つみたて先進国株式・・・一定程度評価できるが他のファンドがベター

つみたて先進国株式は、MSCIコクサイ・インデックスベンチマークとする、先進国株式インデックスファンドです。つみたてNISA制度の開始を睨んで、2017年8月16日から運用が開始されています。

つみたて先進国株式


本ページでは、つみたて先進国株式及びその為替ヘッジありタイプについて、記述します。別々のファンドになりますが、本質的には中身は同じですので、1ページにまとめています。共に信託報酬が年0.2%(税抜)と低く、コスト面で一定の評価をすることができます。

なお、ファンド名称に「つみたて」と記されていますが、積み立て投資以外に一括で購入する事もできる商品です。分かりにくいですね・・・。

参考つみたてシリーズの評価とまとめ

(2018年1月14日追加)


 


つみたて先進国株式の特徴や基本情報

購入単位:証券会社により異なりますが、楽天証券SBI証券では100円より購入可能。
信託報酬年率0.20%(税抜)
信託財産留保額:なし
決算:年1回(6月25日)
資産配分比率:日本を除く海外先進国株式計1328銘柄に投資(2017年11月30日時点)、為替ヘッジありタイプは、1327銘柄になります。

下記は、為替ヘッジなしタイプの業種別構成比率と国別構成比率です。為替ヘッジありタイプも、下記とほとんど変わりません。

つみたて先進国株式のポートフォリオ


償還日:無期限
運用会社:三菱UFJ国際投信株式会社
為替ヘッジ:なしタイプとありタイプの2種類です。



つみたて先進国株式、管理人の感想や評価

かなりの低コストである事が評価できます

冒頭でも記した通り、つみたて先進国株式には為替ヘッジなしタイプと為替ヘッジあり、共に0.2%の信託報酬はかなりの低コストであり、評価できます。特に為替ヘッジ付きとしては、

iFree 外国株式インデックス(為替ヘッジあり)(信託報酬0.19%)
たわらノーロード 先進国株式<為替ヘッジあり>(信託報酬0.20%)

のファンドと同程度のコストであり、高く評価できます。ご自身のアセットアロケーション為替リスクを一定程度減らしたい人にとっては、検討の対象になります

ただし、為替ヘッジを付けるとヘッジコストがかかる分、リターンを減らす事になりますので、むやみやたらに為替ヘッジを利用するのではなく、リスクを減らしたい人は国内債券クラスへの投資比率を上げる事で、資産全体の為替リスクをコントロールしましょう。

一方、為替リスクなしのタイプについては、同じ三菱UFJ国際投信が運用する、同じマザーファンドを利用した(つまり実質的に中身が同一の)eMAXIS Slim 先進国株式インデックス(信託報酬は1月30日より0.1095%)が存在します。

つみたて先進国株式はファミリーファンド方式


となるとわざわざコストが2倍ほども高いつみたて先進国株式などは選ぶ必要は無く、為替ヘッジなしを買う人は、eMAXIS Slim 先進国株式インデックスで決まりでしょう

それにしても、三菱UFJ国際投信は、同じマザーファンドの投資信託として、今回のつみたてシリーズやeMAXIS Slimインデックスシリーズのほか、eMAXISインデックスシリーズなどもあり、次々に似たようなものを乱発してきて、困ったものです。

個人的にはeMAXISインデックスシリーズを値下げして「eMAXISつみたてシリーズ」とでも改名してくれれば良かったのになあと思うのですが、そんな事すると高コストで一定規模の純資産が集まっているeMAXISインデックスシリーズからの収益が大幅に減りますから、ファンドを新設したほうがマシだったのでしょうね。「大人の事情」を感じます。



ベンチマークが配当込み指数ではない点が、分かりにくい

ところで、細かい事ですが、上述のeMAXIS Slimインデックスシリーズ、eMAXISインデックスシリーズ、そして今回のつみたての3つのシリーズ全て、ベンチマークが配当込みになっていない点が、気に入りません。

例えば本ファンド、つみたて先進国株式には投資先企業からの配当が入って来るのに対して、ベンチマークが配当抜きであったら、下記のように月報を見てベンチマークとの対比を見たところで、良いのか悪いのか、イマイチ判断に困ります。

本来インデックスファンドは、コストの分だけ、ベンチマークを下回る成績となるのが普通なのですから。

つみたて先進国株式の基準価額とベンチマークとの対比


こういうところが、ラインナップをやたらと増やすような対応を取ってしまう三菱UFJ国際投信らしく、どうも好きになれない点です。コストが安ければ買いますが・・・。

その点、コスト的には2番手であるものの、<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンドのほうがしっかりと配当込み指数をベンチマークにしてくれていますし、投資家からの人気も高い所以となっているのでしょう。


純資産残高が少なすぎるので、当面は様子見

つみたて先進国株式を、地方銀行で購入しようとしている人もおられるでしょう。本ファンドはまさにつみたてNISAのために設定されたようなものなので、2018年以降にこれを買い付ける人がいるのかどうか、そこは見ておきたいところです。

現状、最新の月報(2017年11月末)時点で、たったの200万円しか純資産残高がなく、年が明けた2018年1月12日時点では5400万円の規模となっています。

マザーファンドの規模は、既に大きく成長しているので大きな問題はないと思いますが、いかんせんベビーファンドたる本ファンドの規模が小さすぎて、運用が安定するのかはっきりしません。従って、当面は本ファンドは様子見としたほうが良いでしょう。

そもそもインデックスファンドなどを地方銀行で買う必要など無く、(アクティファンドを買う必要もありませんが)、以下にリンクを設置しているSBI証券や楽天証券を使えば、純資産残高が豊富なインデックスファンドを選び放題です。

地方銀行につみたてNISAの相談になど行くと、ついでにNISAとは無関係なボッタクリ投資信託を強く勧められる恐れも大ですから、そのような所には近づかないようにしたほうが良いでしょう。



つみたて先進国株式の購入先

つみたて先進国株式をノーロードで取り扱っているのは下記の証券会社、銀行です。

SBI証券楽天証券、ほか多数の地方銀行など

証券口座選びに迷った場合は、 管理人神推しの証券口座のページ を参考にして下さい。
管理人的には、ポイント利用でコストを徹底的に削減する効果のある、SBI証券楽天証券の利用がベストだと思います。(どちらでもお好みのところを利用ください。)


 


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