ジャパン日本興亜のiDeCoラインナップ←過去のラインナップ
損保ジャパン日本興亜の個人型iDeCoの、口座手数料の確認
損保ジャパン日本興亜よりも、もっと有利な金融機関を検討すべき


 


アクティブファンドだらけにリニューアルされたラインナップが残念過ぎる

損保ジャパン日本興亜の、現在のiDeCoの商品ラインナップです。iDeCoの商品ラインナップが、過去よりも酷い状態に見直された事例を目にするのは、損保ジャパン日本興亜が初めてです

公式サイトでラインナップをチェック


(信託報酬は税抜き、区分はI=インデックスファンド、A=アクティブファンド)
投資先 区分 ファンドなどの名称 信託報酬 運用会社
日本株式 A SOMPO 日本株バリュー・プラスファンド(愛称:バリュー・マイスター) 1.13% 損保ジャパン日本興亜アセットマネジメント
好循環社会促進 日本株ファンド(愛称:みんなのチカラ) 1.13% 損保ジャパン日本興亜アセットマネジメント
先進国株式 A SOMPO 外国株式アクティブバリューファンド(リスク抑制型) 1.13% 損保ジャパン日本興亜アセットマネジメント
フィデリティ・グローバル・ファンド 1.73% フィデリティ投信
新興国株式 なし
日本債券 A 損保ジャパン日本債券ファンド 0.55% 損保ジャパン日本興亜アセットマネジメント
DCダイワ物価連動国債ファンド 0.4% 大和証券投資信託
先進国債券 A 損保ジャパン外国債券ファンド(為替ヘッジなし) 0.9% 損保ジャパン日本興亜アセットマネジメント
DIAM高格付インカム・オープン<DC年金> 1.0% アセットマネジメントOne
新興国債券 なし
日本REIT A SOMPO Jリート ファンド(愛称:リート名人) 0.83% 損保ジャパン日本興亜アセットマネジメント
外国REIT A 損保ジャパン・グローバルREITファンド(毎月分配型) 1.445% 損保ジャパン日本興亜アセットマネジメント
バランス型 A SOMPO ターゲットイヤー・ファンド(愛称:ハッピーボヤージュ) 1.13%
(0.73%)
損保ジャパン日本興亜アセットマネジメント
ハッピーエイシング 40
ハッピーエイシング 60
1.28%
0.94%
損保ジャパン日本興亜アセットマネジメント
保険 確定拠出年金傷害保険 損害保険ジャパン日本興亜


 


損保ジャパン日本興亜のiDeCoの、新ラインナップのダメなところを指摘

既に記したように、ラインナップにアクティブファンドしか存在しないというのは、クズ中のクズと言っても過言ではないほど酷いiDeCo口座です。即刻、こんな会社を検討するのは止めましょう。(⇒参考:インデックスファンドとアクティブファンド

損保ジャパン日本興亜のiDeCo


人によっては40年もの長期にわたってお世話になるiDeCo口座です。今どき0.2%程度の年率信託報酬でファンド選びができる時代に、1%もするようなレベルのファンドがゴロゴロ並んでいる損保ジャパン日本興亜なんて、不誠実すぎて気絶しそうです。

塵も積もれば山となります。信託報酬を40年間積み上げると、これだけのコストが運用の成果にのしかかって、あなたのリターンをその分、マイナス方向に沈めにかかります。32%もの大きな差異が発生するのですから、呆れて物も言えません。

・マイナス40%・・・日本興亜で1%のコストのアクティブファンドを40年積み立て
・マイナス8%・・・他社で0.2%の低コストのインデックスファンドを40年積み立て



さて、損保ジャパン日本興亜の新ラインナップのiDeCoの、各商品ごとのダメなところを指摘しておきましょう。


日本株のラインナップのダメなところ

SOMPO 日本株バリュー・プラスファンド(愛称:バリュー・マイスター) と好循環社会促進 日本株ファンド(愛称:みんなのチカラ)の2本のアクティブファンドがあります。(共に信託報酬1.13%)

それに対して、わずか6分の1以下の0.18%の安さのニッセイTOPIXインデックスファンドが選べる時代であり、3者のリターンを比べると、次のような状況です。




まず、インデックスファンドに負けている時点で、好循環社会促進 日本株ファンド(愛称:みんなのチカラ)などクソの役にも立ちません。

といっても好循環社会促進 日本株ファンドはTOPIXがベンチマークではなくて、ベンチマークなしなので、評価不能であるという点でも、全く買うに値しません。

SOMPO 日本株バリュー・プラスファンド(愛称:バリュー・マイスター)は成績が良いと思うかもしれませんが、新規に運用開始になった直後に一瞬、インデックスファンドよりもリターンが良く出る現象は、頻繁にみられます。

従って、わずか1年ではアクティブファンドの実力を図るには、あまりに期間が短すぎます。というか、極めて長期に渡る運用のiDeCo口座において、設定後1年しかたっていないようなファンドを平気でラインナップに入れてくる企業姿勢に、怒りのようなものも感じます。


先進国株のラインナップのダメなところ

先進国株に投資する2つのファンドも同様です。SOMPO 外国株式アクティブバリューファンド(リスク抑制型)とフィデリティ・グローバル・ファンドがラインナップされていますが、やはり今どきは低コストの0.2%のニッセイ外国株式インデックスファンドが買える時代です。

まず、SOMPO 外国株式アクティブバリューファンド(リスク抑制型)です。MSCIコクサイ インデックス(配当込み)指数を上回る成績を運用目標としていますが、以下の通り、わずか1年ほどでそれを大幅に下回っています。全く存在価値がゼロのファンドです。




フィデリティ・グローバル・ファンドはリンク先を読んで下さい。1.7%を超えるコストを取るくせに、運用成績の酷さは吐き気をもよおすレベルです。

過去のリターンが酷い事ぐらい損保ジャパン日本興亜は知っているはずなのに、今更ながらこのようなボッタクリファンドを品揃えして来る無神経さに、苛立ちを覚えます。


日本債券のラインナップのダメなところ

日本の債券は、超絶低金利政策(というかマイナス金利政策)によって、ほとんど金利収入を得られない、非常に厳しい戦いを強いられている状況です。

そのような中では、とにかく信託報酬を低くして、運用のダメージを減らすことが最重要なのですが、損保ジャパンではそんな事はせず、ここでも高コストの損保ジャパン日本債券ファンドやDCダイワ物価連動国債ファンドなどの高コスト債券ファンドを充ててきています。

まず、損保ジャパン日本債券ファンド(信託報酬0.55%)です。もう10年以上もベンチマークを大幅に下回る、役立たずなアクティブファンドである事が分かります。




DCダイワ物価連動国債ファンド(信託報酬0.4%)も同様で、ベンチマークをわずかに下回るくらいであって、投資する意味がありません。




参考までに、同じベンチマーク(NOMURA物価連動国債インデックス)を運用目標とするインデックスファンド、eMAXIS 国内物価連動国債インデックス(信託報酬0.4%)と、アクティブファンドの東京海上・物価連動国債ファンド(0.44%)とも比べてみます。

過去3年ではインデックスファンドよりも若干成績が良いですが、敢えて投資をするようなものではなさそうです。




国内外REITファンドのラインナップのダメなところ

不動産に投資できる、国内外のREITファンドを見てみます。

日本のREIT向けでは、旧ラインナップで唯一、存在価値があると判断できる成績優秀なアクティブファンドであった野村J-REITファンド(確定拠出年金向け)を外して、SOMPO Jリート ファンド(愛称:リート名人)を入れてきました。

ベンチマークが同一なので、 <購入・換金手数料なし> ニッセイJリートインデックスファンド(信託報酬0.25%)も含めて、比較してみます。・・・はい、損保ジャパン日本興亜のやる事は滅茶苦茶だなと、改めて感じられる結果です。




なお、海外REIT向けファンドは、損保ジャパン・グローバルREITファンド(毎月分配型)のページをご覧ください。タコ足分配の高コストボッタクリファンドであり、全く投資価値がありません。

というか、いちいち分配金を出されても全く意味の無い毎月分配型投資信託を確定拠出年金用のファンドに設定するなど、完全に投資家の事を適当に考えている会社ですね。


バランス型ファンドのラインナップのダメなところ

バランスファンドは、ハッピーエイシングとSOMPO ターゲットイヤー・ファンド(愛称:ハッピーボヤージュ) の2本立てです。

ハッピーエイシングは、複数ある資産配分比率のファンドの中から、お好みのどれか1つを選択します。しかし、こんなものは単純なインデックスファンドでもできる事であり、しかもハッピーエイシングはベンチマークにボロ負けです。

●ハッピーエイシング40の運用成績




●ハッピーエイシング60の運用成績




SOMPO ターゲットイヤー・ファンド(愛称:ハッピーボヤージュ)については、目標年齢に近づくとともにリスクを下げていくタイプのバランス型ファンドです。

しかし、上記で見てきた通り、運用がヘボすぎるものばかりの損保ジャパン日本興亜のアクティブファンドですから、全く期待できないと考えておいたほうが良いでしょう。

しかもベンチマークがありませんから、ヘボい運用をされても、何も判定できません。コストだけは非常に高いですから、こんなものに近寄る事はありません。


その他、新興国への投資ができない点

損保ジャパン日本興亜のiDeCoでは、新興国株式と新興国債券に投資をする事ができません。下記の旧ラインナップではそれぞれインデックスファンドが設定されていたのに、新ラインナップでは外されました。

新興国債券に投資する必要はそんなに高いとは思いませんが、新興国株は、できれば多少は投資しておきたい資産クラスです。新興国に全く投資できないとなると、余計に、損保ジャパン日本興亜のiDeCoを使う意味など無くなります。



時代遅れ感がヒシヒシと伝わる、損保ジャパン日本興亜のiDeCoラインナップ

こちらは、損保ジャパン日本興亜のiDeCoの過去のラインナップです。新しいラインナップもこちらのラインナップも、両方しょーもない品揃えです。しかしながら、インデックスファンドも一応ラインナップされている時点で、以前の方がまだ良心的でした。

(信託報酬は税抜き、区分はI=インデックスファンド、A=アクティブファンド)
投資先 区分 ファンドなどの名称 信託報酬 運用会社
日本株式 I インデックスファンドTOPIX(日本株式) 0.62% 日興アセットマネジメント
A 損保ジャパン・グリーン・オープン(愛称:ぶなの森) 1.5% アセットマネジメントONE
DIAM日本株式オープン<DC年金>(愛称:技あり一本) 1.54% 損保ジャパン日本興亜アセットマネジメント
先進国株式 I DC外国株式インデックス・オープン 0.8% 三井住友トラスト・アセットマネジメント
A 朝日Nvest グローバルバリュー株オープン 1.8% 朝日ライフアセットマネジメント
新興国株式 I インデックスファンド海外新興国(エマージング)株式 0.55% 日興アセットマネジメント
日本債券 A DCダイワ物価連動国債ファンド 0.4% 大和証券投資信託
I インデックスファンド日本債券 0.45% 日興アセットマネジメント
A 野村日本債券ファンド(確定拠出年金向け) 0.55% 野村アセットマネジメント
先進国債券 I ダイワ投信倶楽部外国債券インデックス 0.65% 大和証券投資信託
新興国債券 I インデックスファンド海外新興国(エマージング)債券 0.52% 日興アセットマネジメント
日本REIT A 野村J-REITファンド(確定拠出年金向け) 0.95% 野村アセットマネジメント
外国REIT I DCダイワ・グローバルREITインデックスファンド 0.53% 大和証券投資信託
バランス型 A 野村DC運用戦略ファンド 0.80% 野村アセットマネジメント
ハッピーエイシング 20
ハッピーエイシング 30
ハッピーエイシング 40
ハッピーエイシング 50
ハッピーエイシング 60
1.62%
1.45%
1.28%
1.11%
0.94%
損保ジャパン日本興亜アセットマネジメント
保険 確定拠出年金傷害保険 損害保険ジャパン日本興亜


旧ラインナップのダメなところを指摘

パッと見では、各資産クラス共に、ほぼインデックスファンドとアクティブファンドの両方を品揃えしていて、好感が持てるような気分になります。

が、資産運用の核となるインデックスファンドをよくよく眺めてみると、全てにおいて一世代前のコスト水準で取り残されたような、出涸らし感の漂う古臭いインデックスファンドしか揃っていません。

損保ジャパン日本興亜のiDeCoラインナップ


例えば、日本株に投資する場合、損保ジャパン日本興亜では信託報酬0.62%のインデックスファンドTOPIX(日本株式)を選ばざるを得ませんが、今なら0.18%と3分の1以下の安さのニッセイTOPIXインデックスファンドが選べる時代です。

外国株においても同様で、損保ジャパン日本興亜では信託報酬0.8%のDC外国株式インデックス・オープンなどをラインナップしてきていますが、やはり今では4分の1のコスト、0.2%のニッセイ外国株式インデックスファンドが買える時代です。

基本的にインデックスファンドは、運用でよほどのヘマをやられない限りは、コストを低くすればするだけリターンが増えます。という事は、こんな時代遅れの高コストインデックスファンドなんて買う必要は無いです。損保ジャパン日本興亜など、使う必要はありません。

インデックスファンド日本債券なんてのも酷いですね。マイナス金利のこのご時世、信託報酬0.45%も取られるインデックスファンドなど、論外です。こんな品揃えを放置しておくとは、意味が分かりません。

NOMURA-BPI総合をベンチマークとするニッセイ国内債券インデックスファンド(信託報酬0.15%)があるご時世、野村日本債券ファンド(確定拠出年金向け)(同0.55%)も含めて、コストの高いファンドなど、次のリターン比較を見ると一目瞭然で、全く不要です。

インデックスファンド日本債券と、より低コストな投資信託とのリターンの比較


投資信託選びで最も大切なポイントは、コストです。コストを低くすると、上の図でもわかる通り、あなたのリターンを確実に押し上げます。

コストを高くしたらどうなるかというと、あなたの利益が減って金融機関のリターンを押し上げます。市場平均(=インデックスファンド)を上回る成績を目標にするアクティブファンドなど、大半がインデックスファンドに負けますので、余計なファンドは選んではなりません。



損保ジャパン日本興亜の個人型iDeCoの、口座手数料の確認

損保ジャパン日本興亜の個人型iDeCoを利用するとしたら、上記の投資信託の信託報酬以外のコストとして、次の通りの個人型iDeCo口座の利用手数料が発生します。

このコストについては、損保ジャパン日本興亜の手数料は他の金融機関と同様か、ごくわずかに安いくらいになっています。

加入手数料(初回のみ) 管理手数料 受給時の手数料
加入者
(積み立て中の人)
運用指図者
(積み立て終わった人)
2777円 167円~491円/月 64円~388円/月 432円/回
※管理手数料は運用残高と掛け金の大きさによって変動します。



損保ジャパン日本興亜よりも、もっと有利な金融機関を検討すべき

上記の通り、損保ジャパン日本興亜の個人型iDeCoなどは利用するに値しない事を見てきたわけですが、では一体どの金融機関が良いのかというと、当サイトでは、SBI証券楽天証券松井証券マネックス証券イオン銀行の4つしか選択肢は無いと思っています。詳しくは、下記のページをご覧ください。

参考:良質なサービス多数!個人型iDeCo(イデコ)完全比較




 


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