午堂登紀雄氏のセミナー行ってみた。で、どうだったか?

午堂登紀雄さんといえば、当サイトではインデックス投資に否定的な人という印象を持ちつつも、管理人の個人的な感覚では、不動産投資については結構マトモだし、最新作(下記)では天晴れというレベルで生活コストの削減にも取り組んでいて、悪い印象と良い印象が交錯している感があります。


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ところで、上記の本を読んでいて非常に驚いたのが、インデックス投資をバッサリと否定していながらも、書籍の中ではちゃっかりインデックス投資実行していたことです・笑






ただし、前後の文章から判断すると、午堂登紀雄さんはインデックス投資に優位性が有るとか無いとかよりも、DCを利用しつくす事による、非常に大きな節税メリットに興味・関心が有るのだろうなとは推測できます。

ただまあ、DCにはアクティブファンドも多数存在する中で、敢えてコストに徹底的にこだわってインデックスファンドをセレクトする理由が、イマイチ分からないなあと思いました。

しかも上記のDCの説明をした章の次の章で、舌の根も乾かぬうちに、NISA口座では「毎月分配型投資信託を徹底活用する」との事で、投資信託に関しては、何の事やらサッパリ分からりません。

(毎月分配型投資信託を推奨する立場の人間として、何か今後、メディア等で露出を図ろうとする差別化戦略なのではないかと邪推してしまいます。)




(文中、基準価額が上がっているとか書いてありますが、書籍の出版は8月20日ですww)


急になぜ、毎月分配型投資信託に行っちゃったのかというと、新興国通貨建て投資信託の基準価額が暴落していると知ったからだそうです。後ほども書きますが、午堂登紀雄さんは暴落が大好きなので、そこがフックとなって、毎月分配型投資信託に走ったようですね。

午堂登紀雄さんなりの「毎月分配型投資信託の選び方」は本に出ているので、興味のある人は本を見て頂ければと思いますが、ただ単に暴落しているところには利益がありそうだ、という薄弱な根拠だけで投資信託を真似して買う人がいたら、けっこう痛い目に合うんじゃないでしょうか?

と、そういう部分も含めて、なかなか興味深いなと感じたのは確かで、たまたまGoogleの広告に午堂登紀雄さんのセミナーが表示されたのをきっかけに、「じゃあ、実際にこの目で見に行ってみよう!」というわけで、セミナーに行ってきたという訳です。


⇒午堂登紀雄氏の評判やいかに?実際にセミナー行ってみた(←今ここ
午堂登紀雄氏の非常識な外貨FX手法に驚愕
午堂登紀雄氏の海外不動産投資はどうなん?

 



横浜ランドマークタワーで開かれたセミナー

セミナー会場は、横浜ランドマークタワーの25階(だったかな?)です。非常に見晴らしが良くて、スカッとします。天気が良ければ富士山も見えたのになあと。




ところでこのセミナー、主催者は商品先物取引のサンワード貿易さんです。そういえばサンワード貿易って知っているなと思ったら、マーフィー(柾木利彦)さんのFXセミナーを受けた時と同じ会社でした。

傍から見ると、マーフィーさんセミナーの方が怪しい雰囲気がありますな・笑。ま、それは良いとして、セミナーで午堂登紀雄さんが何を話したのか、記述してまいりましょう。



午堂登紀雄さんの言ったこと、総まとめ! 箇条書きでドンドン行きます!

午堂登紀雄さんの、都内の不動産投資

・3連休の初日の朝。みんなが遊んでるときに勉強することが、他の人よりも一歩抜きん出る一つの秘訣。今日は私の投資日記を受けて、自分はどうするか、自分の実体験なども踏まえて、行動指針に置き換えていただければと。

・私は11年前、普通にサラリーマンをしており、まったく投資とは縁がない生活をしていた。外資系のコンサルティング会社で、平日は夜中の2時、3時まで仕事で、ほぼタクシー帰り、土日ももちろん仕事。1年360日は仕事。

・やってられないが、辞めたら収入がないので、どうやったら働くペースを落としても生活できるかと考えた時に、副収入源をつくろうと思った。当時の会社は副業禁止、今みたいにiPhoneも無いから、いつでもトレードできる環境にないし、会社のパソコンを使ってトレードもできない。そんな中で消去法で、不動産から始めた。




・当時と今は少し、金融情勢が似ている。当時はミニバブルの崩壊が始まりつつある時で、銀行が積極的にお金を貸してくれた。今も同じで。違うのは、当時はまだ投資物件たくさん選び放題だった。今は数が少ないので早い者勝ち、取得競争が非常に激しい。

・当時、車の改造に狂っていてお金が無かったので、不動産では頭金が数百万必要だと知って、ガラッと生活を組み替えた。2台あった車を1台売ってお金に換えて、給料が振り込まれたら3分の2は別の口座に振替えて、残ったお金で生活する。ボーナスには1円たりとも手は付けない。私服もスーツもまったく買わない。靴下は10足同じものを買って、穴が空いたら使いまわす。飲み行ったときは必ずクーポン券を出して精算。そういう事をやって、最初の70万円から半年間で400万を貯めて、そこから不動産投資を始めた。

・最初、1軒目買った当時、小さいワンルームマンションだったが、次の月に通帳記帳すると、家賃が入ってる。自分は何もしない。これはすごいと思って、そこからアクセルベタ踏みで、お金貯めてはドンと不動産突っ込んで貯金ゼロ。また貯めては不動産ドン、貯金ゼロを繰り返して、1年で10軒を買った。

・ただ、個人の借金が3億円を超えてくると、もうどこの銀行もお金貸してくれないので、余った家賃収入をどうするかという事でFXを始めた。

・当時は小泉政権のときで、1ドル90円台が一気に120円台になった。なのでドル円の買いポジションだけで、大きく儲かった。このときはFXトレーダーはみんな儲かっている。

・そのあと、ITバブルにのっかって株式投資でも儲かったし、資源バブルにのっかって儲かったという感じ。投資をはじめてから5年ぐらいは、ほとんどまぐれ。自分の実力はまったく関係ないし、戦略もなにもない状態だった。

確率的には「まぐれ」という事なのでしょうが、ただまあ、この人には独特の「動物的な嗅覚」があるんでしょうねえ。トレンドを実感するのが、非常に得意なのだと思います。トレンドを見分けるのが出来ないと思う人は、真似をしてはいけません。



・自分の人生と密接に運用を考え始めたのはごく最近、2011年の震災。この時に、住む場所を固定されるのはリスクだと思い、マレーシアとアメリカに不動産投資をした。

・それから、アベノミクス。2012年12月に自民党政権が誕生したのをきっけに、もう間違いなく円安だと思い、国内回帰をしている。今は官製相場。政治が動かしていると言っても過言じゃないので、私は国内の投資は今は良いと思う。

・金融情勢も比較的良く、自宅兼賃貸マンションを千葉県で建設中で、同じく融資を使って自社ビルの土地を探していう。

・太陽光発電を去年から2軒取得、もう1軒、今年中に取得する。アベノミクス相場だからこそ地価が上昇する。地価が上昇するイコール、金融機関は不動産に低利でお金を貸してくれやすい。なので私の場合は、今は国内投資に舵を切るということ。

・2018年、19年、20年になって、国内景気がどうなるか分からないが、その時はまた海外に目を向ける可能性があるかなと思う。以上が、ざっとした流れ。

こういうタイプの投資家は、典型的な「ファンダメンタルズ」重視派ですね。後のページで「私はテクニカルは見ていない」趣旨の発言があって、意味分かんないなあと思いましたが、こうして改めて見直してみると、午堂さんは完全にファンダメンタルズ派。

 


午堂登紀雄さんが不動産投資を始めた理由

・そもそもなぜ不動産投資はじめたか。少し話した通り、会社が副業禁止だったので選択肢がなかったという事もあるし、不動産をやれば家賃収入がメインの収入源になるから。

・例えば、先月から今月、株価が急落した。でも、先月10万円で借りてた自分の賃貸の家賃が、不景気だから今月5万円になる、という事は無い。家賃は比較的、安定している。景気の変動、あるいは株価、為替の変動は、あまり気にしなくていい。

賃料が安定していて、入居者がついている限りは本当に何もしなくていい。今年9カ月が経つが、自分が不動産で使った時間は3時間ぐらい。1軒退居があったので、その内装の見積もりチェックをしたぐらいで、本当に何もしなくていい。不労所得だ。

これ、不動産投資をやったこと無い人にはにわかに信じられないでしょうが、実は本当です。ただし、問題が起こるケースもあって、その時にはその状況に応じた「問題解決能力」が求められるのが、他の投資との明らかな違いです。

マンションが傾いたから不動産投資はリスキーだ、と考える人は、不動産投資に向いていません。そこからどう対処するのかを、考えるタイプの人向けの投資だと思います。そういう意味では、投資と事業のMIXだというのが、本当のところです。



・サラリーマンだからこそ、ローンを組んで借りる。これがフリーターや派遣、自営業ではなかなか借りれない。

・不動産はローンを組むと団体信用生命保険に加入する。自分の身に何かあったら、保険会社が残ったローンを代わりに全部払ってくれる。なので、民間の生命保険は最低限で済む。

・今年、追加で1億5,000万の物件を建てていて、全部で4億円ぐらいの借金がある。でも全部、団信に入っているので、もし私が死んだら、保険会社が4億のローンを全部代わりに払ってくれて、私の家族には丸々4億円の不動産が残る。

・1億円で買った物件を、ローンを払い終わったあと30年後に、仮に3,000万円に下がったとしても、売れば3,000万になる。持っていられるまで家賃収入を得て、ローンの返済が終わったら売却してお金に換えることができるので、他人のお金を使って銀行のお金を使って、長期積立ができてるようなもので、魅力的だ。

これは、成功している不動産投資家はみな、同じような事を言いますね。



・不動産投資戦略は単純明快で、「都心・駅近」。私がずっと賃貸暮らしだった事を考えると、クリーンな場所で家賃が手頃であれば、まず借りる人はいるという事。

・当然、利回りは低い。不動産投資で成功されている方は、15%とか20%の利回りの人もいるが、私の場合は、別に賃貸経営がしたいわけじゃなくて、ただ単純に自由になりたかった。

・自由になるには、地方の高いリスクを避けたい。ならば都心の便利な所。当然そこは物件価格が高いから利回りも低い。利回りが低いのは、自由を得るための保険代だと割りきっている。今、建ててる物件も駅から5分で、自社ビル用地も徒歩3分圏内で探している。




・ワンルームマンションであれば家賃が6万円で、諸々引くと9,000円しか残らないということだが、これは数を増やしていく。

・1DKのちょっと高級なマンションは、家賃が27万円。でも、月6万円残る。これが一棟マンションなら家賃が80万円で、もろもろ引くと35万円残る。

・この3物件だけで、年間手取りで400万円残る。そうすると、自分は会社で働いて給料があって、もう一つ分身ができて、その分身も働いて稼いでくれる。

その分身は、休みくれとか給料上げろとか言わない。寝てても旅行行ってても稼いでくれるのが、不動産の良さ。私は投資の運用の軸は一応、不動産に置いている。

・とは言っても、不動産だけだと、ほんとやること無い。なので、投資好きな私としては色々な金融商品にも手を出して、FXなどで儲かったお金を不動産に回していくというルールを作っている。

不動産投資があまりにヒマなんでFXやるというのは、ほとんど私と同じ思考回路だったので、苦笑いしてしまいました。

ただし!だからと言ってFXで儲かるかどうかは、全く別物です。午堂登紀雄さんがFXで本当に儲かっているのか知る由もないし、次ページ以降で彼の言ったことを考えると、とにかく投機というのは想像を超えるほど難しいものでありますな。



⇒続き:午堂登紀雄氏の非常識な外貨FX手法に驚愕


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