証券ジャパン日本株オープン(愛称:きらめき)の運用成績に仰天

モーニングスターの検索結果などを色々と操作しているときに偶然に発見したのが、証券ジャパン日本株オープン(愛称:きらめき)です。・・・驚きました。

ベンチマーク参考指数も存在しない点で欠陥ファンドとは言えますが、そんな欠陥を吹き飛ばすかのような超絶に凄い運用成績に、管理人は何かの間違いかと思いましたね




あいにくノーロードではなく購入時にコストがかかる点、信託報酬が年1.57%(税抜)とかなり高いのが難点です。(販売手数料は税抜き2.0%です)

しかしあまりの運用成績の良さに、存在価値のあるおすすめアクティブファンドのコーナーに入れるかどうか、一晩悩んだほどです。(ノーロードじゃないのでNG)

販売会社が証券ジャパンのみという事で、非常に取り扱いがしにくい点も含めると、よほどアクティブファンドがお好きな方以外は、現実的には買いにくいファンドとなっています。

(2015年8月12日)



証券ジャパン日本株オープン(愛称:きらめき)の概要・基本情報

・購入単位:1万円以上1円単位で購入可能。
・販売手数料:2.0%(税抜) (ノーロードではありません)
・信託報酬:年率1.57%(税抜)
信託財産留保額:0.3%
・決算:年1回(1月15日)
・資産配分比率: 組入上位や業種のの構成比率は以下の通りです。2015年1月15日時点のものを、2014年1月15日時点と比較しています。アクティブファンドらしく、かなりの銘柄の入れ替えとなっています。




・償還日:無期限
・運用:アセットマネジメントONE株式会社
・為替ヘッジ:なし(投資対象の日本株式に為替リスクはありません)

 


証券ジャパン日本株オープン(愛称:きらめき)・管理人の感想と評価

証券ジャパン日本株オープン(愛称:きらめき)で驚くのは、何と言ってもとんでもなく良好な運用成績です。これには誰もが腰を抜かすのではないかと思うくらいです。

冒頭に書いたとおり、ベンチマークが無いので比較しにくいのですが、小型株や中型株主体で、TOPIXよりもパフォーマンスの良い、以下のファンドと比較すると一目瞭然です。

 ・ひふみ投信(日本株投信で飛ぶ鳥を落とす勢い)
 ・JASDAQ-TOP20上場投信ETFです。銘柄コード:1551)
 ・マザーズ・コア上場投信(銘柄コード:1563)
 ・SMT TOPIXインデックス(参考までにTOPIX連動インデックスファンドを比較)




とてつもない運用成績、ちょっと見にくいですかね? 念のために、モーニングスターのグラフも、あわせて貼り付けておきます。こちらの方が見やすいと思います。

上記は5年チャートでしたが、下記は3年チャートです。あのひふみ投信が、はるか下界に霞んで見えてしまうほどの圧倒的な運用成績で、なんと250%以上もの差が付いているという、ほとんどシャア専用なんじゃないかというレベルです




グラフには載せていませんが、スパークス・新・国際優良日本株ファンド(愛称:厳選投資)とか、DIAMアジア関連日本株ファンド(愛称:JAPASIA(ジャパジア))などの、好成績を残している日本株ファンドも、まるで関係なしというほどの差異になっています。

こんなにも凄いファンドですから、頻繁に売買を繰り返していて、実質コストも相当に高いのではないかと想像しましたので、一応調べてみた結果が下記。

やはり税込みで2.114%ものコストがかかっており、毎年これほどのコストをかけながらも、今後5年10年と、TOPIXやジャスダックなどに勝利し続けられるかは、神のみぞ知る世界です。過去の運用成績と未来の成績には、何ら関係が無いという点を思い起こして、冷静に対処したいところですね。




と、ここまで書くと、「圧倒的な運用成績なんだから高コストには目をつぶって、今から投資したっていいじゃないか!?」という声が聞こえてきそうですね。

しかし、もう一度5年チャートをよくご覧になってください。証券ジャパン日本株オープン(愛称:きらめき)の圧倒的な成績は、2013年前半に、日銀が大規模金融緩和を実行に移して以降なのが分かります。

この瞬間に時流に乗る事ができていますが、その前、2011年や2012年はSMT TOPIXインデックスオープンにしっかりと負けています。

つまり、当サイトでは何度も口にしているのでありますが、アクティブファンドが永久に勝ち続けるというのは、本当にこれは不可能に近い現実なんですよ

かつ、ひふみ投信のように、ファンドマネージャーと顔を突き合わせて話し合う機会(セミナーなど)も無いようですから、一体どのような理念や方針を持ってファンド運営しているのかほとんど分からない、「顔の見えないファンド」になっています。

運用報告書を読んでも、「今後もはっきりとした需要増加が見込める業種・銘柄をポートフォリオの軸としつつ、市場の変化に柔軟に対応してゆく方針です。」と書いているだけです。

アクティブファンドに資金を突っ込むのをためらうくらい、投資家のことなど大して考えてないんだろうな、というレポートとなっています。

そういう能書きは横に置いといても、今の純資産総額はわずかに17億円程度と、すっかり役目を終えて忘れ去られているかのような状態です。(逆にこのくらいのほうが、ファンドマネージャーはのびのびと運用ができるのかもしれないですね・・・)




今後も今のような運用成績を続けられるのか、報告書を読んでもほとんど何もわからないような投資信託をアセットアロケーションの日本株式部分の中核に置いてはいけません。

日本株に投資をする場合はオーソドックスに、ノーロードかつ信託報酬0.29%(税抜)とコスト最安の、<購入・換金手数料なし>ニッセイTOPIXインデックスファンドを選びましょう。

日経平均をベンチマークとするならば、ニッセイ日経225インデックスファンド(税抜き信託報酬0.25%)で十分です。

どうしても証券ジャパン日本株オープン(愛称:きらめき)を購入して、今後の成績に賭ける丁半博打をやりたい場合でも、資金のごく一部を回すくらいにとどめておくのが無難です。



証券ジャパン日本株オープン(愛称:きらめき)の販売会社

証券ジャパン日本株オープン(愛称:きらめき)は、証券ジャパンのみでの取扱いです。ノーロード投資信託ではないので、販売手数料2.0%(税抜)がかかります。もしも販売会社がネット証券まで広がったら、これは再び爆発的な勢いで売れそうな予感はしますね。



 


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