つみたてバランスファンド・・・もっと評価されるべき存在

つみたてバランスファンドは、日本、先進国、新興国の株式と債券、リート、合計8資産に投資できるバランス型インデックスファンドです。りそな銀行グループでのつみたてNISA口座での販売を視野に、2017年10月26日から運用が始まりました。

つみたてバランスファンド


このファンドの最大のセールスポイントは、バランス型インデックスファンドとしては国内第3位のコストの安さであり、信託報酬0.195%は大いに評価できます。

りそな銀行などのつみたてNISAだけではなく、主要ネット証券の通常の証券口座でも購入できる点も高評価です。

なお、「つみたて」と名称が付いたファンドですが、三菱UFJ国際投信が展開するつみたてシリーズの投資信託とは別ファンドになりますので、少々紛らわしいです。

(2018年5月16日追加)


 


つみたてバランスファンドの基本的情報

このファンドの基本情報

購入単位:証券会社により異なりますが、楽天証券SBI証券では100円より購入可能。
信託報酬年率0.195%(税抜)
信託財産留保額:なし
決算:年1回(7月25日)
償還日:無期限
運用会社:りそなアセットマネジメント株式会社
為替ヘッジ:なし


このファンドのポートフォリオなど

資産の基本組み入れ比率と、2018年3月30日時点での実際の資産配分比率です。マザーファンドに、ファミリーファンド方式で投資するファンドになります。資産配分の特徴は後述。

つみたてバランスファンドの資産配分比率
投資対象 マザーファンドのベンチマーク  基本組入比率
国内株式 東証株価指数(TOPIX) 30%
先進国株式 MSCI コクサイ インデックス 20%
新興国株式 MSCI エマージング・マーケット・インデックス 5%
国内債券 NOMURA-BPI総合 20%
先進国債券 FTSE世界国債インデックス(除く日本) 5%
新興国債券 JPモルガン・GBI-EMグローバル・ディバーシファ イド 5%
国内リート 東証REIT指数(配当込み) 10%
先進国リート S&P先進国REITインデックス(除く日本)(配当込み) 5%


つみたてバランスファンド、管理人の感想と評価は?

日本で3番目にコストの安いバランス型インデックスファンド

まず注目すべきは信託報酬の安さです。当サイトでご紹介する中では3番目の低コストとなり、以下の2つに次ぐレベルである事は投資家にとってメリット大であり、高く評価できます。

eMAXIS Slim 全世界株式(3地域均等型)(0.142%)
eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)(0.16%)


eMAXIS Slim 全世界株式(3地域均等型)は株式だけのファンドであり、債券も含む「バランスファンドらしい」バランスファンドとしては、eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)と本ファンドが「いい勝負」になるかと思います。


やや日本への投資比率が高いのが特徴

つみたてバランスファンドは、上述したeMAXIS Slim バランス(8資産均等型)の資産配分比率と比較してチェックすると、特徴が見えてきます。まず、日本への投資比率が60%と高くなっており、ややホームカントリーバイアスが強いように見えます。

投資対象 つみたてバランスファンド eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)
日本 60% 37.5%
先進国 30% 37.5%
新興国 10% 25%


債券クラスへの投資割合は30%で、バランスファンドとしてはやや低めです。このうち日本債券へは20%の投資比率であり、割合多めに配分しているために、上記でホームカントリーバイアスが強いように感じるのでしょう。

投資対象 つみたてバランスファンド eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)
株式 55% 37.5%
債券 30% 37.5%
リート 15% 25%


為替リスクは、40%の資産にあります。日本への投資比率が60%ですから、こうなりますね。8資産均等型とは、中身がだいぶ異なってくるのが意外と驚きです。

投資対象 つみたてバランスファンド eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)
日本円 60% 37.5%
外貨(為替リスク) 40% 62.5%


全体として、バランスファンドとしてはややリスクが高めに設定されている印象です。つみたてNISAが前提ですから、投資期間を20年間とした場合、株式が多めの資産配分になる事は理に適っているとは思います。

ただし、投資が不慣れな人にとっては少々価格変動が大きくなりすぎる可能性がありますので、そこが気になるのであれば、別途国内債券ファンドを並行して積み立てて、リスクを下げてやる必要があるかもしれません。



8資産均等型とのリターンの比較

8資産均等型と本ファンドとはベンチマークが異なりますから、比較と言っても値動きの傾向を見るという意味合いになります。リターンが良いほうが優れているという意味ではありませんので、注意してください。

つみたてバランスファンドと8資産均等型バランスファンドとのリターン比較


まだつみたてバランスファンドの運用期間が短いので何とも言えませんので、今後長期的に値動きの傾向を見て、それと共にリスク(標準偏差)の傾向も見て、リスク・リターン特性をチェックしていきたいと思います。

バランスファンドを選ぶ場合は、どのファンドが良いとか悪いとか、そのような見方をするのではなくて、資産配分比率がご自身に合うか合わないかで決めるようにして下さい。

つみたてバランスファンドがご自分のアセットアロケーションに比較的合うなとお考えの人にとっては、なかなか相応しいファンドになるかもしれません。


純資産総額があまりにも少なすぎる点だけは注意

もっと注目されて良いファンドなのに誰も見向きもせず、純資産総額が今のところたったの1億2000万円と(2018年3月末)、関係者が青ざめるようなレベルなのが気にかかる点です。

つみたてNISAは金融庁の肝入りの政策でもあるため、近々に本ファンドがどうにかなってしまう事は無いかもしれませんが、5年経っても純資産が増えなくて鳴かず飛ばずの状態であった場合には、繰り上げ償還されないとも言い切れませんので、手を出しにくいことは確かです。

主要販売先のりそな銀行グループではつみたてNISA専用ファンドとなっていて、個人投資家が購入する機会が少ないからだと思われます。りそな銀行でも通常販売される事を、強く望みます。(自社の利益が減るから、やる気ないでしょうが)



つみたてバランスファンドの購入先

つみたてバランスファンドをノーロードで購入できるのは、下記の証券会社です。

SBI証券楽天証券マネックス証券、りそな銀行、近畿大阪銀行、埼玉りそな銀行


証券口座選びに迷った場合は、 管理人神推しの証券口座のページ を参考にして下さい。
管理人的には、ポイント利用でコストを徹底的に削減する効果のある、SBI証券楽天証券の利用がベストだと思います。(どちらでもお好みのところを利用ください。)


 


★この記事が参考になりましたら、ブックマークもしくはシェアをお願いいたします

ページトップへ戻る