S&P Kenshoニューエコノミー指数とはどんな指数か?

S&P Kenshoニューエコノミー指数(S&P Kensho New Economy Index Series)とは、S&P社の100%子会社であるKensho(ケンショー)社が開発した、「AI(人工知能)を活用し、企業の開示情報などの膨大な文献を自動的に処理すること等を通じて、第4次産業革命の原動力となる銘柄を選定する」と謡うテーマ型の株式指数(米ドル建て、配当抜き)です。

現在、特定のテーマごとに以下をはじめとする多くのサブセクター指数があります。

特定のテーマ 指数
宇宙開発  S&P Kensho Space Index
ロボット  S&P Kensho Robotics Index
遺伝子工学  S&P Kensho Genetic Engineering Index
バーチャルリアリティー  S&P Kensho Virtual Reality Index
ナノテクノロジー  S&P Kensho Nanotechnology Index
ドローン  S&P Kensho Drones Index
フィンテック  S&P Kensho Democratized Banking Index
自動運転  S&P Kensho Autonomous Vehicles Index
 ウェアラブル  S&P Kensho Wearables Index
 3Dプリント  S&P Kensho 3D Printing Index
 サイバーセキュリティ  S&P Kensho Cyber Security Index


銘柄選定方法

米国の金融商品取引所に上場している、日本を含む世界各国の特定のテーマに関連する企業の株式(DR(預託証書含む))を対象としています。(時価総額や売買高の基準を満たさない銘柄は除外)

企業の開示資料(有価証券報告書等)をAIが読み込み、特定テーマに関連する言葉の出現頻度、出現場所などを基に選定します。年2回リバランスされ、構成銘柄の入替は年1回行われます。


指数に占める銘柄構成比率

特定のテーマに関連するビジネスが主要事業である「コア銘柄」と、そうでない「ノンコア銘柄」に分類し、それぞれの分類において均等比率で構成されます。

例えば、特定のテーマが「遺伝子工学」の場合、遺伝子治療の開発を中心に行う企業がコア銘柄に分類され、遺伝子工学に関わる事業を全事業の一部として行う大手製薬会社がノンコア銘柄に分類されます。(コア銘柄の比率がノンコア銘柄よりも大きくなるように調整されます。)

S&P Kenshoニューエコノミー指数 銘柄構成比率の決め方(概要イメージ)

一般的な指数に良く用いられる浮動株調整時価総額加重比率や時価総額加重比率とは異なる、修正均等比率(Modified equal weighted)のスマートベータ指数です。時価総額の小さい小型株比率も高くなるため、S&P500等と異なり、値動きが荒くなることには注意が必要です。



S&P Kensho Space Index

S&P Kensho Space Indexは、2016年6月27日より算出が開始されており、米国とイスラエル2ヶ国の宇宙開発関連企業の株式計28銘柄で構成されています。年2回(5月と11月)にリバランスされます。指数配当利回りは年1.12%です。

2ヶ国の国別構成比率は、米国96.9%(27銘柄)、イスラエル3.1%(1銘柄)です。(2019年4月30日時点)

S&P Kensho Space Index(配当込み)をベンチマークとするファンドには以下のインデックスファンドがあります。

ファンドの名称 信託報酬(税抜)
eMAXIS Neo 宇宙開発 0.72%



S&P Kensho Robotics Index

S&P Kensho Robotics Indexは、2016年6月27日より算出が開始されており、世界7ヶ国のロボット関連企業の株式計32銘柄で構成されています。年2回(5月と11月)にリバランスされます。指数配当利回りは年0.87%です。

7ヶ国の国別構成比率は、米国84.5%、スイス3.7%、ドイツ2.6%、イスラエル2.6%、イギリス2.4%、イタリア2.1%、スペイン2.1%です。(2019年4月30日時点)

S&P Kensho Robotics Index(配当込み)をベンチマークとするファンドには以下のインデックスファンドがあります。

ファンドの名称 信託報酬(税抜)
eMAXIS Neo ロボット 0.72%



S&P Kensho Genetic Engineering Index

S&P Kensho Genetic Engineering Indexは、2016年9月1日より算出が開始されており、世界5ヶ国の遺伝子工学関連企業の株式計45銘柄で構成されています。指数配当利回りは年0.2%です。

5ヶ国の国別構成比率は、米国81.4%、イギリス5.9%、オランダ5.2%、スイス3.9%、フランス3.5%です。(2019年4月30日時点)

S&P Kensho Genetic Engineering Index(配当込み)をベンチマークとするファンドには以下のインデックスファンドがあります。

ファンドの名称 信託報酬(税抜)
eMAXIS Neo 遺伝子工学 0.72%



S&P Kensho Virtual Reality Index

S&P Kensho Virtual Reality Indexは、2016年7月1日より算出が開始されており、世界5ヶ国のバーチャルリアリティー関連企業の株式計19銘柄で構成されています。指数配当利回りは年0.56%です。

5ヶ国の国別構成比率は、米国80.9%、ケイマン諸島5.8%、台湾5.6%、イタリア5.1%、イスラエル2.6%です。(2019年4月30日時点)

S&P Kensho Virtual Reality Index(配当込み)をベンチマークとするファンドには以下のインデックスファンドがあります。

ファンドの名称 信託報酬(税抜)
eMAXIS Neo バーチャルリアリティ 0.72%



S&P Kensho Nanotechnology Index

S&P Kensho Nanotechnology Indexは、2016年7月1日より算出が開始されており、米国とイスラエル2ヶ国のナノテクノロジー関連企業の株式計18銘柄で構成されています。指数配当利回りは年0.9%です。

2ヶ国の国別構成比率は、米国94.6%、イスラエル5.4%です。(2019年4月30日時点)

S&P Kensho Nanotechnology Index(配当込み)をベンチマークとするファンドには以下のインデックスファンドがあります。

ファンドの名称 信託報酬(税抜)
eMAXIS Neo ナノテクノロジー 0.72%



S&P Kensho Drones Index

S&P Kensho Drones Indexは、2016年6月27日より算出が開始されており、世界3ヶ国のドローン関連企業の株式計23銘柄で構成されています。指数配当利回りは年1.02%です。

3ヶ国の国別構成比率は、米国92.5%、ケイマン諸島4.8%、イスラエル2.7%です。(2019年4月30日時点)

S&P Kensho Drones Index(配当込み)をベンチマークとするファンドには以下のインデックスファンドがあります。

ファンドの名称 信託報酬(税抜)
eMAXIS Neo ドローン 0.72%



S&P Kensho Democratized Banking Index

S&P Kensho Democratized Banking Index(S&P Kensho ニュー・バンキング指数)は、2018年9月4日より算出が開始されており、日本を含む世界15ヶ国のフィンテック関連企業の株式計60銘柄で構成されています。フィンテック関連企業とは、金融サービス業におけるイノベーション(ダイレクト・レンディング、クラウド・ファンディング、自動ウェルス・マネジメント、オンデマンド保険サービス、仮想通貨、ブロックチェーン技術関連サービス等)を主に行う企業をさしています。

年2回(6月と12月)にリバランスされます。指数配当利回りは年1.17%です。

国別構成比率上位は、米国58.1%(32銘柄)、中国12.5%(8銘柄)、カナダ6.2%(2銘柄)、オランダ4.3%(3銘柄)、インド4.0%(3銘柄)となっています。(2019年4月30日時点)

S&P Kensho Democratized Banking Index(配当込み)をベンチマークとするファンドには以下のインデックスファンドがあります。

ファンドの名称 信託報酬(税抜)
eMAXIS Neo フィンテック 0.72%



S&P Kensho Autonomous Vehicles Index

S&P Kensho Autonomous Vehicles Indexは、2016年6月27日より算出が開始されており、日本を含む世界8ヶ国の自動運転関連企業の株式計27銘柄で構成されています。指数配当利回りは年1.39%です。

8ヶ国の国別構成比率は、米国73.8%、イタリア6.0%、ケイマン諸島3.9%、ロシア3.8%、オランダ3.8%、インド3.4%、日本2.9%、中国2.4%となっています。(2019年4月30日時点)

S&P Kensho Autonomous Vehicles Index(配当込み)をベンチマークとするファンドには以下のインデックスファンドがあります。

ファンドの名称 信託報酬(税抜)
eMAXIS Neo 自動運転 0.72%



S&P Kensho Wearables Index

S&P Kensho Wearables Indexは、2016年6月27日より算出が開始されており、世界4ヶ国のウェアラブル関連企業の株式計15銘柄で構成されています。ウェアラブル関連企業とは、消費者、軍事、及び医療向けの装着型機器及び埋め込み型機器の開発やサービスを行っている企業をさしています。

年2回(5月と11月)にリバランスされ、指数配当利回りは年0.93%です。

4ヶ国の国別構成比率は、米国86.5%(12銘柄)、イタリア6.3%(1銘柄)、オランダ6.0%(1銘柄)、中国1.2%(1銘柄)です。(2019年4月30日時点)

S&P Kensho Wearables Index(配当込み)をベンチマークとするファンドには以下のインデックスファンドがあります。

ファンドの名称 信託報酬(税抜)
eMAXIS Neo ウェアラブル 0.72%



S&P Kensho 3D Printing Index

S&P Kensho 3D Printing Indexは、2016年5月10日より算出が開始されており、米国を中心に計3ヶ国の3Dプリント関連企業の株式計11銘柄で構成されています。年2回(5月と11月)にリバランスされます。指数配当利回りは年0.49%です。

国別構成比率は、米国84.7%(9銘柄)、イスラエル11.6%(1銘柄)、ベルギー3.7%(1銘柄)となっています。(2019年4月30日時点)

S&P Kensho 3D Printing Index(配当込み)をベンチマークとするファンドはまだありません。



S&P Kensho Cyber Security Index

S&P Kensho Cyber Security Index(S&P Kenshoサイバーセキュリティ指数)は、2015年5月15日を基準日として2016年5月10日より算出が開始されており、米国を中心に計3ヶ国のサイバーセキュリティ関連企業の株式計35銘柄で構成されています。

サイバーセキュリティ関連企業とは、電子的手段による不正アクセスから企業や機器を守ることに特化している企業をさします。

年2回(5月と11月)にリバランスされ、指数配当利回りは年0.52%です。

国別構成比率は、米国84.0%(30銘柄)、イスラエル12.5%(4銘柄)、イギリス3.5%(1銘柄)となっています。(2019年4月30日時点)

S&P Kensho Cyber Security Index(配当込み)をベンチマークとするファンドはまだありません。


(2019年5月17日更新)



 


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