たわらノーロード全世界株式・・・信託報酬が最安の、日本を含む全世界株式インデックスファンドが登場
たわらノーロード全世界株式は、MSCI オール・カントリー・ワールド・インデックス(配当込み)をベンチマークとする、日本も含む、全世界株式インデックスファンドです。アセットマネジメントONEが運用する低コストインデックスシリーズ、たわらノーロードシリーズに2019年7月22日に追加され、運用が始まりました。

日本を含む先進国や新興国の株式にこの1本で丸ごと投資できるのが非常に魅力的ですし、何よりも信託報酬が最安の全世界株式インデックスファンドです。
ボッタクリに近いようなアクティブファンドを使って、様々な国の株式に投資するのではなく、こういった良質の投資信託を利用したいところです。
(2019年9月15日更新)・・・本ページの情報の更新を希望される方は、Q&Aページより管理人までお知らせください。すぐに対応したいと思います。
たわらノーロード 全世界株式の基本的情報
このファンドの基本情報
項目 | 内容 |
---|---|
購入単位 | 楽天証券やSBI証券等にて100円より購入可能。 |
信託報酬 | 年率0.12%(税抜) |
信託財産留保額 | なし |
運用期間 | 無期限 |
決算 | 年1回(10月12日)。 |
ファンド運用方式 | 「外国株式パッシブ・ファンド・マザーファンド」、「エマージング株式パッシブ・マザーファンド」、「MSCIジャパン・インデックス・マザーファンド」の3つのマザーファンドにファミリーファンド方式で投資しています。![]() |
運用会社 | アセットマネジメントONE株式会社 |
為替ヘッジ | なし |
このファンドのポートフォリオなど
日本、先進国、新興国株式計2323銘柄に投資(2019年8月30日時点)国別・地域別構成比、業種別構成比率はそれぞれ以下の通りです。

たわらノーロード 全世界株式、管理人の感想と評価
信託報酬が最も低い、MSCI-ACWI(配当込み)インデックスファンド
たわらノーロード全世界株式は、MSCI オール・カントリー・ワールド・インデックス(略称:MSCI-ACWI)(配当込み)をベンチマークとする全世界株式インデックスファンドです。MSCI-ACWIは、日本:先進国:新興国の株式に約7:81:11の比率で、計49ヶ国の2844銘柄もの銘柄を投資対象としています(2019年7月末時点)。
まさにこれ1本で、日本、先進国、新興国の大型、中型株式にまとめて投資できます。現状では本ファンドを合わせて、以下のように合計で3つのファンドとなります。
ファンドの名称 | 信託報酬 (税抜) |
ベンチマークや参考指数 |
---|---|---|
たわらノーロード全世界株式 | 0.120% | MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス(配当込み) |
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) | 0.120% | MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス(配当込み) |
全世界株式インデックス・ファンド | 0.480% | MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス |
たわらノーロード全世界株式の信託報酬は0.12%(税抜)であり、eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)(信託報酬0.12%)と並び、信託報酬最安の全世界株式インデックスファンドです。
また、同じたわらノーロードシリーズの個別の以下のファンドをそれぞれ買い付けるよりも、本ファンドを買ったほうがコスト面でかなりお得になるというのも不思議です。
・たわらノーロード TOPIX(信託報酬0.17%)
・たわらノーロード 先進国株式(同0.20%)
・たわらノーロード 新興国株式(同0.34%)
それほどまでの低コストと言う事で、運用会社間のインデックスファンドの低コスト競争も留まるところを知りません。インデックスファンドの分野だけで見ると、過当競争をしているのではないかと思ってしまいます。
流石にここまでくると、アセットマネジメントONEに対しては「このファンドをそこまで下げなくても良いから、多数の人に売りつけているようなボッタクリ商品の販売姿勢を見直せよ」と言いたくなってきます。
もちろんそれは、eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)を販売する、三菱UFJ国際投信に対しても同様です。気の毒な人たちの草葉の陰に、このような超低コストのインデックスファンドが存在しているという事でもあるのです。
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)も信託報酬を引下げ
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)を含むeMAXIS Slimインデックスシリーズは、「他社類似ファンドの運用コストに注意を払い、業界最低水準の運用コストをめざして機動的に信託報酬を引き下げる」と宣言しており、実際に他社の信託報酬引下げには素早く対応する戦略を取っています。実際に、たわらノーロード 全世界株式が信託報酬最安の全世界株式インデックスファンドとして2019年7月22日に設定されたため、eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)の信託報酬は2019年8月9日より、予想通り年0.12%に引下げてきています。
(しかも、eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)だけでなく、広い意味で全世界株式インデックスファンドである、eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)とeMAXIS Slim全世界株式(3地域均等型)までもが信託報酬を年0.12%に引下げられました。)
いずれにしろ、本ファンドやeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)は、日本も含む先進国株式、新興国株式に浮動株調整時価総額比率で投資したい場合、本ファンド1本で、 日本も含む世界全体に超低コストで幅広く分散投資できるのが魅力です。
たわらノーロード 全世界株式の購入先
たわらノーロード 全世界株式は販売先に無関係にノーロードです。購入できる証券会社・銀行は以下の通りです。
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管理人的には、ポイント利用でコストを徹底的に削減する効果のある、SBI証券か楽天証券の利用がベストだと思います。(どちらでもお好みのところを利用ください。)
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