女性活躍応援ファンド(愛称︓椿)&つみたて椿・・・極めて成績優秀

このページでは、ノーロードではありませんが「女性活躍応援ファンド(愛称︓椿)」と、その関連商品で積み立て投資でのみ購入できる、ノーロードの「つみたて椿」について、評価解説してみたいと思います。

女性活躍応援ファンド(愛称︓椿):2015年3月31日設定
つみたて椿:2018年6月11日設定

女性活躍応援ファンド(愛称︓椿)とつみたて椿


これらの2つの商品の中身は全く同一ですが、いちいち分けて解説すると混乱してしまいますので、基本的には女性活躍応援ファンド(愛称︓椿)で解説して、ファンド名称は「椿」としてご説明します。

それぞれTOPIX参考指数とするアクティブファンドで、設定来の運用成績が極めて優秀です。女性の活躍に着目して銘柄選定を行うという、かなり曖昧模糊とした中身の投資信託ですが、存在価値のあるおすすめアクティブファンドに認定して良いでしょう。

(2018年11月25日追加)



 


「椿」の基本的情報

このファンドの基本情報

「椿」の2つのファンドの基本的な情報については、以下の通りとなります。ご覧の通り、女性活躍応援ファンド(愛称︓椿)についてはノーロードではなく、購入時に手数料がかかるのが残念ですね。

項目 女性活躍応援ファンド(愛称︓椿) つみたて椿
購入の方法 制限なし(※1) 積み立て投資専用
購入手数料 2.0% なし
信託報酬 1.45% 0.9%
信託財産留保額 なし なし
決算 3月20日および9月20日(※2) 3月20日
償還日 2025年3月19日まで 無期限
 運用 大和証券投資信託委託株式会社  
為替ヘッジ なし(投資対象に為替リスクはありません)
※1:楽天証券SBI証券では100円より購入可能です。
※2:基準価額が上昇している時は盛大に分配金を輩出しますので、投資効率が落ちます。


このファンドのポートフォリオ

2018年10月31日時点での、規模別及び組入上位10業種の構成比率は以下の通りです。TOPIXを参考指数としていますが、投資先は小型株や新興市場が多くなっています。

女性活躍応援ファンド(愛称︓椿)及びつみたて椿のポートフォリオ


また、「椿」の両ファンド共に、女性活躍応援マザーファンドを通じて日本株に投資をするファミリーファンド方式で投資しています。

女性活躍応援ファンド(愛称︓椿)とつみたて椿のファンド運用方式



「椿」に関する管理人の感想と評価

参考指数を大きく上回る、今が「旬」のアクティブファンド

冒頭にも書いた通り、「椿」の運用成績が極めて良好な状態です。どれほど凄い事になっているかは、以下をご覧下さい。その優秀さを分かりやすく表現するため、多くの人が「優秀である」と認識している日本株アクティブファンド、ひふみ投信とも比較して表示します。

ご覧の通り、3年間でTOPIXインデックスファンドである<購入・換金手数料なし>ニッセイTOPIXインデックスファンド10倍にもなるリターンを叩き出しています。ひふみ投信に対してもダブルスコアですから、圧倒的と言って良い状態です。

女性活躍応援ファンド(愛称︓椿)とTOPIXとのリターン比較(3年)


上の項で、「椿」のポートフォリオをご覧いただくと分かる通り、TOPIXを参考指数としながらも、実際は小型株や新興市場の株に大半を投資しています。

つまり、小型株効果の期待できるファンドなのですが、それは裏を返すと、上昇相場が終わって下落相場に入ると、TOPIX以上に価格が下がる事を意味しています。直近1年間で見ると、ライバルのひふみ投信はTOPIXよりも大きく下げているのが分かります。

女性活躍応援ファンド(愛称︓椿)とTOPIXとのリターン比較(1年)


このような状況では、流石に「椿」であっても運用は厳しく、月報で確認すると分かる通り、直近の3か月ではTOPIXよりも大きく下落しています。

女性活躍応援ファンド(愛称︓椿)とTOPIXとのリターン比較(3ヵ月)


多くの投資家は、優秀なアクティブファンドなのだから、「上昇相場では大きく上がり、下落相場は小さく下げろ」と自己中心的な期待をしてしまいがちです。

もちろん、ファンドマネージャーの腕前が良ければ多少はそのような事もあり得るかもしれませんが、基本は、リスクを取ったからこそリターンが大きいというだけであり、上げ相場で大きく上がったファンドは、下げ相場では逆に大きく下げる宿命にあります。

ひふみ投信も「椿」も、決してその運命からは逃れられないものと認識して、アクティブファンドに過剰な期待を寄せない方が、身のためだと思います。


積み立て投資専用の「つみたて椿」はコストがやや低廉

本ページの中ほどにも記した通り、積み立て投資専用の「つみたて椿」については、購入時の手数料がかかりません。それに加えて、女性活躍応援ファンド(愛称︓椿)とファンドの中身(マザーファンド)が同一なのに、信託報酬が0.9%とやや低めに誘導されています。

そうであるならば、信託報酬が1.45%と非常に割高の女性活躍応援ファンド(愛称︓椿)などは買う必要はなく、(一括投資で買いたいという場合は別ですが)、今後はつみたて椿で積み立て投資を行うスタンスで宜しいでしょう。

また、つみたて椿はネット証券で販売されており、つみたてNISA対応商品となっています。SBI証券のiDeCoでも買い付けが可能であり、非課税制度を使って長期でじっくりと資産を増やしたい人向けの商品といえます。


女性活躍応援ファンドはESG投資ファンド

ところで、「椿」は「女性活躍応援ファンド」と銘打っています。それが何を意味するのかについては、当サイト管理人としてはよく分かりません。

女性活躍応援ファンド(愛称︓椿)の運用方針


女性の活躍を推進する企業、女性の社会進出を助ける企業、女性向けまたは女性に人気の商品やサービスを提供する企業、女性の所得が増加することにより恩恵を受ける企業」が銘柄選定の候補となるという事ですが、その結果として決定されたポートフォリオを見ても、女性が活躍している企業なのかどうか、知る由もありません。

そして、「女性活躍応援ファンド」でありながら、運用をしているのは男だという事で・笑、運用会社のウェブサイトにはこのような事が書かれていました。

女性活躍応援ファンド(愛称︓椿)のファンドマネージャー


こういうメッセージを発信するのであれば(全く大したメッセージではありませんが)、ファンドマネージャーは氏名を名乗って欲しいですよね。いくら運用成績が良くても、どこの誰だか分からないファンドに、どうもお金を出すというのは抵抗感があります。

なお、本ファンドはESG投資を志向しているようです。ESGとは、環境(Environment)、社会(Social)、企業統治(Governance)の頭文字を取ったもので、それらの各分野に適切な対応をしている「ESGへの取組みが積極的な企業は長期的成長の原動力となる」という考え方です。ESG投資だからリターンが良かったのかどうかも、実際のところはよく分かりません。

ESG投資に関しては、eMAXIS ジャパンESGセレクト・リーダーズインデックス(信託報酬0.4%)のインデックスファンドも登場していますので、関心がある人は、「椿」以外にもそういったファンドへの投資を検討すると良いでしょう。

いずれにしても、ESG投資だったり「椿」そのものに、過度な期待を寄せるのはどうかと思います。基本的にはおすすめのインデックスファンドをファンド選びの基本としながら、資金の一部をアクティブファンドに投じる程度で十分ではないかと思います。



「椿」の購入先

「つみたて椿」をノーロードで購入できる金融機関は下記の通りです。

SBI証券楽天証券マネックス証券 、静岡銀行


なお、女性活躍応援ファンド(愛称︓椿)については、手数料有料にて、主要ネット証券会社のほか、全国の地方の金融機関で取り扱いが有ります。

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