スマート・クオリティ・オープン(愛称:スマラップ)・買う必要なし

「ラップ」と言うと本来、富裕層が金融機関に全てを丸投げするようなサービスです。しかし、一般庶民をターゲットにした「偽物のラップ口座」が流行してしまい、更にはラップという言葉だけを使った投資信託まで出る始末です。

本ページで紹介する、スマート・クオリティ・オープン(愛称:スマラップ)も、そんな投資信託と言って良いでしょう。相性にラップなる言葉を使っているものの、単にバランスファンドというだけの事であり、全く意味の無い愛称になっています。

スマート・クオリティ・オープン(愛称:スマラップ)


なお、スマート・クオリティ・オープン(愛称:スマラップ)には、安定型、安定成長型、成長型の3タイプが用意されています。また、本ファンドは年4回決算型になりますが、1年決算型もそれぞれに設定されており、合計6種類が存在する事になります。


(2019年1月3日追加)・・・本ページの情報の更新を希望される方は、Q&Aページより管理人までお知らせください。すぐに対応したいと思います。


 


スマート・クオリティ・オープン(愛称:スマラップ)の特徴や基本情報

このファンドの基本情報


項目 スマート・クオリティ・オープン(愛称:スマラップ) スマート・クオリティ・オープン(1年決算型)(愛称:スマラップN
信託報酬 安定型 1.55% 1.55%
安定成長型 1.65% 1.65%
成長型 1.75% 1.75%
信託財産留保額 なし なし
決算日 2・5・8・11月の13日 8月13日
設定日 2014年11月14日 2015年1月30日
償還日 2024年11月13日 2024年11月13日

購入単位:1口単位で購入できます。
運用会社:三菱UFJ国際投信株式会社
為替ヘッジ:なし


このファンドのポートフォリオなど

下記の8資産のマザーファンドファンドオブファンズ形式で、以下の表の基本組み入れ比率にて運用。(2018年8月30日時点)

スマート・クオリティ・オープン(愛称:スマラップ)の安定型、安定成長型、成長型のポートフォリオ



スマート・クオリティ・オープン(愛称:スマラップ)、管理人の感想と評価

年率リスクを規定したアクティブファンド

スマート・クオリティ・オープン(愛称:スマラップ)は、以下の図のように、代表的な国内外の8つの資産クラスに分散投資を行う投資信託です。これだけだとシンプルな話しです。組み入れ比率は、前項に記してありますので、参考にして下さい。

スマート・クオリティ・オープン(愛称:スマラップ)


しかし本ファンドは、安定型、安定成長型、成長型の3つのファンドで、それぞれ投資家のリスク許容度に応じて、年間の標準偏差を一定の数値に抑える事を目標としているのが特徴です。

・安定型:5%
・安定成長型:8%
・成長型:12%


スマート・クオリティ・オープン(愛称:スマラップ)のリスク水準


この、リスクを表す標準偏差という言葉の意味が難解なので、あわせて下記のページを読んで、理解できるようにして下さい。理解できないようなら、投資をしてはいけません。

参考リスクとリターン・標準偏差について


要は、バランスファンドに投資をしたいけれども、どの程度の価格変動が有るのか見当がつかない人にとっては、選びやすい投資信託と言えるでしょう。

投資をする際に最も大切な事は、一般人のほとんどは「儲かるかどうか」を考えると思いますが、何度も暴落を乗り越えて今でも生き延びている百戦錬磨の投資家連中は、「リターンよりもリスク」を最重要視します。

いくら相場が好調な時に儲けが出る事が期待できるとは言え、相場は一寸先は闇。いきなりの暴落を食らうと、大損して相場から強制退場させられる可能性も大なので、そうならないよう、とにかくリスクを一番に考える訳です。

その意味からすると、スマート・クオリティ・オープン(愛称:スマラップ)は初心者にもリスクが掴みやすいですから、その点では良いと思います。


代替えのバランスファンドを考えてみる

とはいえ、信託報酬が1.55%~1.75%と、非常にコストの高いファンドです。長期で持てば持つほど投資家にとってリターンがコストに持っていかれる状況になります。

従って、同程度の標準偏差の低コストのバランスファンドを選びたいところです。ここでは、中間タイプの安定成長型で、代替え案を検討したいと思います。当サイト管理人のチェックでは、DCニッセイワールドセレクトファンド(債券重視型)が良いと考えました。

スマート・クオリティ・オープン(愛称:スマラップ)安定型と、DCニッセイワールドセレクトファンド(債券重視型)のリターンとリスクの比較


上記のように、DCニッセイワールドセレクトファンド(債券重視型)は既に10年の運用実績があり、10年スパンで見て、標準偏差はしっかりと6%弱に抑えられています。

リスクを限定した上での年率リターンは10年で5%となり、リスク許容度が低い人から見たら銀行預金をはるかに上回るリターンですから、もう完璧ではないでしょうか。

しかも、以下の表に記したように、スマート・クオリティ・オープン(愛称:スマラップ)安定成長型の超高コストに対して、DCニッセイワールドセレクトファンド(債券重視型)の信託報酬は僅か0.18%に過ぎません

毎年、その差の1.47%程度はリターンに差が生じます。この差は投資家ではなくて、金融機関が一方的に受け取りますので、投資家にとってはコストの分だけ不利な運用を強いられるわけです。

項目 スマート・クオリティ・オープン(愛称:スマラップ)安定成長型 DCニッセイワールドセレクトファンド(債券重視型)
信託報酬 1.65% 0.18%
目標の標準偏差 8% なし
実際の標準偏差 3.26%(3年) 5.97%(10年)
年率リターン 0.81%(3年) 5.03%(10年)
安全資産の
国内債券の割合
39.7% 44.4%


しかも、スマート・クオリティ・オープン(愛称:スマラップ)の運用は2024年までとなっています。純資産総額が今のまま多かったならば、運用が延長される可能性も高いですが、期間の区切りがあると、いつ運用が終わってしまうか分かりませんので、やはり信託期間が無期限のDCニッセイワールドセレクトファンド(債券重視型)が断然有利という事になります。


一部に、スマートベータ指数を採用しているファンド

この部分はマニア向けなので、一般の人は読む必要が無い部分です。本ファンドは、日本株、先進国株、新興国株の一部において、一般的な株価指数ではなくて、スマートベータ指数と呼ばれるものを採用します。

採用しているスマートベータ指数について


しかし、投資効率の向上が、投資リターンの向上に寄与しているのかどうか、はっきりしないのが実情です。運用会社内でははっきりしているのかもしれませんが、投資家レベルだとよく分からないというのが実態です。

実際に他のファンドでは、例えば日本株のスマートベータ指数がTOPIXよりも劣っていたりしますので、過度な期待は禁物と言えます。

そもそも、スマートベータ指数などを使わなくとも、標準偏差を目標値に納めてくれれば良いだけであり、あるいはそこで変にリターンを追求しなくとも、コストを下げてくれれば投資家のリターンに寄与する訳です。

このような余計な事をやることで、効果が有るのか無いのか分からないのにも関わらず、高コスト化につながってしまうようなやり方は、宜しくないのではないかと思います。



スマート・クオリティ・オープン(愛称:スマラップ)の購入先

スマート・クオリティ・オープン(愛称:スマラップ)は取り扱いのある全ての金融機関でノーロードで購入できます。

当サイトで紹介している金融機関としては、SBI証券楽天証券カブドットコム証券が購入の窓口になりますね。


これとは別に、証券口座選びに迷った場合は、 管理人神推しの証券口座のページ を参考にして下さい。管理人的には、ポイント利用でコストを徹底的に削減する効果のある、SBI証券楽天証券の利用がベストだと思います。(どちらでもお好みのところを利用ください。)


 


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